金色のガッシュ!!称号『覇道の王』獲得原作ルート 作:シグアルト
日間総合9位まで入っている所を2828ながら見つめてました。我ながらキモいと思います。
そんなモチベと共に、勢いで書き上げたお話です。
「《ガンズ・ビライツ》!」 「《ピルク・クレイシル》!」
複数のビームが襲い掛かるぅ!
キリィちゃんがぁ!!
地面からドーム状に現れた土壁を出して防ぎきったぁ!
「《ギガノ・「《ピルク・クレイド》!」ビレイド》!」
キリィちゃんがぁ!
巨大ビーム読んでぇぇ!
地面端ぃ!
粘土状の泥がロブノスの足場を崩してぇ!
ビームの発射方向を曲げたぁ!!
「《ピルク・グランガルゴ》!」 「チィィッ」
まだ入るぅ!
キリィちゃんがぁ!!
画面端ぃ! (そんなものはない)
決まったぁぁぁ!!! (決めてない)
はい、おはようございまーす。
Normalモードでラクチン勝利をするつもりが、Nightmareモードになってる事に気付いた大人気魔物キリィちゃんです。
こうなった原因は大体キャンチョメのせいです。
ロブノスは【戦闘開始時、味方の戦闘能力値の合計が原作の倍以上】がIFルートへ進む条件です。複数人で挑んだ場合その値は合算されるので、キリィちゃんは戦闘チャートが始まるまでちゃぁんと見守っていたんですね。(激うまギャグ)
また本来、この時点でのキャンチョメは戦闘能力値は皆無です。知力以外ほとんど最低値となっていますので参戦しても問題ない、と特に参戦の妨害行動はしませんでした。ですが先程《ディマ・ブルク》で逃げ出したキャンチョメがいましたね。あの呪文はかなりのチート性能で、覚えているだけでキャンチョメの能力値が数倍に跳ね上がります。
その為、合計の戦闘値も大幅に上昇しIFルートに突入したんですね。何で覚えてんねん、まだファウード編ちゃうやろ!! ……原作チャート大丈夫かなぁ(今更)
「《ピルク・グランセン》!」 「《ビレオルード》!」
とにかく今はキャンチョメの処遇よりも、目の前にいるロブノスの撃破です。土の大砲による弾丸が、リング状のビームを操り弾かれました。
原作ロブノスは攻撃呪文が《ビライツ》のみで単純だった為、ガッシュ達は勝利できました。なのにIFルートでは多数の呪文が追加されており、こちらの攻撃が全然通りません。
しかも悲しい事に、追加呪文は《ピルク》で『
「優秀だと魔界で言われていただけの事はある。我の攻撃をここまで凌ぐとは、一体いくつの呪文を持っているんだい?」
10個だよ、平伏しろ。(ただし半分以上借り物)
しかしこのままだと非常にまずいです。既にエシュロスから奪った呪文の残量は半分を切り、もうすぐ使えなくなってしまいます。
《ピケル》では
ですがまだ詰んではいません。逃げたり諦めたりする事は誰も、一瞬で出来るから歩き続けますよ(brave heart感)
「キリカ、私も共に戦うのだ。どうすればよいか教えてくれぬか?」
「キ、キキキキキキリカ!! ぼ、ぼぼ僕だって一緒に戦う……よ」
君にしか出来ない事がある。(事実)
やっとガッシュとキャンチョメも参戦してくれるそうですね、本当にこのままキリィちゃん任せにするのかと思ってました。薄情野郎の称号は見送ってあげましょう。
しかし随分参戦するのに時間がかかりましたね……、清麿が作戦を練っていたのかな?
「それでキリカ、何かよい作戦はないかの?」
ノープランかよ! (鋭いツッコミ)
今までの時間、何だったんだよ!! (追撃のツッコミ)
まぁいいです、勝手な行動して事態が悪化するよりはね。(ほもくんを見つつ)←根に持ってる
因みにIFルートロブノスは、原作のように頭に鉄杭を刺してチャージ中に電撃を打って暴発させる戦法は使えないように《ビライツ》を使用してこなくなります。
なので、正攻法で勝たないといけないんですね。はーつっかえ。
では、そんな絶望的状況にも負けません。まずはガッシュ達から現状の確認です。
……ほむほむ、この状況なら何とかなりそうです。
再走? その必要は無いわ。(リセット神の名言)
それじゃあ、いっちょやあぁぁってやるぜ!!
