≪side 文≫
…任務の内容によると私は天星 社、風間 牙、山城 音の3人と一緒に霊夢さん達と闘わなくてはならない。
皮肉な事に味方である他の天狗と一緒に行動することによっていよいよ後戻りは出来なくなった。
ごめんなさい霊夢さん、魔理沙さん。
私にもっと力があれば平和的な解決が出来たのに…。
≪side out≫
≪side 霊夢≫
移動している私達の目の前に4人程天狗が現れ行く手を遮った。
3人の白狼天狗と……
「……文…。」
私達の友人である文だった。
「ごめんなさい霊夢さん…」
文がそう言った。
「?!?!文様?!どうして頭を下げるのですか?!奴らは敵です!情けは無用ですよ!」
1番若いであろう白狼天狗がそう言った。
「文…。私とあなたは敵よ。」
「ですが!!」
「さっき、あなたの後輩の…椛だっけ?彼女を倒したわ。致命傷をおってるかもしれないけどね。」
「「「「?!」」」」
その場にいた私以外の全員が驚いていた。
こう言えば文の覚悟は決まるだろう。
「外道が!!そこまでするか?!」
男の白狼天狗がそう言ってきた。どうやら彼も彼女に面識があったみたいだ。
「どうしてですか?!霊夢さん!あなたはそんな酷いことをする人では無いはずです!」
「そうだぜ霊夢!お前らしくもない。」
文の悲痛な叫びと魔理沙の言葉が私の心に刺さる。
やっぱり、文にとって大事な人だったんだな。
「だから文!あなたもそうなりたくなかったら退きなさい!」
「そんな!霊夢さん!」
彼女はそう言ったが3人の白狼天狗が構えた。
「そう言えば、妖怪の山には魔神が住んでるんですってね。事が終わったら説明して貰うわよ!」
私はそう言った。
「そ、そうなんですか?!私はそんなこと知りませんよ!」
文がそう言った。
彼女は大天狗な筈だ。もし知らないのであれば奴は妖怪の山で身分を偽っている可能性がある。
「ほう?魔神だと?最近幻想郷に現れているらしいな。貴様がどこまで情報を知っているか教えてもらおう。」
今まで1度も喋らなかった白狼天狗の女性がそう言った。
「へぇ、気になるんだ。銀色の狼とだけでも言っておこうかしら。」
「!」
私がそう言った時彼女は何故か動揺していた。
……彼女は白狼天狗の中でも優秀なのだろう。
十二分に有り得る。
「ひょっとしてあなたじゃないでしょうね?」
「何を言い出すかと思えば世迷言を。」
そう彼女は否定した。
「話は終わりだ。この妖怪の山から出ていってもらおう。」
そう言い、文以外の全員が襲いかかってきた。
≪side out≫
≪side 文≫
もう……もう!
やるしかない!!!
≪side out≫
≪side 椛≫
あれから私は持ち場を抜け出し隠れて天星先輩達の戦闘を見ていた。
私は雛のおかげで療養中ということになっている。
博麗の巫女…霊夢と呼ぼうか。彼女は天星先輩を私だと勘違いしているようだ。
………本当に申し訳ないな天星先輩。
「主様!」
突然私の背後から声がかかった。
「ダメ!」
ラティオが何かを言う前に私はそう言った。
「そんなぁ…」
「……すまないな…。」
「?!いえいえ!全ては主様の仰せのままに!」
そう言い彼女は消えた。
私が少し目を離している隙に戦闘に進展があったようだ。どうやら文様は腹を括ったようだ。
そして音がついていけなくなった。
それほどの戦いのようだ。
ん?
……………まじかよ。
≪side out≫
≪side 霊夢≫
あと少しで1人倒せそうだ。
そう思った次の瞬間!
「魔理沙、避けて!」
無数の弾幕が私と魔理沙目掛けて襲ってきた。
私と魔理沙は避けた。
弾幕が飛んできた方向を見てみると、先程の風祝と神が二柱いた。
「お前が博麗の巫女か?どうも!私が洩矢 諏訪子だ。」
小さい方の神がそう言った。
「そして私が八坂 神奈子だ。早速だがお前に消えてもらう。」
くっ!!数が多すぎる上にこいつらは格が違う!
「何故ですか?!約束が違うではありませんか?!まだ我々は負けていないですよ!?」
文が彼女達にそう言った。
「気が変わったんだよ。どうせなら一緒に闘おうぜ!そこの隠れているお前もな!」
彼女は下を見ながらそう言った。まさかまだ増援がいるって言うの?!
「お前さっきから高見の見物しかしてないけど何者だ?こいつらの闘いに文句があるならはっきりと言えよ!」
彼女がそう言った時下の木の影から見覚えのある顔が見えた。
「い、犬走椛?!何故あなたがここに居るのですか?!あなたのような位の低いものはもっと前に配属されるはずです!まさか?!逃げてきたのですか?!」
いや?!その前に私の弾幕を食らって何故無傷なの?!
彼女はゆっくりとこちらへ飛んできてこう言った。
「天星先輩、緊急事態です!」
私達所か、神達も無視して白狼天狗の女性に声を掛けた。
「おいおい、無視するなよ。」
洩矢諏訪子がそう言った。
次の瞬間…
彼女、犬走椛から
とんでもない威圧力を感じた。
この威圧感は感じたことがある…
「な、なんのつもりだ?!」
白狼天狗の女性、もとい天星が彼女を問い詰めた。
こいつだったのね!
でもなんでこのタイミングで?!
「も、椛?!」
文はとても驚いている様子だった。
「天星先輩、これは犬走 椛ではなくヴァナルガンドとしての命令です。どうやら
「仲間を救いますよ!」
そう天星に言った。
「了解した。主殿!」
そして、天星は返事したと同時に手に何か本の様な物を出現させた。
『さまよう かぜの うずよ ばんぶつ を のみこみ ひとつに つどえ』
「な、なんて高度な魔術なんだぜ?!」
魔理沙が驚く。
「お、お前は何者だ?!」
八坂神奈子が彼女に聞く。
「話は後です。今は闘いに備えて下さい。」
「た、戦いって軍隊でも来んのか?どこから?」
そう魔理沙が彼女に聞く。すると彼女は人差し指を立てた。
「正解。空からヤバい軍隊が降って来るぞ。」
私達は空を見上げた。
そこには…
空を埋め尽くさんとばかりに…
何かの大群がこちらに向かってきていた。
≪side out≫
自身がありませんがよろしくお願いします。
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