金色のガッシュ!!称号『覇道の王』獲得原作ルート 作:シグアルト
「44話」の作品を投稿せずにいるのは縁起が悪いんだ!
「45話」になった作品の続きをじっくり考えるのはいい!
「43話」になった作品の続きをゆっくり執筆するのもいい!
だが「44話」の作品の執筆が遅れるのは、よくない事が起こるんだ!!
※筆者の偏見と個人的解釈です。
─────「のぅ清磨。キリカとはいつ話をするのだ?」
キリカの戦いを見てから数日後。ガッシュは毎日の様に、俺に聞いてきた。
その問いに関して、俺はいつもと同じ言葉を返す。
「キリカの方が落ち着いてからだ」
「ウ、ウヌゥ」
そう言葉を返せばガッシュも引かざるを得ない。
だが元就の話によれば、ウマゴンの件のせいかモチノキ町へ来る頻度を減らしてはいるが、キリカの様子はおおむねいつも通りらしい。
ごまかしてはいるが、俺が落ち着くのを待っているのは
ガッシュが目指す『やさしい王様』。キリカが目指す王が自身と大きく違うものではないか、という疑念を知ったガッシュが取った行動は…………勧誘だったらしい。
チラリと自室の隅に目をやれば、ガッシュが紙やダンボールで作った鉢巻きや看板、のぼりが準備されている。どれも『やさしい王様』と書いてある。
こういうのは他人に勧めたりするようなものではないとは思うが…………ロップスと呼ばれる魔物を惜しむ
だが彼女の真意が読めない以上、余計な事はしてほしくないというのが本音だ。
だからガッシュが落ち着くのを待っていたのだが……、一向にその様子を見せない。
(「何か別の事に注意を逸らさないとダメか……」)
そう考えながら、俺は日課である今朝の朝刊に目を通していた。
──────────────────────────────────
【18世紀の巨匠 幻の最高傑作 シェミラ像日本初公開!!】
はい、ハーメルン様が生んだ最高傑作の美少女魔物キリィちゃんです。(自惚れ)
前回、アポロをサクッと撃破して撃破ポイントを稼いだキリィちゃんです。原作ルートといいつつ原作とは違うチャートを進行させる勇気! 勇気といえば全てまとまったように聞こえるのが不思議です。
という事で前回に引き続き、微妙に原作展開をズラした原作ルートを通っていく事にします。ズヅヅ、ヅラちゃうわ!!
今回のターゲットは、某ポルナレフのような銀髪電柱剣山ヘアーの魔物『ダニー』です。
彼はガッシュの友達になりますが、不幸な事故で魔本を巻き込んでしまい敗退してしまう可哀そうな魔物になります。かわいそかわいそなのです。(申し訳程度のあざといアピール)
彼は兄貴肌でサッパリとした性格なので、男女問わず人気の魔物ですね。走者も大好きです。そんな彼の魔本を燃やしにいきたいと思います。大好きだからね。(ヤンデレ思考)
さて、そんな彼は今朝の朝刊で一面を飾っている美術品『シェミラ像』の護衛として、モチノキ町の美術館へ来ている事でしょう。確かに魔物は強力ですが、彼一人に時価数百億の美術品の護衛を任せるとか、そんな警備で大丈夫か? 大丈夫じゃない、
当然というべきか警備一人体制の弱点、彼が離れた隙を狙い『謎の組織』がシェミラ像を奪い去ってしまいます。彼の体は縮まないのでご安心ください。(中の人ネタ)
「キリィ、今日の予定はどうするんだ?」
今日は、そんなイベントが起こるモチノキ美術館近くに足を運びます。
シェミラ像の一般公開は明後日ですが、清磨から『生で見る美術品は、極上ブリより100倍おいしくて10倍でかい魚を見るような感動を味わう事が出来る』と聞いたガッシュ君は、いても経ってもいられず美術館に向かいダニーと偶然出会う展開となっています。
今回、キリィちゃんはその二人にそのまま便乗し展開に流されるチャートとなっています。
そしてすべてが解決したら、一緒に事故に巻き込まれドサクサでダニーの魔本を焼却。完璧すぎませんかね、天才か? 私。
「わかった。モチノキ美術館の近くだな。何かあったら連絡してくれ」
ほもくんからもお許しが出ました。
前回の戦いの後、キリィちゃん専用の携帯を買い与えて貰ったので公衆電話を探す必要もなくなりました。社会人
では早速、ガッシュ君と乳繰り合っているダニーの様子を見に行きますかね!!
──────────────────────────────────
─────「ダニーボーイ。もうすぐモチノキ美術館じゃ。わかっておるな?」
「ボーイは余計だ、じじい!! 俺は『ダニー』だ!」
「ふん、若造を
「うわぁああぁぁ! 待て、待て、待て!! わかったよ、
「全く……、日本の警備に『シェミラ像』を渡すまで気を抜くではないわ」
移動を始めてから、何十時間かかったのか覚えていない。俺と
そんなくだらない仕事に嫌気がさし、俺はストレスが限界を迎えていた。
◇◆◇◆◇◆◇◆
「
「ウム。ワシが話をしとる間に買ってくるんじゃぞ、ダニーボーイ」
目的の美術家に着き、
仕事が終わったにも関わらず休みも遊びも自由もよこさない扱いには腹が立ったが、『タイ焼き』という食いモンは気になる。俺は渋々ながら金を受け取り出店へ向かった。
そして買い物も終わり、先に喰ってから戻るかと考えた俺だったが─────
「……………………魔物か」
俺を見ている視線を何処からか感じる。
別に俺は感知能力なんてもんは持っちゃいない、これは俺の勘だ。だが何よりも信頼できる感覚でもあった。
「丁度いいぜ。ずっと移動ばっかでイライラしてたんだ!! 相手してやる!」
俺は勘を頼りに美術館の周囲にある公園中を走り回る。
そして、少し離れた木の上からこちらの様子をうかがっていた、黒髪の
魔物を見つけた俺は笑みを浮かべる。魔物である以上、人間と魔物を間違える筈がない。
木の上で様子を見ていたんなら、不意打ちする気マンマンだったんだろう。なら、先にぶん殴っても文句はねぇな!!
