東方魔天狼   作:タバスコ星

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48.星怨異変⑤

<紅魔館 近辺にて>

≪side 椛≫

 

「椛の指示通りにここへ飛ばしたぞ!!」

 

途中で合流した天星先輩は驚きながらもしっかりと私のお願いを聞いてくれた。

 

「ありがとうございます。私が2人を食い止めますのでバアルに状況説明を!!」

 

私は迫り来る朧富士の刃を受け止めながら弾幕を撃ち落とした。

 

≪side out≫

 

 

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<紅魔館内部のある部屋にて>

 

≪side フラン≫

 

さっきの爆発音がしてから妖精メイド達がパニックになり始めた。

 

私はお姉様を見つけた。

 

「お姉様!」

 

「フラン!」

 

「何が起きたの?」

 

「まだ分からないけど大丈夫よ!」

 

お姉様は必死に私を安心させようとしていた。

 

「外にヴァ………銀色の狼のお姉様が何かと戦ってるの!私も行かなくちゃ!」

 

私はそう言い飛び出した。

 

「ちょっと待って!!フラン!!」

 

≪side out≫

 

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≪side 霊夢≫

 

「ちょっと!待ちなさい!」

 

私がシャーロットを追いかけると彼女は紅魔館の方向へ向いた。

 

「……やっぱり…嫌な予感が当たった。」

 

彼女はまっすぐとある場所へ視線を向けていた。

 

そこでは熾烈な戦いをするヴァナルガンドと山城 音

 

そして

 

 

魔理沙がいた。

 

≪side out≫

 

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≪side 社≫

 

私は一通り今の状況を3人に説明し終えた。

 

「……何事?!」

 

博麗の巫女と謎の剣を持った少女、そして恐らく屋敷に住んでいる金髪の吸血鬼まで来た。

 

またもう一度説明しないと行けないのか……

 

「端的に言うと魔理沙と音は操られているって言うことよ。ついでに言うと操ってるのはバアルの知り合いみたい。」

 

魔女がそう言った。

 

「私達も助けに行かなきゃ!!」

 

吸血鬼フランドールがそう言った。

 

「……ねぇ、あんた!魔理沙の事を操ってる奴の弱点を言いなさい!」

 

「……………」

 

「バアル…………っ!?!」

 

さっきまで黙っていたバアルから突然魔力が溢れだしてきた。

 

バチ…バチバチ!

 

赤い稲妻のようなエネルギーが辺りにほとばしる。

 

「……ねぇ…あの朧富士とか言うんでしたっけ?本体に当てなければ大丈夫ですよね?」

 

「ああ、そうだが…」

 

そう聞く彼女の体には漆黒の瘴気が額に紋様を浮かべていた。

 

額だけではなく羽からも無数の棘のように瘴気が突き出ていた。

 

≪side out≫

 

≪side パチュリー≫

 

「ば、 バアル?」

 

私はかろうじて彼女に話しかけた。

 

彼女から放たれ殺気、魔力、気配全てが私達の足をすくめた。

 

それに、いつもはヘラヘラ笑っている彼女が怖い顔をしていた。

 

間違いなく怒っている。

 

 

ゴゴゴゴゴ

 

地震でも怒っているかのように全てのものが揺れている。

 

次の瞬間、彼女が翼を大きく広げたかと思うと私達は衝撃波によって前が見えなくなった。

 

≪side out≫

 

≪side 椛≫

 

クソッ!!

 

魔理沙と音、どちらも傷つける訳には行かない!

 

「天星先輩!奴を引き剥がせませんか?!」

 

私は問う。

 

「出来なくはないが魔理沙や音に後遺症が残る!」

 

「却下です!!」

 

音の斬撃を私が受け止め、向かってきた弾幕を天星先輩が逸らした。

 

「地獄に落ちろ!!」

 

魔理沙が私に怒鳴る。

 

次の瞬間、音が驚異的な速度で吹き飛ばされていく。

 

地面に大きなクレーターが出来る。

 

仰向けに倒れている朧富士の上にはバアルが立っていた。

 

いや、踏みつけていた。

 

あの体格差でもそう見えざるを得なかった。

 

ギシギシと音を立て朧富士が立ち上がろうとする。

 

雷速針

 

目にも止まらぬ速さで赤色の電撃で出来た槍が朧富士に打ち込まれていく。

 

しかし効果が内容に見えた。

 

それでも立ち上がろうとする朧富士

 

「…まだだ…」

 

彼女が足を上げると同時に全ての槍が更に放電する。

 

そして彼女が足を振り下ろした時全ての槍が光を超える速さで朧富士に打ち込まれていく。

 

それだけでは無い撃ち込まれた槍は破裂し更に放電する。

 

「おいおいおいおい!!!音は大丈夫なのか?!?!?」

 

私は慌てて聞く。

 

「大丈夫ですよ。ただ数日は目覚めないかもしれませんが…」

 

そう言い彼女は煙を上げて倒れる音に触れた。

 

……良かった…生きてる。殺したかと思った……

 

「おい!聞こえたぞ!!」

 

「な、何をですか?!べ、別に威力を間違えた訳じゃありませんからね!!」

 

すまない音。今度何か奢ってやるから。

 

「……さて…」

 

そう言い彼女は威圧感を撒き散らしながら魔理沙の方を向いた。

 

「分かっているだろうな……アトラス!!!」

 

……今日は大嵐が来るぞ。

 

≪side out≫

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