金色のガッシュ!!称号『覇道の王』獲得原作ルート   作:シグアルト

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41.VS?パピプリオ

 

 

 

 

 

 

 

 ─────場所はヒマラヤ山脈、

 

 そこで()()の魔物が、修行に明け暮れていた。

 

 

 彼等は己の呪文と武術に限界を感じ、悩みぬいた結果……たどり着いた結果は協力であった

 

 自分自身を選んでくれた魔界への限りなく大きな恩。魔界の王候補として、それを自分なりに返そうと思いたったのが

 

 一日一万回 感謝のコンビネーション特訓!! 

 

 

 気を整え 拝み 祈り 本を構えて 呪文を唱える

 

 一連の動作を一回こなすのに当初は30秒

 

 一万回をやり終えるまでに腹が減り 飽きて中断した

 

 食事を終えれば忘れたフリして眠り 起きてやる気をふり絞り特訓を繰り返す日々

 

 

 

 2カ月が過ぎたころ異変に気付く

 

 初期の頃に覚えた2つ目の呪文以降、二組とも全く呪文が増えていない

 

 かわりに 筋肉量が増えた

 

 

 

 ◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

 

 ─────「ギャ~~~ング・オブ・ニュ~ヨ~~~ック」

 

 

「何、意味不明なこと言ってるの『パピプリオ』? それにその言葉はまだ早い気がするわ? 具体的には完全版コミックス5巻分くらい」

 

「無性に言いたくなったんだよ。それにお前こそ何いってるんだ『ルーパー』?」

 

「あらイヤだ。きっと何か不思議な力が働いたのね。私達の意思とは無関係に口から言葉が出ていたのよ」

 

「そうなのか、それじゃあ仕方ないな」

 

「えぇ、しょうがないわ」

 

 

「ルーパー、パピプリオ! 何、特訓中に話しこんでやがる! オレ様と『ゾボロン』とのコンビネーションが失敗したらどうする!」

 

「うるさい、ヒゲ」

「うるさいわよ、ヒゲ」

 

「誰が『ヒゲ』だ! ワシの名前はそんなじゃねぇ。いいか、ワシの名前は……」

 

 

 ヒマラヤの奥地で2カ月間、特訓に明け暮れる人型の魔物パピプリオとイグアナ型の魔物ゾボロン。彼等は自身の呪文の弱点を補える特性を相手が持っている事を知ると協力を互いに申し出た。

 

 だが言葉を発しないゾボロンはともかく、彼等はお世辞にも仲がいいとは言えない。この戦いを勝ち抜くためには仕方がないと、妥協が大部分を占めた信頼関係を築いていた。

 

 

「ヒゲで十分だろ。実際顔が半分ヒゲになってるじゃないか」

 

「そうね、パピプリオの言う通りよ。あなたはヒゲが本体なのよ。諦めてヒゲから発声出来るように練習なさい」

 

「ルーパー。それかフルネームで呼べばいいんじゃないか? 『ヒゲ・モンジャ』とかどうだ?」

 

「ナイスなネーミングセンスね、パピプリオ。きっと体中モジャモジャなのよ、胸毛を自由に操って攻撃してくるわ」

 

「おぉ、なんかそれ格好いいな。俺も出来ないかな」

 

「大人になればきっと出来るようになるわよ」

 

「いい加減にしろマネキンババア共! それ以上言うならこっちにも考えがあるぞ!」

「何ですって──────!! アンタその呼び方は禁句って言った筈よ!」

 

 

「《ダレイド》!」「《ドグラケル》!」

 

 

 

 雪崩を誘発しかねないほどの爆発。性格的な相性は絶望的に合わない二組の言い合いは毎回この展開になり、呪文で頭を冷やすまでがいつもの流れであった。

 

 

 

「……まぁいい。ようやくオレ達のコンビネーションも仕上がった。もう街に降りて他の魔物を倒しに行ってもいい時だ」

 

「そうね。なんだかんだで私達、戦いでの連携は取れるようになってきたものね」

 

「あぁ。街へ下りたら、お前達が行きたがっていた“日本”へ行こうじゃないか」

 

「マジか、ヒゲ!! ついに伝説の料理“SUSHI”が食えるのか?!」

 

「そうよ、パピプリオ。あなたもゾボロンもお魚が大好きだものね。きっと美味しい筈よ」

 

