<宴会の席にて>
≪side 霊夢≫
異変も解決し私達も宴会を開くことが出来た。
宴会には魔理沙や文、椛、妖精達や紅魔組が来ていた。
他にも萃香や関係のないリグルやミスティアまで来てるけど…
「なぁ……霊夢。」
魔理沙が近づいて来た。
「なに?」
「迷惑かけてすまなかった!」
珍しく謝ってきた。
「別にあんたが悪いわけじゃないし……所で何か後遺症とかない?」
「え?…いや別に特には……あ!」
何かを思いついたように彼女は言った。
「なんか新しい魔法が使えるようになったぜ!アトラスに乗っ取られた時に彼女の星の魔術の知識が流れ込んで来たんだよ!これでお前にも迷惑かけずに済むな!」
「………次は私があなたに追いつかないと行けない番ね。」
「え?なんて?」
「何も。魔理沙が無事ならそれでいいわ。」
私はそう言って…………
「え?!そんなに私の事を心配してくれるのか?!ありがとう!!!」
しまった!
魔理沙が抱き着いて来ようとしている。
「ちょっとちょっと!!霊夢姉さんは私のなんだから!」
後ろからシャーロットが抱き着いて来る。
「ちょ?!あんたら暑苦しい!!」
私が2人を引き剥がそうとすると……
「霊夢さん!」
バアルが私に話しかけてきた。
「そうだ!あんたにも聞きたいことがあった!」
あの神のことだ。
「彼女のことでしょ?名前はトールと言います。私と同じ雷を使います。」
「そう、どういう関係だったの?」
私は聞く。
「向こうはどう思ってるか知りませんが私は友人だと思ってます。」
へぇ……
「また会えるかしら?」
「…私も何処にいるか知りませんから……。」
所で…
「こいつら引き剥がすの手伝って!」
「えー!仕方ないですね…そらよっと!」
バチバチと音がなったかと思うと。
「「うわぁー!!」」
2人ともパタリと倒れてしまった。
「し、痺れる。」
「体が動かない……」
「……ありがとう。」
「どういたしまして。」
さてと……
「話を聞きに行くわよ。」
≪side out≫
≪side 椛≫
やばい、帰るに帰れなくなってしまった。
…そんなことより。
「山城様、お体は大丈夫ですか?」
「ふん!別になんともありません!」
「……どうやったんですか先輩?」
私は天星先輩に聞く。
「椛、エルマ殿はやっぱり天才だ!」
ああ、なるほど。
「所で……文様?少し離れてくれませんか?」
私はさっきから私を抱き抱えている文さんに言った。
「やだ。」
子供か!
「ヴァナルガンドさん?」
八雲紫が私の前に座った。
「……犬走椛でいいですよ。」
「そう…もうそろそろいい加減に話してくれないかしら?」
……ここまで被害が出たんだ。隠す訳にはいかない。
「大方の話はわかってますか?」
「ええ、あなたが操られていた事も操った本人があなたを付け狙っていることもね。」
「そういうことです。」
「ねえ…まだ何かを隠してない?」
「いいえ……別に。」
私と紫が静かに見つめ合う。
あまりの緊張感と威圧感に音が震えている。
「はあ……やめだやめだ。わかりました。」
「ふふ、ありがとう。さあ!言ってご覧なさい。」
「操られてた部下によるとあの女神の標的が私と幻想郷になりました。」
「え?!なんで?!」
私の言葉に紫は取り乱していた。
「さあ?分からないし分かりたくもないです。ただ私の部下に話しかけてたらしいです。ついでにアトラスにも。」
「……どうしよう。」
「………本当にごめんなさい…私のせいで。」
やはり私は不幸しか生み出せないのか……
「まぁまぁ!可哀想に。」
そんな声が私の右からした。
そこにはフードを被った少女が正座をして私たちの話を聞いていた。
「?!?!」
「何者だ?」
……変だ。ここにいる私らしか気づいて居ないようだ。
「そんなに慌てないでください。今日は私も宴会に参加しに来たんですよ。」
そう言い彼女はお酒をついだ。
「んー!美味しい!」
「何が目的だ!」
「私の目的はあなたの観察ですよー」
「貴様……やはりあいつの手下か?」
私がそう言うと彼女は立ち上がった。
先輩が術式を展開する。
「ちょっとちょっと!ダメですよ宴会の席で乱暴しちゃ。」
「貴方をまじかで見ることが出来たし私は満足です。」
おかしい、こんな堂々と私の前に現れるなんて……
「あ!ちなみに私に観察をお願いしたのはネロ様です。それじゃあ!愛してますよ!ヴァナルガンド。」
そう言いどこかへ去ってしまった。
「ネロ……例の女神の事かしら?ねえどうなの椛?」
…………
「………ちょっとまて!」
私は彼女を追いかけようとしたがもうどこにもいなかった。
「やっぱり例の女神なのね?!」
「違う。」
「なら誰なんだ?」
天星先輩が聞く。
「二つ名は女帝……私の……育ての母親です。」
「え?!あれは椛のお母さんの使者だったんですか?!」
文様が驚いた様子で私に聞く。
「そうみたいなんですけど……さっきの彼女は何者か分かりません。魔力を全く感じませんでしたし。」
ん?魔力を全く感じなかった?
「おーい。」
リグルが私たちに声をかけてくる。
「?!彼女が例の?」
「ええ、そうです。」
紫が私に小声で聞いた。
「どうしたんだ?」
「いやーなんか懐かしい奴が来てたみたいなんだよ。」
え?
「ええっと、確かアンタらが………そうだ!
………
「八雲様」
「な、なに?」
「さっきの人、見つけても絶っったいに刺激しないでください。万が一怒らせでもしたら。この幻想郷は終わります。」
幻想郷どころか世界が終わる。
「もしかして、彼女も五大厄災?!」
だがまだ疑問が残る。
「なんでうちの母親の言いなりになってるんだ?」
「あれ?あなた知らないの?」
「何が?」
「彼女はあなたの実のお母さんだよ?」
≪side out≫
はい今回の章は終わりです。
次はどうしよう。