金色のガッシュ!!称号『覇道の王』獲得原作ルート 作:シグアルト
皆様、お付き合いありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。
はーい……おはようございまーす……
大人気魔物キリィちゃんでーす。(死んだ顔のドUP)
え? 何でこんなテンション低いのかって? ひとまずキリィちゃんの様子をご覧下さい。はーい、カメラさん下がってくださいねー
はい、これで見えますかね。
キリィちゃんは普段の何の変哲もないワンピースではなくいわゆるゴス……いえ、クラロリ(クラシックロリータ)のファッションをしているんですね、とてもかわいい。
そして何故こんな愛らしいファッションをしているにも関わらず死んだ魚の目(いつもと同じ)をしているかというと────
「可愛らしいですわぁ♥」
「やっぱり素材がいいと何でも似合いますわね♥」
「次はカジュロリの方面でも色々試して見ましょう♥」
「うん、可愛いよキリィ」
ゴスロリ専門のお店で店員のお姉さま達(+ほもくん)に着せ替え人形にされているからです。かれこれ4時間程、既に疲労困憊です。
まぁ原因としては、店員さんがどんなファッションが好みか聞いた時、キリィちゃんが
《「……? 全部、同じじゃ?」》
と言ったものだから現場は大変な事になりました。
おかげでゴスロリの種類についてかなり博識になりましたよ、滞在時間の半分が店員さんの講義になってたから当然だよね。あー、会話でボタン連打しすぎたから指痛い。
「反省した?」
店員さん方が満足しようやく一息ついて店のベンチに座っていたキリィちゃんに、ほもくんが微笑みながら話しかけてきました。やっぱり楽しんでたな、こいつめ。
「これに懲りたら次からは俺にも相談して欲しいな。一人で勝手な事しないでさ」
どうやらガッシュ君と戦った時の細川ムーブを言っているようです。
あの時は約束があったから従ってくれましたが、内心は勝手な事をしたと不満に思っていたようですね。
「ごめん。ガッシュ、友達……友達」
ここは素直に謝っておきましょう。
言い訳になるかもしれませんがガッシュを育てるのは必要な事だったんだよとしっかり伝えます。理由としては友達の、そう『友達』のキャンチョメ君の友達だからっていえば大義名分にはなるかな。
「……そんなにガッシュって子の事が気になるのか?」
気になるというか今回の目的ですよね。原作ムーブやる場合、絶対外せない主人公なんですから。そもそも『金色のガッシュ』自体この子がいないと成立しませんし、常にひたむきな前向きさを見せてくれるあの子には多くの人達が勇気付けられたと思います。それに電撃の呪文って響きだけでも格好いいし子供の頃、何回教科書持って「バオウ・ザケルガ!」と叫んだか数え切れません。今回のチャートも無理だろと友人達に後ろ指さされながらも原作漫画開きながら試行錯誤を繰り返しやっと実現可能な所まで持ってったんですからね。
「うん、大事」
という思いを4文字に凝縮します。伝われ、この思い。
「……そうか。わかった、協力するよ。お互い勝手な事したしこれでおあいこ。次からは一緒に頑張ろう」
や り ま し た。
やっぱり最初の出会いで稼いだ好感度が大事でしたね、バトルロイヤルの戦いなのにガッシュ君の育成とかいう意味不明なムーブに協力してくれるんですから。
では早速ですが協力して貰いましょうほもくん。ガッシュ君の下へ向かいますよ。
もう時刻はお昼過ぎ、今からモチノキ町へ向かう頃には学校の下校時刻くらいになるでしょう。
…………(少女移動中)
はい、再びやってきましたモチノキ町。
別にほもくんの町から遠い、って訳ではないんですけど毎回電車に揺られてくるのは面倒ですね。モチノキ町の中に仮拠点をこさえる事を考えてもいいかもしれません。