「あぁ、楽しみだ。いい事いうじゃないか。ヒゲ! モジャモジャしてるだけじゃないんだな!」

 

「そうね、ヒゲ。見直したわ。無駄にヒゲを伸ばしているだけあるわ」

 

 

「お前等はいちいちワシをけなさないと話を進められねぇのか!! それにワシの名前は……」

 

 

「そんな事よりパピプリオ。お魚もそうだけど、あなたの探しているもう一つの方も見つかるといいわね」

 

「ん、なんだよルーパー。何か言ってたか?」

 

「この前言っていたじゃない。お嫁さん候補を探したいって」

 

「あぁ、アレか。王になったら必要になるかもと言っただけだぜ」

 

「この機会に見つけるべきよ、私も協力するから。パピプリオの好みはどんな女の子なの?」

 

「うーん……そうだなぁ」

 

 

 

「ルーパー、パピプリオ!! そろそろ飯にするぞ! 喰ったら山を下りるからな!」

 

「チッ、空気の読めないヒゲね。パピプリオ、何でもいいのよ。望んだままを教えて頂戴」

 

「そうだな、それじゃあ…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「優しくて、大人しくて、髪が長くて、ミステリアスな雰囲気のする、口数の少ないかわいい子がいいな」

 

 

 

 ──────────────────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

「ほ、ほらキリィ! モチノキ遊園地についたぞ。今日は目一杯楽しもうな!」

 

 

 

 ハハッ。ボク、キリィ! ハハッ(高音) ……やめとこ、本気で危ないわ

 

 皆さま、おはようございます。美少女魔物キリィちゃんです。

 本日はモチノキ町から少し離れた場所にあるモチノキ遊園地に遊びに来ました。勿論ほもくんも一緒です。

 

 

「ティオと恵さんは急な撮影でこれなくて残念だったね。結構混んでけど、清磨との待ち合わせまで1時間以上ある。どうやって時間を潰そうか」

 

 

 そう。今回は原作ファンの方もおなじみ、ガッシュペアとティオペアによるWデート回でした。休日なので人もイパーイです! 

 

 過去形なのは、ティオペアの代わりにキリィちゃん達がここにいる事です。このイベントはガッシュとの親密度が最高状態だとお誘いがかかり、ピヨ麿やティオの親密度によって行くメンツが変わります。

 関係者全員の親密度が最高状態だと魔物3ペアによる仲睦まじい状況を楽しむ事が可能です。途中、襲い掛かってくる魔物もいますが数の暴力で一蹴できます。

 

 ですが誰か一人でも親密度が下がっている状態だと、逆にこのイベントは仲直りイベントへと変化するんですね。ご褒美から一転反省会へとチェンジです。

 今回はピヨ麿の下がった親密度を回復する為、ティオと恵さんが一回お休みとなってしまいした。

 ティオとガッシュのイチャコラ(死語)を見せられないのは残念ですが、今後の原作ルートにガバを起こさない為にもそれ以外は原作通り、淡々と進めていきたいと思います。

 

 それにこの遊園地イベントは走者が何もしなくても見どころさんが十分に活躍してくれる事でしょう。なぜならば─────

 

 

「ここが遊園地か! やっとついたな、ルーパー」

「すごい人の量ね。はぐれない様に手をつなぎましょうか、パピプリオ」

「見ろ。人がゴミのようだぜ。あっテメェ! 今ゾボロンの脚ふみやがったな!!」

 

 

 はい、やってきましたね。

 人混みの向こうに見えるはゾボロンとパピプリオ。初期からタッグを組んでいる非常に珍しい魔物ペアです。本の持ち主(パートナー)はそれぞれ古代ギリシャ人みたいな恰好をしている『ヒゲ』(ただしイタリア人)と、アフロヘアーが特徴的な黒人女性『ルーパー』です。

 

 ゾボロンペアについてはいう事はありません。ヒゲの本名が不明の時点でお察しです。

 注目すべきはパピプリオ&ルーパーさん。パピプリオは王子様のような恰好をしており自信家で努力家、セコくて幼稚でワガママ。それでも姑息ですが卑怯ではない憎めないヤツです。そしてルーパーさんはその性格たるや地母神の如く。パピプリオのわがままな要望に流されやすいですが、それもパピプリオを息子代わりに想う母親の愛であり、自分自身を一切顧みず息子(パピプリオ)を優先する様は非常に尊いです。ちゃんと『さん』をつけるんだよデコ助野郎。

