«side 椛»
私はパルスィの言った通りの道を辿っていた。
本当に鬼が出てこない。
私が安心していたその時…
「なんだぁ?てめぇは?おい!相棒!こんな所に白狼天狗がいるぜ!!」
「まじかよ?!おもしれぇ!」
うーわ……。
明らかに柄の悪そうな妖怪に出くわしてしまった。
そいつらはよく似た見た目だが、片方は腕が長く片方は脚が長かった。
そして何故か脚の長い方が腕の長いやつを肩車している。
………話には聞いたことがある。
手長足長だな…
いや!人を見た目で判断してはいけない!
今のところ地底の住人は親切な人ばかりだ。
もしかしたら彼らも「おい!こいつを路地裏に連れ込もうぜ!」
ダメでした……。
「あの〜、見逃して貰えないでしょうか?」
私が話しかけると……
「黙れ!白狼天狗ごときが俺たちに指図するな!」
ええ?!絡んで来といてそれかよ?!
仕方ない……。
偽罪「
私はプーカを5匹ほど召喚した。
「な、なんだそいつらは?!」
そんな事を言ってたがお構い無しだ!
私は2人へと突っ込んだ。
私だけではない。召喚したプーカも私と共に2人へと向かった。
「な、なんなんだお前?!」
敵まで後3mのところで私は足を止めた。
しかし、プーカ達は止まらない。
2人へ噛み付こうとした時、突然プーカ達が弾け当たりは霧に包まれた。
まぁ、やったのは私なんだけどね。
「くそ!前が見えねぇ!」
うん、目くらましとしてよく使える。
さぁ、今のうちに隠れよう。
«side out»
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
«side 朧»
俺は引き続き犬走椛を追跡していた。
すると突然やつの目の前に手長足長が現れた。
どうやら奴を襲うようだ。
俺が手を加えずとも奴の戦闘が見られるかもしれない。
すると、突然犬走椛の近くから謎の狼達が出現した。
なんだ?!奴の登録している能力は千里眼のみだったはず。
まだ魔神と確定した訳ではないが……。
何か隠していることは確かだ。
しかし、あの程度がやつの全力ならば俺なら直ぐに始末できる。
それに、能力の秘匿は妖怪の山では大罪だ。
殺されても文句は言えない。
?!どうやら奴が動いたようだ!
狼達を引き連れ真っ直ぐ手長足長へ走って行った。
そして手長足長の直前で止まったかと思うと、狼達が炸裂し当たりは白煙で包まれた。
しまった?!俺としたことが!!目くらましか?!
俺は辛うじて奴を追うことができた。
まだだ、まだ奴は全力を出していない。
引き続き監視の必要がある。
«side out»
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
«side 霊夢»
な、なかなか手強かったわ……。
私達はようやくパルスィを倒すことが出来た。
当の本人は…
「きゅう……。」
橋にもたれかかりながら伸びていた。
「ちょっと!起きなさい!」
私はパルスィを揺さぶってみたが反応が無い。
どうしたものかと悩んでいると……
奥に見える大きな屋敷から旧地獄には有り得ない筈の気配を感じた。
「どうしたの霊夢?魔理沙まで…」
アリスと文、萃香は気づいていないらしい。
「何故かは分からないけど…あの屋敷から
「それってまさか?!」
「いや……神としては産まれたばかりらしい。もとは妖怪だったのか妖力を感じる。」
私の代わりに答えたのは魔理沙だった。
「でも産まれたてでも神よ。一筋縄では行かないわ。気を引き締めて行こう。」
でもなんで急にその神とやらは妖力を上げたのだろう?
«side out»
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
«side 椛»
手長足長から逃げた私は遠くにある屋敷を眺めていた。
屋敷から神の気配がする……
そしてもう1つ懐かしい気配がする。
………使徒だ。
だとすると
直接行って確かめないとな。
«side out»