────────────────────────────────
────倉庫の外にいたキリカは、入れ替わる様にしてロブノスと戦っている。
俺達はその様子を見ていた。
本来ならばすぐにキリカの加勢に向かうか、奴を倒す作戦を立てなくてはいけない。だが俺はそれが出来なかった。
……理由は、困惑。
「清麿。は、早くキリカを助けないと」
「ウヌ、清麿……!」
「落ち着くんだガッシュ、キャンチョメ。闇雲に向かっても足手まといになるだけだ。大丈夫、いざとなったらこの“鉄のフォルゴレ”が体を張って彼女を守るさ」
「フォルゴレ……」
キャンチョメの言葉は正しい。俺がこうやって手をこまねいてる時間すら、彼女が苦労して稼いでいる時間だ。無駄に浪費するのはあまりにも愚かしい。だが作戦立案の観点からも、俺個人としても無視できない疑問が1つあった。
「キャンチョメ」
「な、何?」
「ひとつだけ確認させてくれ。キリカの使う呪文は『氷』じゃないのか?」
「え? 何を言ってるのさ。今キリカが使ってるのは『大地』の呪文じゃないか」
「ウヌ? だがキリカは以前口から氷を出していたのだ」
「でも呪文の性質は1人の魔物につき1種類だぜ? 『大地』と『氷』じゃ違いすぎるじゃないか。魔界でキリカが呪文を使った所は覚えてないけど、今使ってるのは間違いなく『大地』の呪文だよ」
そう、今キリカは『大地』の呪文を駆使してロブノスと戦っている。ではガッシュやコルルと戦った時に使用していた『氷』の呪文は何だったのか。
これまで他の魔物達は『植物』を操る魔物、『重力』を操る魔物、『電撃』を操る魔物と、ある1つに特化した魔物だった。ならキリカが『氷』と『大地』という全く違う呪文を使えるのは何故なのか? キャンチョメの口ぶりからすると、それは本来ありえない事らしい。
コルルを倒した時のキリカの行動の真意を知るため、『呪文』の内容について聞いた時キリカは
「……秘密」
としか言わなかった。呪文の内容を他の魔物に話す事に抵抗があったのだろうとその時は思ったが、彼女のその言葉には、どこか
それらの事実から、俺は以前ブラゴから聞かされた言葉を思い出し『とある考え』に至った。その事実が俺から行動を起こす為の力を奪う。それ程驚愕の事実。
《「人間界に同じ状況の人間がいたらどういう状況なのか。それを考えればわかるだろう」》
「人体……実験」
最悪の結論だった。「何を馬鹿な事を」と頭の冷静な部分が叫ぶが、それを否定する事が出来ない、ガッシュから聞いたキリカの境遇はそれほど俺の当たり前とはかけ離れていたからだ。
更に魔界での呪文に関する研究がどこまで進んでいるのかわからないが、キャンチョメが言う『ありえない事』を出来る魔物が偶然産まれたならば、あの境遇はありえない。むしろキリカの受けた人を人と扱わぬ境遇は、その考えの正しさを後押しするものでしかなかった。
「人体実験って……どういう事だよ清麿」
キャンチョメが俺の言葉に反応し詰め寄ってくる。
それまでの怯えが消え真っ直ぐに俺を見つめてくる。俺は自分の至った予想が外れる事を願い、キャンチョメに説明した。
「そ、そんな……、でも確かにキリカは有名な一族の子供で、呪文の内容やどうやって伝えていくのかは詳しくわからないんだけど……」
あり得ないとは言い切れない、そんな言葉が頭の中に続いた。
「清麿、今はまずこの状況を切り抜ける事を考えるんだ。彼女に関してはこれから皆で何とかするしかない」
「フォルゴレ……、わかった」
フォルゴレの言葉に俺は何とか頭を切り替えガッシュをキリカの下へ向かわせる。作戦は無い。キリカの力を、よくわかっていないからだ。
それにキリカは戦闘センスも高いし頭も良く回る。彼女が作戦を考え、俺が補佐する形にして共闘するほうがいい。そうガッシュを通して伝えた。
◇◆◇◆◇◆◇◆
「これが、作戦。おねがい」
「わかった。行くぞ、ガッシュ!」
あれからキリカの呪文や、逃げ出した分身のキャンチョメを囮に使う事で作戦を練る時間を作り出した。そしてその指示に従いガッシュがロブノスヘ向け走り出す。
「ヌオォォオオオオオオオオオ!!」
「正面突破が狙いかい? させないよ」 「《ガンズ・ビライツ》!」
「そうはいくか。《ピルク・クレイシル》!」
ガッシュに向けて放たれた光線をドーム状となった土壁が阻む。そこに向けキリカが走り出す。
「せー、のっ!!」
「なるほど。土壁を土台にして一っ跳びにこちらへ詰め寄る気だね。でも空中じゃ攻撃を避けられないよ」
「それに空中にいたら先程のように地面を泥にする事も出来ないだろう? 君の呪文は地面に手をつけている事が条件なのはわかっているからね。《ギガノ……」
「それを読まれてる事くらいキリィにはわかっているさ。頼む、フォルゴレ」
「あぁ、お前達がそこから動かなかった時点でキャンチョメはずっと狙っていたのさ! 『倉庫を背にした』その場所からな」
「ワァ──────────!!」
その言葉を合図にキャンチョメの分身の1人がロブノスの頭に掴みかかる。冷凍倉庫には“逃げ遅れたキャンチョメの分身”が残っていた。
「何!?」
「奴の目線が逸れた、今だキリカ!!」
「掴まえ、た!」
「《ミリアボル・ピルク》!」
そしてキリカの手がロブノスを捉え第三の呪文が発動した。次の瞬間、トラウマによる精神攻撃を受けたロブノスの動きが止まる。これで決まった筈だ。
「いい夢、見れた?」
「…………ゥ」
「ロブノス!? どうした、ロブノス!!?」
「終わった……のか?」
「お疲れ様。ガッシュ、キャンチョメ」
ロブノスは戦意喪失した様に見える。ガッシュもあの呪文を喰らい数日間は影響を受けていた。もう大丈夫な筈。後は本を奪い燃やすだけだ。
……そう思っていた。いや、油断していた。
「リュックゥゥウウウウウウウウウウ!!」
「! 《ダイバラ・ビランガ》!!」
「何ッ!?」
顔を上げ血走った目で雄たけびのような叫び声を上げるロブノス、それに触発され
「な、何だあれは?!」
「これが我の最強呪文! 全員まとめて消えろォォオオオオ!!」
敵が巨大な妖精風のエネルギー体を産み出す。巨大化したコルルに負けない程の数十mの異様な姿。その巨体の顔部分にエネルギーが溜まるのを表す様に発光を始める。間違いない、攻撃が来る!!