 

 執筆の神様すら予想外の活躍を見せる彼等には根強いファンがおり、走者も大好きです。

 今回起こる彼等とのタッグマッチ戦はコミカルですが見応えもあり、原作はじめての複数の魔物との戦いという点においても見どころさんが盛りだくさんです。(誰うま)

 

 

 今回は彼等の活躍をガッシュ君の隣でたっぷり観賞していく事にしましょう。

 初のタッグマッチ戦なので、そこも見どころさんポイント追加です。因みにここでのタッグマッチはチュートリアルの意味合いを含んでいるのか、対戦相手やペアはルートにより変化してもガッシュ君のタッグマッチ戦は必ず起こるので、清磨達の戦闘経験値は入ります。

 という事で、このまま原作通りの流れで【パピプリオ&ゾボロン VS ガッシュ&キリィちゃん】戦をお届けしたいと思います。

 

 まぁ、唯一の懸念はダニーボーイ君の救出時に使い切った『複製(コピー)』の力を更新していない事でしょうか。

 ピヨ麿の親密度が下がった今の状態では赤い魔本を貸してくれる可能性は低めですし、同じ魔物の力ばかり使いまわしても新鮮さがありません。

 何より折角のタッグマッチなのにペアが同じ呪文使いでは面白くもありません。『次はダブルスでいくよ』は最初シングルスだったから面白いんです。(鋼の意思)

 

 

 

 

 

 

 

「しかし本当に人が多いな。一体いつになったら入れるんだ?」

「既に遊園地には入れる時間の筈よ。この人混みをかき分けて行かないといけないのかしら」

「そうか。よし、やっちまえヒゲ」

「やかましい。自分でやれ」

「こういう時こそゾボロンの呪文の出番だろ。ここまで来るのだってルーパーに頼りきりだったじゃないか」

「フン。なら“お願いします”というんだな。それなら言ってやらんでもない」

「何、本を掲げて誇らしげに言ってるんだよ。それに実際やるのはゾボロンだろ」

「ちょっとヒゲ。そんな本を高く掲げてたら落とすわよ」

「フン。ワシがそんな初歩的なミスをする訳がないだろう」

「おいヒゲ。後ろから人が雪崩の様に押し寄せてきてるぞ」

 

「何だ、ひっかけか? その手には乗らんぞ。それにワシの名前は……ブルァアアアアアアアアアア!!?」

 

 

 そんな事を考えながらキリィちゃんが無表情でぼーっとガッシュ君達が来るのを待っていると─────山なりに何かが飛んで来ました。

 足元に落ちた魔界文字が書かれたブラウングレーの四角い物体、これはこれは…………

 

「……魔本?」

 

 いえすほもくん、どう見ても魔本です。本当にありがとうございました。

 どうやらゾボロンの本の持ち主(パートナー)が慣れない人混みのせいで魔本を落としてしまったようですね。うーん、ヒゲ迂闊すぎる。裏設定としてゾボロンは本の持ち主(パートナー)がヒゲである事を知った時点で勝ち抜きを諦めたそうなのですが、こういう部分で見切りをつけたんでしょうね。

 

 このままゾボロンの魔本を燃やしてしまってもよいのですが、先程も言った通りタッグマッチは強制発生。敵が原作から変わると対応が難しくなるので、拾って返してあげましょう。優しいキリィちゃんはしっかり拾ってあげます。

 

 

 

「ったく、あのヒゲ。どこまで足を引っ張るんだよ。後であのヒゲひきちぎる勢いで引っ張ってやる」

 

 すると、人と人の隙間からパピプリオが出てきました。両親お手製の王子様ルックに身を包んだ姿は、どう見ても生粋のエンターテイナーです。

 ではさっさと魔本を返してあげましょう。彼に近づいて()()()()()()()()()魔本を差し出します。

 

 

 

 

「ん? お前が拾ってくれたのか、サン…………キュッッ!!?」

 

 あれ、パピプリオが硬直した。

 ここ何かイベントありましたっけ、キリィちゃんも首をかしげています。ほもくんも一緒に頭に「?」マークを浮かべていますよ。

 

 

「ミ……ミステリアス、ア……アンド……マ~~ベラス」

 

 

 何言ってるんだ、こいつ? 

