東方魔天狼   作:タバスコ星

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47.星怨異変④

<妖怪の山にて>

 

≪side 椛≫

 

「………」

 

私は『星の管理者 』と一定の距離を保ち睨み合っていた。

 

「犬走椛……」

 

最悪のタイミングで音が戻ってきた。

 

「来るな!!」

 

私が一瞬彼女から目を離した時!!

 

 

 

星魚「グレガリアス・ピスケス(群れなす魚座)

 

 

彼女が腕から無数の魚の形をした光がこちらに向かってきた。

 

 

「な、何を?!」

 

私は音を抱えその場から飛び退いた。

 

 

私と音にはかなりの距離があったが奴の攻撃はそんな距離を虫する程、広範囲だった。

 

光の魚群達が当たった場所には大量の溝があった。

 

あれに当たると私はともかく音はバラバラに刻まれていただろう。

 

「何のつもりですか?!人間!!これは妖怪の山への宣戦布告と受け取りますよ!!」

 

音が奴に向かって言う。

 

「黙れ!!全ての悪の元凶である魔王に加担している貴様らなど私が滅ぼしてやる。」

 

……こいつ、こんなに話が通じないやつだったか?

 

「貴様も裁きを受けよ。」

 

やつが右手を突き出す。

 

まずい!!音を抱えながらじゃ戦えない!

 

「逃げて下さい!!!」

 

私は音にそう言い投げ飛ばした。

 

その瞬間私は奴のレーザーに吹き飛ばされた。

 

「ゲホッゲホッ!!!随分と威力が弱くなっているじゃないか……」

 

私はいくつもの木をなぎ倒しようやく止まることが出来た。

 

「それはこちらのセリフだ。この程度でその様とは……。まぁいい貴様には絶望を味わって貰おう。」

 

彼女は視線を逸らし腰を抜かした音に向けた。

 

「なんで、まだいるんですか!!」

 

私は彼女に怒鳴る。

 

「……うぐ?!…かは?!」

 

音が突然そんなうめき声を出し首を抑えたかと思うと宙に浮いた。

 

音にゆっくりと奴が近づく。

 

「おい!?そいつは関係ないだろ?!」

 

私の言葉を無視し彼女は何かを取り出した。

 

それは……見覚えのあるものだった。

 

「貴様!!!!!何故それを持っている!!!!!」

 

私は魔力を撒き散らしながら怒鳴った。

 

辺りから鳥が一斉に飛び立つ。

 

「神の裁きだ。」

 

彼女が手に持っていたのは、あの青い宝石だった。

 

彼女はそれを握ったかと思うと……

 

 

 

 

音の心臓の中に埋め込んだ。

 

 

 

貴様アアアアア!!!!

 

 

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<時は少し遡る:紅魔館にて>

 

≪side 小悪魔(バアル)≫

 

………この幻想郷に……五大厄災が……

 

頭が痛い。

 

それも、1番生命に対して被害を及ぼす上に何考えてるかわからないやつじゃないですか……

 

その上……アーサーの子孫まで幻想入りするなんて……

 

「バアル?どうしたの?」

 

パチュリー様が私に話しかけて来る。

 

「いえ…なんでもありません。」

 

私は笑顔でそう返した。

 

「……博麗神社で何かあったの?」

 

「少し昔の知り合い関係で……」

 

「知り合い?」

 

「まあまあ!そんなことはいいじゃないですか。」

 

私は何とか誤魔化そうとしていた。

 

「……そう…そろそろ魔理沙が入ってくるから今度こそ捕まえなさい。」

 

「はい………………?!」

 

私はとてつもない程の魔力を感じた。

 

「ん?射命丸文?珍しいわね…彼女が来るなんて…何か慌ててる?!」

 

どうやら射命丸さんが入って来たらしい。

 

「パチュリーさん!あと小悪魔さんでしたっけ?至急妖怪の山に来てください!」

 

「私達に何の関係があるのかしら?」

 

「そ、それは!……」

 

射命丸さんが言い留まる。

 

「パチュリー様……紅魔館付近に姉さんと思わしき魔力が急接近しています。……この速度は……瞬間移動です!」

 

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<紅魔館付近にて>

 

 

 

私は紅魔館ら飛び出した。

 

その目の前には

 

姉さんと天星さん

 

それと対峙する巨大な妖力で出来た鎧武者。

 

そして、

 

 

私の戦友が飛んでいた。

 

≪side out≫

 

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≪side フラン≫

 

ん?ヴァナルガンド姉様が来てる?!

 

私は飛び出そうとした。

 

でも……他にも誰か居るみたい…

 

誰だろう?

 

≪side out≫

 

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<博麗神社にて>

 

≪side 霊夢≫

 

このシャーロットって子どうしようかしら……

 

普通なら外の世界へと送るけど…

 

まだ何か大切な情報を持ってるかもしれない。

 

………なんで私ばかりこんな目に……

 

「……霊夢お姉さん。」

 

「今度は何?」

 

「ちょっと行ってくる!」

 

「はいはい。行ってらっしゃ………ってちょっと待ちなさい!え?!もう居ない?!待ちなさい!!」

 

私は彼女を追いかけて行った。

 

≪side out≫

 

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<太陽の花畑にて>

 

≪side チルノ≫

 

「…………」

 

「あら?チルノどうしたのかしら?」

 

「ごめん!幽香!ちょっと用事が出来た!」

 

私は彼女にそう言った。

 

「え?!急にどうしたのチルノちゃん。」

 

大妖精ことティターニアが私に聞いてきた。

 

「大ちゃん一緒に来て!」

 

私は大ちゃんを引っ張って行った。

 

「どうしたんだろ?」

 

1人残された幽香は首を傾げることしか出来なかった。

 

「あ、クッキー残してる……ラッキー!」

 

≪side out≫

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