「《ダイバラ・ビランガ》……名前的に《ビライツ》の強化版なのか?」
「恐らくそうだ! 元就、早く防御呪文を……」
「無駄無駄無駄ァ!! 全て、全て消えろォォォオオオオオオオオ!!!」
「元就。心の力、込めて。盾の呪文で、少しでも防ぐ」
血走った目で高笑いを上げるロブノス。トラウマを見て激昂しており先程までの冷静さは感じない。キリカが盾の呪文を準備するが、《ラシルド》と重ねてかけても《ギガノ・ビレイド》すら防ぎきれない状態では生き残りの目はかなり低い。
どうすればいい、一体どうすれば……。元就が言ったように
「ガッシュ!! お前に話しそびれた事が1つある」
「ウ、ウヌ?! なんなのだ清麿、こんな時に」
「強く思うんだ! この危機を乗り切って見せると」
「……清麿?」 「キリィ?」
「ぶっつけ本番で正直どうなるかわからん! だが呪文がパートナーの心の力で強まるならガッシュ、お前も心の中で強く信じるんだ!それが活路を開く道になる筈だ!!」
「ウ、ウヌ!! よくわからぬが私は清麿を信じるぞ。思いっきりやるのだ!」
「いくぞぉ、ガッシュ!!」
「第四の術《バオウ・ザケルガ》ァァアア!!!」
俺は『ガッシュがキリカの第三の術を喰らった時に出現した』呪文を唱える。本当ならばキリカの話の後、この呪文をガッシュに伝え試し打ちをする予定だった。
どれほどの呪文かはわからないが、術の名前から考えれば明らかに《ザケル》の強化版。他に手がない今、コレに賭けるしかなかった。
だが……、俺は賭けに勝ったようだ。
「バオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」
出現したのは相手の呪文にも劣らぬ巨大な電撃を纏った龍。大きな口を開き敵の放つビームごと全てを噛み砕き……
「ぐぁあああああああああ!!!」
そのままの勢いでロブノスを呑み込んだのだった。
◇◆◇◆◇◆◇◆
「まさか不死身の我が負けるとはね、冷静さを失ったのが失敗だったかな」
《バオウ・ザケルガ》がロブノスにぶつかった際、余波の電撃で奴のターコイズブルーの魔本が燃え少しづつ奴の体が透けていく。キリカと元就は
ロブノスの傍にいる俺達から距離がある今がチャンスかもしれない。
「そうだ、帰る前に面白い事を教えて……」
「それよりこっちの質問に答えてくれ。魔界では魔物に人体実験を行う、という話を聞いた事はあるか?」
「……随分唐突だね。まぁ残り時間が少ないから仕方ないか。答えはNoだがYesとも言えるかな。魔界では大きな争いが起こる事も多い、戦力確保の為に色々な事を色々な場所でやっていてもおかしくはないさ」
「……そうか」
「じゃあ最後にひとつ、実は数日前『ガッシュに似た奴』をヨーロッパで見かけたんだ」
「……ガッシュに似た奴?」
「何だ、あんまり驚かないね。まぁ実際に会って驚くといいよ、ヒヒヒヒヒ」
そういい残しロブノスは魔界へと帰った。
今回の戦いも無事切り抜けた。だが戦いを重ねる度に明らかになっていくキリカの抱えるもの、それを考えると勝利の余韻に浸ることは出来はしなかった。
「清麿…………」
─────────────────【ロブノス
【現在の撃破ポイント状況】
・キリカ 6ポイント
内訳:レイコム/ゴフレ/スギナ/フリガロ/フェイン/エシュロス
・ガッシュ 2ポイント
内訳:コルル/ロブノス
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