さてさて、目的の場所はモチノキ公園です。
前回のキリィちゃんとの戦いで、自分が電撃を吐ける事を知ったガッシュ君は、自身を『化け物』だと思い悩みますが『電撃を吐けるすごい能力を持った子』と解釈し、前向きに受け止めようとします。そんな内心を知らない清麿とケンカをしてしまうのですが、雨の中でのガッシュ君の慟哭が心に来ますよね。
今回はそんな感動場面の邪魔者、わんこのゴフレを屠るのが目的です。ぶっちゃけ
ですが
なのでそこまでは二人を見守り、ガッシュ君が清麿の家に向かうのを確認してから二人を分断し、ワンコを断罪しましょう。
さて、やってきましたモチノキ公園。
時計台の周囲に子供達が群がっていますね、さてさてその中からガッシュ君の姿を探します。
「……本当なんでしょうね、私達が子供だからって簡単には騙されないんだから」
「本当だ! 私の口からは電撃が出るのだ!」
いました、ガッシュ君です。
近所の子供達に話しかけていますね。その中に、ナオミちゃんもいます。彼女はこのゲームにおける隠しキャラで敏捷値がなんとゼオンと同じ位あります。むしろ僅かに上回っています。
万が一、彼女がいる時に魔物同士の戦いが始まろうものなら「アンタ達落ち着きなさいよ」と為すすべなく魔本を奪われますので気をつけましょう。(47敗)
敏捷値ってマスクデータなので、能力値を見てモブキャラと判断し油断したプレイヤーが何人屠られたか数える事も出来ません。何とか彼女の魔の手から逃れようと試行錯誤したプレイヤー達も、結局「無理!」という結論になりました。(体験談)
「そんなに言うなら目の前で電気を出してみなさいよ」
「わかったのだ、そこで見ているがよいぞ!」
そんな彼女達の前で『化け物』のレッテルを何とか晴らそうと奮闘するガッシュ君、実は目の前の女の子の方がよっぽど化け物じみているんですけどね。
時計台に登り始めたのでそろそろ清麿が来るはずです、見つからない様に公園の茂みにほもくんと二人で隠れましょう。かなり怪しい姿ですが『気配遮断』と『隠密(暗殺術)』の効果により通行人に見つかる事はないので安心です。
「何よ、結局何も出ないじゃないの。ウソつきね」
「うそつきー」「うそつきうそつきー!」
「うるさい! 本当に出るのだ! ならば今度はあのスベリ台を……」
「ガッシュ! 何をやっている、何を!」
当然、呪文なしで電撃が出る筈もなく場が沸き立っていきます。
あ、雨が降ってきた。さすがに隠れている最中は傘をさせませんが、こうなる事は予想してたので二人ともレインコート着用済みです。本当に怪しいなキリィちゃん達。
「こっちが真剣に心配してたのに、何やってるんだお前は!!」
「よ、よいではないか! 電撃が吐けるのだぞ。私達は人より優れているという事ではないか!! 自慢して何が悪い!」
「馬ッ……!!! クッ、勝手にしろ!!」
よしよし、喧嘩別れしましたね。子供達も雨が降ってきたので皆帰っていきました。原作ムーブが続いているようで何よりです。
ただ気になるのが最後の清麿の言葉。途中で止まっちゃいましたね。確か……
《「馬鹿野郎! あんなもの一歩間違えれば人殺しの道具なんだぞ!!」》
だったでしょうか。あんな風に言いよどんで止めるパターンは初めてみましたね。まぁ細川ムーブによる些細な誤差でしょう、気にする事はありません。
それよりも……おっ、来た来た。魔物の気配です。
「クゥ~~ン」
「お? お前、ご主人はどうしたのだ? 何処かへ行ってしまったのか?」
よしよし、ちゃんと
ではガッシュ君の慟哭をしっかり鼓膜に録音したら移動開始と……
「私はもう帰るのだ。お主もちゃんとご主人の所に帰るのだぞ!」
…………ファッ?!
えっ?! 一人で帰っちゃうの? 連れてかないの?!