 

 

 

 

 

 

 ◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

 

「ワハハハハ! すごいすごい、目が回るぞ!」

 

「元就ちゃん。その写真、焼き増しお願いね。パピプリオが一番格好良く映ってる写真を頂戴、言い値で買うわ!」

 

「わかりました。じゃあコーヒーカップの後はまたキリィも一緒にメリーゴーラウンドで……」

 

 

 なんだこの状況は。

 ガバ? いやいや、ガバなんかじゃありませんとも。不可抗力です。

 

 ここまでの経緯を皆様にご説明しますと、まずパピプリオの硬直が解けた途端キリィちゃんに「ここさぁ、遊園地あるんだけど。行かない?」と誘ってきました。まずこの時点で意味不明です。

 この時期のパピプリオは非常に好戦的で、魔物を見かけると戦闘をしかけたくてウズウズしている筈です。なのにパピプリオに警戒し、本を構えたほもくんを見ても

 

 

《「待、待ってくれ! 私は君達とは戦う気はない!」》

 

 

 と宣言。こう言われては善良なほもくんは本を収めるしかありません。

 それならとパピプリオの本の持ち主(パートナー)、ルーパーさんがやって来た時に期待します。

 

 

「ルーパー!! 友達が出来たぞ! (ともだち)のキリカだ!!」

「アラ? アラアラ……アラアラアラアラアラアラ!! 素晴らしいわパピプリオ!」

 

 

 ダメでした。イントネーションが若干違って聞こえた気がしますが、この状況の異質さに比べたら誤差です誤差。

 そしてそのままパピプリオ達と遊園地へ。清磨達との待ち合わせまで時間があるのでほもくんも口を挟みません。むしろ、積極的に仲を取り持とうとしています。

 

 今ルートのパピプリオは何か追加スキル(不純物)でも手に入れたのでしょうか? 原作でのワガママな振る舞いが全く見えません。

 パピプリオが一番乗りたがっていた海賊船が、身長制限により乗れないと判明した時も

 

 

《「何ッ、小さいからダメだと!? ふざ……! く……ぅぅぅぅぅ……し、仕方ない。キリカ、別のものに乗ろうぜ」》

 

 

 と我慢を見せていました。

「乗せてくれないならこんなものぶっ壊す!」と憤っていた原作のイキプリオは一体どこへ? 

 

 もう「訳が分からないよ。このゲームはいつもそうさ」とQB的思考放棄。キリィちゃんの可愛さに悩殺されたんだと流してピヨ麿達の到着までスキップします。

 キリィちゃんとは相性が悪かったかもしれませんが、ガッシュ君を見ればカモを見つけたと襲い掛かる事でしょう。そうしたら後から参戦してタッグマッチに持っていきましょう。よし、ガバはない。

 

 

 

 ……………………

 ………………………………

 ………………………………………………「ヌォオオオオオオオオオ!!」

 

 

 おっ、来た来た。この独特の叫び声はガッシュ君ですね。

 ……ん? 叫び声? 

 

 

「一体なんなんだ、このこのヒゲ男は─────!!!」

「ヌァアアアアアアアアア!!」

 

「本は、ワシの本はどこだァアアアアアアアアアア!!」

 

 

 ▽あっ、野性のヒゲがあらわれた。

 

 経緯はわかりませんがピヨ麿達が追いかけられてるみたいですね。

 そういえばヒゲの魔本はキリィちゃんが拾いパピプリオに渡しましたが、すぐにやってきたルーパーと一緒に今まで遊んでいましたね。つまり……

 

 

「あっ、おいルーパー。ヒゲの本って渡してないよな?」

 

「えぇ、ここにあるわ。夢中ですっかり忘れてたわね」

 

 

 なるほど、そういう事か。

 自分の魔本が長時間紛失。それはそれはストレスになる事でしょう。ピヨ麿の赤い魔本を見て被害妄想が膨らみ襲い掛かったという所でしょうか

 

 あっ、ガッシュ達がこっち来た。

 

 

「ヌォオオ、オオ?! キリカと元就ではないか! 逃げるのだ────!!」

「すまん、二人共。魔物と変なヒゲ男に絡まれた!!」

 

