東方魔天狼   作:タバスコ星

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新章開幕
オリジナルの異変です。


六章.星怨異変
44.星怨異変①


<香霖堂にて>

 

≪side 魔理沙≫

 

「邪魔するぜー。こーりん」

 

私は世話になったこーりんこと森近霖之助の店、香霖堂に来ていた。

 

理由は、彼が無縁塚から持ってくる物が気になったからだ。

 

「今度は金払って行けよ。」

彼が私に忠告する。

 

……色々な物があるな。

 

…時計、変な形の置物、木彫りのフクロウなどなど

 

一貫性の無いものばかりだ。

 

「…ガラクタしかないじゃねぇか…」

 

私は気を落とす。

 

「おい、商品をガラクタ呼ばわりするな。」

 

こーりんがなんか言ってきたが、まあ無視しよう。

 

ん?これは……

 

私の目の間には奇妙な円盤が置いてあった。

 

それには針が5つあり、円盤には輪っかが円盤の中心に向かってどんどん小さくなるように埋め込まれていた。

それぞれの輪っかには様々な色の宝石が不規則に着いておりそれが色とりどりに輝いていた。

 

時計か?にしては針が多すぎる。

 

私はその円盤に触れてみた。

 

ん?針を回しているとあることに気づいた。

 

それぞれの輪っかは完全に繋がって居ない所がある。

 

そこに針を回して合わせると。

 

カチッ

 

何かカラクリが反応似たようで

 

1番中心に近く小さな輪っかが縦に回転し円盤と垂直になった。

 

なんだこれ?よく見るとその輪っかには何も干渉していないようだ。

 

つまり浮いてる?

 

妖力は感じないが……

 

「これどこで見つけた?」

 

「ああ、無縁塚で拾ったんだが針が錆び付いてるのか全く動かないんだ。」

 

???

 

「簡単に動かせたけど……」

 

「そんなはずは……ちょっと貸してくれ。」

 

私はその円盤をこーりんに渡す。

 

しかし彼がどれだけ力を込めても針はピクリとも動かなかった。

 

「……おかしいな…。」

 

「なあ!こーりん!」

 

「どうせくれとか言うんだろ?」

 

流石に予想されてた。

 

「いいだろ?代わりに魔法薬の材料取って来てやっからよ!」

 

「………仕方ない…持ってけ泥棒。」

 

「へへっ、ありがとう。」

 

帰ったらこれを研究しよう!

 

≪side out≫

 

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<外の世界にて>

 

≪side 紫≫

 

ビル群が並ぶ都会、時々私は外の世界のカフェに来て一時を過ごしている。

 

今日もいつもと同じくくつろいでいた。

 

幻想郷の外の妖怪達はあまり強くない。でも時々強い奴らが現れる。その時私は彼らを幻想郷に招き入れている。

 

そう、これはそのための偵察。決してサボってるわけじゃあないわよ。ただの休憩時間。

 

…………魔神とその他の他種族に着いても調べたけどあまり情報は得られなかった。

 

帰りましょうか。

 

私はカフェを出て適当な場所にたどり着き隙間を開いた。

 

「わぁー!遅刻遅刻!…ってわああああ!!!!」

 

私が隙間に入ったあと金髪の女子高生が隙間になだれ込んできた。

 

空中に隙間ができたから女子高生はそのまま落ちて行った。

 

「?ここどこ?」

 

………

 

しまった。

 

「はあ……まあいいか。ちょっとあなた!そのまま進めば大通に出るからそのまままっすぐ行くと神社があるわ。そこの巫女に話しかけなさい!」

 

あとは霊夢が何とかしてくれるはず……

 

「……分かりましたー!」

 

元気いっぱい彼女は答えた。

 

「あと、森の中には入らないで……ってもう居ない。」

 

≪side out≫

 

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≪side ???≫

 

変なおばさんにまっすぐ行くように言われたけど……

 

ちょっと寄り道していこ!

 

こんな非日常滅多に味わえないしね!

 

私は森の中へ入っていった。

 

「さあ!未知の世界を求めて!」

 

私は森の中を突き進んで行った。

 

 

「ケケケッ!なんか小娘が道に迷ってるみたいだぜ!」

 

「食っちまおうや!」

 

人喰い妖怪が彼女の後ろから迫る。……そして…

 

≪side out≫

 

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<博麗神社にて>

 

≪side 霊夢≫

 

私はお茶をすすっていた。

 

今日は珍しく誰も来ていない。まあその方がいいけど………

 

そんな私の一時を邪魔する人がいた。

 

「霊夢〜。」

 

紫だ?

 

「何?」

 

「あなたと同じくらいの女の子来てない?髪は金髪で……」

 

誰のことだろう?

 

「知らないわ。誰のこと?」

 

「ちょっと外の世界から間違って連れてきちゃった!」

 

「ちょっと?!」

 

大丈夫なんでしょうね?!

 

「探してくるわ!」

 

私が立ち上がったその時、

 

「れ、霊夢!助けくれなのか!」

 

ルーミアが泣きついてきた。

 

「なんか変な人が剣を振り回して近づいて来る妖怪をバッサバッサと切りつけているのかー!最初は襲ってきた人喰い妖怪を相手してたんだけど、どんどんその仲間が集まってきて収集がつかなくなったのかー。」

 

「案内して!」

 

私と紫はルーミアの案内に従って飛んで行った。

 

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「に、人間如きが!舐めるなよ!!」

 

「んーまだ来るの?」

 

人喰い妖怪達と対峙している彼女の後ろには無数の妖怪達の死体で出来た山があった。

 

「襲って来なけりゃもう攻撃しないけど……まだ続ける?」

 

彼女は輝く剣を振り回して人喰い妖怪の群れに近づいて行った。

 

「待ちなさい!」

 

「ん?だれ?あ!あの時のおばさんもいる!」

 

「誰がおばさんよ!!!!」

 

「今はやめて紫!」

 

私は彼女の前に立ちはだかった。

 

「流石にやり過ぎだと思うわ。」

 

「んーーー?私もここまでやりたくなかったんだけどねー。執拗いから仕方なくってかんじー?」

 

嘘だ……あの目は戦いを楽しんでいる目だ。

 

「あ!もしかしてお姉さん、私が一方的に攻撃したと思ってる?」

 

「いえ、思ってないわ。ただもうやめて欲しいだけよ。あんた達も早くどこかへ行きなさい。」

 

私の声に人喰い妖怪達が散り散りにどこかへ逃げていく。

 

「……気が変わった。お姉さん!私と戦ってよ!殺しはしないけど大怪我するかもだけど……でも、命さえあれば何とでもなるよね?」

 

そう言い彼女は距離を詰めた!

 

は、早すぎる!

 

避けても一太刀浴びてしまう!

 

私が反撃に出ようとしたその時!

 

バチィィィイ!!!!

 

赤色の雷が私と彼女の間に落ちて来た。

 

「霊夢さん、お嬢様からお届け物です。」

 

目の前には紅魔館に住んでいる小悪魔が右手で私に布で包まれた箱をわたし、左手で彼女の斬撃を剣で受け止めていた。

 

「何やらややこしい事になっているようですね?」

 

≪side out≫

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