え、ちょっとガッシュ君まって置いていかないでよ。
……行ってしまいました。
え、大丈夫なのこのチャート。ガッシュ君の慟哭がないって事は『化け物』呼ばわりされた事、あんまり気にしてなかったりするの? でも能力の自慢はしてたしなぁ。
今チャートのガッシュ君の心は鋼って事でしょうか? なお走者の心は硝子です。
……まぁ喧嘩別れはちゃんとしてるし誤差としましょうか。それに確定的に破綻が決まった訳でもないし、ここはガッシュ君達を信じてチャートを進めましょう。
さて、とりあえずやる事は──────
──────────────────────────────────────
「おいおい、ゴフレ。見送っちまっていいのかよ。
“奴の匂いは……覚えた 後をついていけば……問題ない”
「そうかよ、ならいいんだ。じゃあ行こうぜ」
見つけた……魔物の子 奴を倒すのは……
全く……面倒だ……
「さーて、あいつはどんな呪文を持っているんだろうな。ワクワクするじゃねえか」
“方向は……わかった…… ……行くぞ”
「あぁ、行こうぜ。俺達のバトルはこれからだってな。……あ?」
茂みから現れた一人の……二人!? 何故……気付かなかった……
「おいおい、ガキ共。かくれんぼでもしてたのか? もうお家に帰んな」
“連次……気をつけろ 魔物だ……隠れていた”
「!? 何だと。運がいいじゃねえか、こっちも戦えそうな相手だぜ」
「先、行かせない」
“魔物……女の方…… 男……
「そうか、じゃあお嬢ちゃん。俺を楽しませてくれよ! 《ドルク》!!」
その呪文で…… 俺は犬の姿を捨て……全身を岩の鎧で纏った姿へと……変わる
“グガアアアアアアアアア!! ”
「キリィ!」
「大丈夫。お願い、元就」
「わかった。疾ッ!!」
速い…… だが……捕えられる 狙うのは……女
“連次……”
「おうよ! 《ドルク》! オラもういっちょ《ドルク》ゥ!!」
避けても…… すぐに……加速して追いかける こいつは……敵では……ない
「よっしゃ、追い詰めたぜ。《ドルセン》!」
連次は……生えていた木々の間に……石柱を放ち……逃げ道を塞ぐ これでもう……逃げられない
「もう終わりだな。まぁまぁ遊べたぜ。《ドルク》」
俺は……女へ突っ込む これで……終わり……
「終わり、あなたが」
……?! いない…… 逃げ道は……ない筈
「体を鎧で覆っても急所が変わった訳じゃないよ」
奴の
“急所…… だと……”
「後頭部を石の様なトサカで覆ってるみたいだけど、その形状じゃ前方向からしか防げないね。首の真後ろ辺りに僅かな隙間があったのを確認させてもらったよ」
“何が…… 言いたい……”
「そうだなぁ、一言言わせて貰うならこうかな。《ピルク・フリズド》!」
……?! 足が……凍りつく…… これでは……動けない
「ハッ! ようやく呪文を唱えたなぁ。だがそんな氷、一瞬で外せるぜ。《ドル……」
「一瞬で十分だよ。狙いをつけるだけだからね」
気配を感じる……女…… これは……真上!
「少し、遅かった」
直後に公園内に響き渡る轟音。砂煙が晴れた時、全身を石の鎧で覆った異形の生物はおらず、立ち上がる事も出来なくなった一匹の犬がそこにいた。
──────────────────【ゴフレ
金色のガッシュ完全版の書き下ろしにて、ゴフレは流暢に喋る事が出来るのが判明しています。ですが作者のイメージは片言なので、それはギャグ時空のお話として採用はしませんでした。ご了承下さい。
次の話はガッシュ&清麿視点の物語です。
キャラ視点パートは戦闘以上に難産になるので少し遅れると思います。
あなたのお気に入りの話は?
-
千年前の魔物編
-
ファウード編
-
クリアノート編
-
平穏な日常の話