俺は思いっきり腕を振りかぶり、そのガキの顔面に打ち付ける様に殴り掛かった。
「ッ!! 何?!」
俺は驚愕する。
相手の行動はある程度予測していた。体を捻ってかわすのか、ジャンプして後退するのか、それとも
だが…………、
「舐めンじゃ……ねぇ! オレは腕っぷしには自信があるんだ!!」
叫びながら乱打を繰り出す。
だがその女は、顔色一つ変えずに全て迎え撃った。その腕力は、オレ以上のものを感じた。
「チビ女がぁ……。いいぜ、とことんやってやら────────!!!」
そして俺の意地をかけた、長い戦いの火蓋が切って落とされたのだった。
──────────────────────────────────
何故、今キリィちゃんはダニー君と戦っているのでしょうか? (滝汗)
チャート通りに進めば、タイ焼きを購入したダニーが最初に出会うのはガッシュの筈でした。しかしその場にガッシュは現れず、長距離移動でむしゃくしゃしていたダニー君はキリィちゃんの方に飛んで来ちゃいました。距離はあったはずなのにねぇ。
とにかくここはガッシュが来るのを待つしかありません。
ガッシュとダニー君が戦いを通じて仲良くなった所に現れる筈でしたが、ここはキリィちゃんとダニー君が戦いを通じてる所にガッシュ君が現れて行動を共にするようにすれば、チャート進行は問題ない筈です。名付けて『卵が先か、ヒヨコが先か作戦』!!
「何ボーッとしてんだテメ──────!!」
では方針も決まった所で、ダニー君との戦いに戻りましょう。
彼の
ですが、ここでさっさとダニー君を返す訳にはいきません。
ここですぐに帰してしまうと、ダニー君は強盗団をその場で蹴散らしてしまい山無しオチ無し意味無し展開のまま、イベントが終わってしまいます。ダニー君も脱落しなくなる為、原作ルート通り彼の頭が冷えるまで戦いに付き合ってあげましょう。
正面から右ストレート! 無駄ァ! (フックで逸らし)
左からフック! 無駄ァ! (手刀で叩き落とし)
潜り込んでアッパー! 無駄ァ! (両手でキャッチ)
背後に回って乱打! 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!! (乱打返し)
……………………
………………………………
………………………………………………
「ハァ、ハァ……、や、やるじゃねぇかお前。そのナリで俺と互角とはよ」
あれから粘り続けましたが、一向にガッシュ君がやってくる様子はなく時間切れとなりました。
あれほどシェミラ像を見たがっていた原作ガッシュ君は何処に……?
「
スタミナ切れとストレス解消により、冷静さを取り戻したダニー君。
ガッシュ君とここで合流できないのはチャート的に痛いですが、ひとまず原作ルートに沿って進む事にしましょう。
シェミラ像見に来たんだよ、悪いかオラ(精一杯のチンピラムーブ)
「あ? シェミラ像は
別にそんな事はないけど、頷いておきます。
「ハハッ、面白いヤツだなお前。俺はダニーボ……いや、『ダニー』だ。いいぜ、ついてきな。見せてやるよ、シェミラ像」
殴り合いで友情が芽生えたのか、細かい事を気にしないダニー君はフレンドリーに招いてくれます。
まぁ、既に奪われているんですけどネー。
◇◆◇◆◇◆◇◆
「
「遅いわ、ダニーボーイ。シェミラ像が奪われた! 探せ、探すのじゃ!」
そこに全てを置いてきた! (ジャンプ感)
とまぁ悪ふざけは置いておくとして、シェミラ像奪還パートへと移ります。
像を奪った強盗団の潜伏場所は候補が複数あり、ランダムでその内の1つが選ばれます。それぞれ距離が離れ時間制限もあります。当てずっぽうで全部探すのは無理って事ですね。
原作では、たま~に活躍していたガッシュ君のスキル『感知(鼻)』により、シェミラ像の臭いから探索していましたが、肝心のガッシュ君がここにいません。キリィちゃんが持つ感知スキルも、魔力を持たないシェミラ像や強盗団相手には意味がありませんね。
ですがガッシュ君は携帯なんて最先端機器持ってませんし、普及率が今一つのこの時代では清磨も自宅の留守電頼りです。ガッシュペアに助力を乞うのは不可能になっています。だから、ガッシュ君サイドから会いに来てほしかったんだけどな~!!(精一杯の煽り)
ではどうするのか。
ここは連絡を取りましょう。間違いなく
──────────《はい、大海恵です》
◇◆◇◆その頃のガッシュ◇◆◇◆
「清磨に教えて貰ったシェミラ像だが、私は見に行くべきだろうか。ウマゴン」
「メル?」
「100倍で10倍の極上ブリを見る感動というのは気になるが、私が一番気になっているのはキリカの事なのだ。」
「メ、メルゥ」
「キリカは家族がおらず、一人で苦しんでいるのだ。私はその苦しみを、何とかしてあげたいのだ」
「メ!? メルメルメェ~」
「ウヌ、お主もわかってくれたか。ウマゴン。そうなのだ、キリカは怖がる事なんて何もないのだ」
「メル!」
「よし、ではいつもの公園で作戦会議だ! どうすればキリカの助けになるのか、一緒に考えようぞ!」
「メルメルメ~~!!」