まちカドまぞく/吉田良子攻略RTA/潜在魔族持ち一般人チャート 作:FEP25
ありがとうございます(KMR)。
きらファンに実装された雛祭り良ちゃんが可愛すぎて記憶が吹き飛んだので初投稿です。
優子と俺が魔族になってから3日目の朝、日課のお菓子作りを行いながら考えに耽る。魔族になってから、魔法少女と出会って優子が戦うのを見守ったりと濃密な日々を過ごしている。
魔法少女は千代田桃さんと言い、意外と普通の女子高生だった。ただ、とんでもなく物理的に強いようで、なまじ魔族として覚醒した今では勝てないことがよりはっきりと分かってしまう。また、口数は少ないが悪い人ではなさそうというのが今の印象だ。
まぁ、初対面でも優子を助けてくれたし、昨日も割と暴走気味だった優子に厳しい対応は見せずに上手く流してくれたから穏健派の魔法少女なのだろう。
「お、今日のはいつもより美味しく仕上がったな。」
出来上がったバームクーヘンの味見をしながら、今日も優子が元気に過ごせることを祈る。
<シャミ子視点>
紅葉君が持ってきたバームクーヘンを昼休みに頬張っていると、例の魔法少女千代田桃が教室を訪ねてきた。私が「貴様何をしにきたー!」と巨大三角定規と分度器を持って戦闘態勢に入るが桃色魔法少女には戦闘の意思がなさそうだ。
しかし、しれっと、背後に回り込まれました。油断も隙も無い!
「こんにちは、千代田さん。千代田さんも良かったら食べる?」
「って、なんで紅葉君は敵にお菓子をあげてるんですか!敵にあげるぐらいなら私に…じゃなくて!寝返ったんですか!」
なんでかは分からないですが今日のお菓子は、特に美味しいのでもっと食べたい!いや、違います!大事な幼馴染が敵の手に落ちるのを見過ごすわけにはいかないのです!
「え?あー……、ほら、献血するとお菓子が貰えるのは知ってる?」
へー、私は行ったことないので知りませんでした。はっ!ということは、献血する=お菓子貰えるということは紅葉君のお菓子で桃色魔法少女の血液を入れ食い状態にできるのでは!
「ブラッドオアトリート!」
「それだとお菓子を貰ったからって血液あげなきゃいけないことにはならなくない?」
「優子、それだと血液かお菓子か選べてしまうぞ。うん、知ってはいたがもう少し勉強量を増やそうか。」
2人から総ツッコミを受けて、なぜか筋トレ以外のノルマが増えてしまいました……。ぐぬぅ、げせぬ。
「まぁ、冗談はさておいて、これは純粋に千代田さんからの感想が欲しくてね。クラスメイトの意見は普段からよく聞いてるから。そろそろ新しい人からの意見を貰いたくて。」
紅葉君のお菓子が美味しいのはクラスの女子全員が知るところです。おかげで結構壮絶な取り合いになるときもあります。まさか、桃色魔法少女をお菓子漬けにして取り合いに巻き込みどさまぎで血液を!?
紅葉君!策士です!
では、魔法少女よ、そうやって紅葉君のお菓子にハマり、いつしか血液を献上し続けるがいい。ふっふっふ。……でも、私の取り分が少なくなるのも困りますね。やっぱり、別のプランを……。
「いただきます。ん?……これは、魔力?」
とか考えている間に食べてしまってます!?
お菓子を食べた魔法少女が何を言っているのかは小声で聞き取れませんが神妙な顔をしています。今日のバームクーヘンはオレンジの香りが出るような工夫がしてありました。私は好きでしたが、柑橘系のお菓子は人を選ぶので魔法少女的には苦手だったのかもしれませんね。
「もしかして、柑橘類は苦手だったか?」
「嫌いなら私に下さ…、代わりに私が食べてあげます。」
「え?いや、味に不満があるわけじゃなくて……うん、美味しいよ。ありがとう」
どうやら、知り合いに柑橘類ジャンキーがいるらしくその知り合いも食べたがるかもしれないと思っただけらしい。にしては、妙な反応だった気がしますが私は桃色魔法少女のことに詳しいわけじゃないのでなんとも言えませんね。
それから、桃色魔法少女が、私のあだ名がシャミ子で定着させようとする作戦を仕掛けてきたので、変なあだ名が広まって学校で気まずくなる前に週末に決闘をすることになりました。
「シャミ子か…、らしいあだ名かもな。」
とか紅葉君がつぶやいていた気がしますが気のせいです!
