東方魔天狼   作:タバスコ星

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49.星怨異変⑥

≪side バアル≫

 

「邪魔をするな、迅雷の魔神。」

 

……本当に話が通じない。

 

「情けないな……あなた程の人が安易に暗示にかけられるなんて……」

 

「全ては悪の権化、魔王を討伐する為だ!!」

 

………つ!!!!

 

「対戦は終わった!!!!!!いつまで囚われ続けるつもりだ!!!!!」

 

私はいてもたってもいられず思わず怒鳴る。

 

こいつだけだ。こいつだけあの時から何も変わっていない。

 

変わろうとしていない。

 

「黙れ!!」

 

彼女はそう言い返し弾幕をはる。

 

「クソッ!あの威力はまずい!!」

 

そう言い姉さんは攻撃をしようとする。

 

そんな彼女を私は止めた。

 

「……なんのつもりだ?」

 

「あいつは私達の仲間です。彼女がずっと悪夢の中に囚われ続けているのは私達のせいです。私達が納得の出来る理由を説明しなかった……いや、出来なかったからです。だから、どうか……私に止めさせてください。」

 

弾幕が迫ってくる。

 

「……何を言っている…本当に悪いのは私だぞ…でもお前がやりたいなら……仲間を救ってやれ!!」

 

よし!!

 

私は弾幕に向かい雷撃を放った。

 

空に無数の爆発が起こる。

 

本番はこれからだ!!!

 

≪side out≫

 

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≪side 霊夢≫

 

衝撃波とともにバアルが飛んで行ったかと思うとすぐさま戦闘が始まった。

 

次元が違い過ぎる!!

 

彼女が対峙しているのは魔理沙だ!

 

私の友人だ!

 

「霊夢……。」

 

フランが手を握ってくる。

 

「私も同じ気持ちだよ。自分が心底無力だと思うよね?」

 

どうやら彼女もまだ私と同じようだ。

 

………何か…何か手はないか?!

 

あ!!

 

 

一か八かだが……あれをやれば何とか……

 

「少し離れて…」

 

「霊夢?」

 

「神降ろしをする。」

 

神を降ろせば何とかなるかもしれない。

 

リスクはある。

 

どんな奴が来るのかも分からない。それに勝てるかも分からない。

 

私は座禅を組み精神統一をする。

 

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<霊夢の深層心理にて>

 

私は目を開ける。

 

昔、修行の時に習ったけど上手くいって良かった。

 

私は目の前に見える人影を見つけた。

 

「貴方が来てくれたの?」

 

「…………」

 

「もしかして知らないかも知れないけど実は世界は……」

 

「知ってる。」

 

その神は言う。

 

「な?!」

 

「ついでに言うとあんたらの現状も分かっている。バアルが戦ってるんだろ?」

 

「知り合いなの?!」

 

「ただの腐れ縁だよ。同じ雷属性だからな。」

 

「名前は何?」

 

私は聞く。

 

「後でアイツに聞け。」

 

辺りが輝き出しどんどん眩しくなる。

 

「なぁ、私に会うのは今回が最初で最後かもしれないから言っておくわ。くれぐれも魔神を憑依させようと思うなよ。」

 

「なんで?」

 

「あんたの体質に合わない。どうなるかも分からないからな。」

 

そう彼女は行った。

 

そして………

 

≪side out≫

 

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≪side バアル≫

 

……やっぱり、あの体を使っているからろくな攻撃が出来ない。

 

どうしよう……

 

思い悩んでいる私の前に博麗の巫女が現れた。

 

見覚えのある雷を纏って。

 

「これで私もあんたらの足でまといにならずに済むわ!!」

 

彼女は左手の()を振り回しながらそう言う。

 

「どいてください!あいつは私の仲間です!」

 

「その前に私の親友の体を乗っ取ってるでしょうが!!!私が引き剥がすわ!」

 

そう言い彼女は雷を撒き散らしながら魔理沙へと向かって行った。

 

≪side out≫

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