<紅葉視点>
次の日から、毎日千代田さんは俺のお菓子を求めて教室を訪ねてきた。どうやら、俺のお菓子を好きになってくれたようだ。「これは普通に美味しい」と言いながら毎日食べにくる。
製法なんかを尋ねてくるときもあったが、レシピ通りに作っているだけで、特に変わったことはしていないのだが……。
まぁ、お菓子に関してはクラスメイトの女子ほぼ全員から太鼓判を貰っているし、自信がある。スイーツ好きが多い女性と仲良くなるならこれで間違いないとは思っていた。
こうやって少しずつ仲良くなっていけば、平和的に吉田家の呪いを解くことができるかもしれない。
木曜日の放課後には食べたいお菓子のリクエストまでくれた。早速、週末にシャミ子の付き添いついでに持っていくことを約束した。
<日曜日>
結論から言うと決闘は行われなかった。シャミ子がその前のウォームアップでへばってしまったからである。いや、魔族になる前のことを考えれば大きい進歩だったが……。完全にへばってしまったシャミ子にドリンクと電車代を渡す。
1人で帰れるか?と聞くとそれぐらいできます!と怒る元気があったので大丈夫そうだ。しかし、まぁ、魔法少女打倒の道のりは遠そうだ…。
帰り道の別れ際に千代田さんに依頼されていたバームクーヘンを渡す。
これで少しでも仲良くなれれば、例え、血を貰えなかったとしても、呪いを解く糸口を掴むために協力してくれるはずだ。
まぁ、もしもダメだったとしたら、サイアクダマシテウバイトッテデモ---------。
ッなんだ?今ノイズみたいなのが頭に……。
<月曜日:良子視点>
「あ!おはよう、お兄。今日は早いね。」
「おはよう、良ちゃん。んー、今日は学校に早めに行ってやっておきたいことがあってね。」
今日は珍しく、お兄と一緒に登校している。お兄と一緒にこの道を歩くことなんて良くあるのにいつもの日常とちょっと違う感じがしてわくわくしている自分がいる。
「そういえば、お兄は昨日の戦いを見届けたんだよね。お姉はどんな戦いをしてた?」
「おー、白熱してたぞ。余裕綽々の魔法少女を前に優子は
「格上を相手に成長を続ける!流石お姉!……本当はお姉から直接聞きたかったけど、昨日は帰りが遅くて聞く時間がなかった。」
これは相当な激闘を繰り広げたに違いない。お兄にもっと話を聞かせて欲しいとお願いした。
「あれ?昨日は俺たちより早く帰ったはずなんだけど……。なら、僭越ながら俺が語り部として概要を良ちゃんにお話ししよう。」
お兄から聞いた決闘の内容をまとめると、なんでも、お姉は余裕を見せる物理が強い魔法少女を相手に、自分の弱点である持久力と筋力を鍛えるために、敵を利用したらしい。さらには、自分の限界を超えて新たな扉を開いたとか……。
お姉はやっぱりすごい!すごい頑張ってる!姉の活躍を嬉しく思う。一方で、自分も何かお姉たちの手伝いをしたいという気持ちが強くなった。
「あぁ、優子は前を向いて頑張ってる。俺も支えられるように努力をしないとな。」
「お兄は十分お姉の助けになってる。家では、滅多に食卓に並ばない美味しいお菓子を作ってくれるし。」
お兄は、直接戦っているわけではないが、前線に立っているお姉が頑張り過ぎないようにサポートしてくれている。さらに、いつもお菓子を作ってきてくれる。家は食に関してどうしても妥協しなくてはならないことが多いので、お兄のお菓子はお姉の士気と頭の回転にも大きく貢献していると言える。
「それを言うなら良ちゃんだって、支えになってるさ。」
「良が?」
「あぁ、家で自分の帰りを待ってる人がいるっていうのはそれだけで頑張ろうって気にさせてくれるものだよ。」
でも、良もできれば、目に見える形でお姉の助けになりたい。この前、お姉に直接手伝いを申し出たら、やんわり断られてしまった。でも、見ているだけで何もできないのは嫌だ。絶対に役に立てる分野があるはず!最近はお姉たちが軍を率いて戦うことも想定して兵法も勉強している。
だから、お兄にどうしらいいか相談をしてみた。
「なら、今日はできることを探しに行こうか。まずは息抜きに繋がるようなことを知って行こう。優子だって戦いばっかりじゃ息が詰まっちゃうだろうし、そんなときに提供できる娯楽は多い方がいいだろ?」
確かに、家の家計は呪いが原因で娯楽等が少ない。とはいえ、お姉が頑張ってるのに良が遊んでるのは……
「優子はゲームが好きだから、手始めにゲーセンとかはどう?」
いや、でも、お金もないし、そんな………
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結局今日はゲームセンターに行くということになった。お兄と話していると大体はお兄に意見を通されてしまう…。お兄はお菓子作りだけでなく口も上手い。これは、士気の管理だけでなく、交渉役としてお姉の軍勢の中で活躍してくれるに違いない。
<小学校>
「良子ちゃん!今日の放課後遊びに行かない?」
学校でクラスメイトの友達が数人話しかけてきた。
「ごめんね、今日は他の約束があるんだ。」
「約束?よく話に出るお姉さんとどこかに行くの?仲良いもんね!」
お姉の凄い話はクラスで良よく話しているので、みんなお姉の素晴らしさを知っている。これをきっかけに将来有望な人材がお姉の軍に興味を持ってくれるかもしれないし。
「ううん。今日はお兄と出かけるんだ。」
「お兄?あっ!もしかして今朝一緒に歩いてた人?でも、良子ちゃんにお兄さんっていたんだっけ?」
どうやら、お兄と一緒に登校していたところを目撃されていたらしい。お兄とは兄妹ではなく、お隣さんの関係であることを伝える。
「家族じゃないってことは、高校生のお兄さんとデートってこと!?」
「え!高校生と!良子ちゃん大人―!」
「どんな人?かっこいいの?」
年上の男の人とデートということでキャーキャーと盛り上がる友達によってクラスへ話が広がっていく。
でも、お兄とデート……身近な人過ぎて考えたことなかった。
けど、お兄ほど優秀な人材なら、敵の魔法少女側も欲しがるに違いない。女の人を使って優秀な人材の引き抜きをするといった展開の本も沢山読んだ。
お兄が簡単に裏切るとは思わないが、こちらに引き留める材料は多い方がいい。
本当はお姉みたいな素敵な女の人の方がそういうことに向いてるんだろうけど、お姉はそういったこと狙ってやるタイプじゃなくて天然でやるタイプだから……。ここは適材適所だと思う。
なら、今日のゲームセンターデートが勝負!
「良子ちゃん、彼氏ができたってホント!?」
その前に、まずは、広がって大きくなりすぎた話に収拾をつけよう……。
良ちゃんに話しかけていたお友達のヴィジュアルはアニメ1話終盤で出てきた3人を想定しています。