 キリィちゃん達の目の前を通り過ぎる二人。そして、それを追いかける怪人ヒゲ男は……

 

 

「パピプリオ、ルーパー! ワシの本はどうした─────!! ジェァアアアアア!!」

 

 

「ワ~~~~!! 何かヒゲの怒りが有頂天になってる~~~!!」

 

「何か暴走してるわよ! は、早く本を返さないと……」

 

「おい、やめろ馬鹿! あんな状況のままじゃ返せるものも返せねーよ!」

 

「じゃ、じゃあどうするの?! パピプリオ」

 

「決まってる!! 逃げるんだよ、ルーパー!」

 

 

「逃がすかテメェ等─────!! ジュルァアアアアア!!」

 

 

「キ、キリィ逃げよう!」

「「「「「ワァ────────────────────!!!!」」」」」

 

 

 

 

 もう、わけがわからないよ。

 ただのチュートリアルがどうしてこんな事に

 

 

 

 ◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

「ハァ……ハァ…………」

「ゼェ……ゼェ……」

 

 

 熾烈な追いかけっこの結果、季節外れのプールエリアにやってきました。人のいない所へ逃げ続けた結果ですね。

 ヒゲも疲れたのか狂戦士化が解けてきてますね。今なら怒髪天レベルに収まってる筈です。

 

 

「ほらヒゲ、本よ。これで落ち着くでしょう」

「ワ……ワシの……本を…………ハッ! ワシは何を」

 

 やれやれ、ようやくヒゲが正気に戻りましたね。

 ヒゲの手元に魔本も戻りましたし、ピヨ麿達も無事到着。では、これで戦闘開始という訳ですね。ほもくんに目線を送り、ヒゲを警戒します。

 

 

「そうだルーパー、パピプリオ! 敵だ、敵が現れたぞ! 俺達の力を見せつける時だ」

 

「敵? あの向こうにいる金髪の事か?」

 

「そっちもそうだが、そこにいる黒髪のメスガキもだ。生意気そうな目つきをしてやがる、俺の力でガタガタ震わせてやるぜ!」

 

「……あ″?」

 

 

「ルーパー、本を構えるんだ。どっちもウ〇コみてぇな顔したクソガキだが2組を相手するには俺達のコンビネーションが重要だ」

 

「……な″んですって?」

 

 

「さぁ、いくぜテメェ等!! 《ドグラ「「ウ〇コ顔はテメェだろう(アンタでしょう)が──────!!!」」ブルァアアアアアアアアアア!!」

 

 

 

 うわぁ痛そう。パピプリオとルーパーさんが回し蹴りでヒゲを吹っ飛ばします。

 ゾボロンの腹にまかれた紐を手で持っていた為、ゾボロンごと飛んでいきましたね。あわれゾボロン。

 

 

 

「急に何しやがるマネキンババア共!!」

 

「黙れ、ヒゲ! キリカは俺の大事な友達なんだぞ!」

 

「そうよそうよ!! 彼女はパピプリオの大事な子よ、アンタみたいな不衛生な不摂生なヒゲデブが近づくんじゃないわよ!!」

 

「てめえ、ぶっ殺してやる!!」

 

「あ~~~~ら、アナタなんかに出来るのかしらヒゲデブボボ~~~~ン♪」

 

 

 ……何かこのペア、既に破綻してない? 

 戦闘が始まる前からコンビネーションが崩壊しているんですけど……こんなのでガッシュ達の戦闘経験になるんでしょうかね。チュートリアルとはいえ不安になります。

 

 

 

「もうテメェ等の手なんか借りるか!! そこのクソガキ共! 名前は?!」

 

 

「へ?! た、高嶺清磨です!」「わ、吾輩はガッシュ・ベルなのだ!!」

 

 

「よし、テメェ等俺に手を貸せ!! あのバカ王子にマネキンババア、一泡吹かせてやる!!」

 

 

「はぁ?!」「ウヌゥ?!」

 

 

 

 …………え? 

 

 

「何だと、このヒゲ!! キリカ。だったら俺達もコンビネーションだ!!」

 

「そうね。元就ちゃん、手伝って頂戴。あなたもキリカちゃんが大事なら心は一緒の筈よ!」

 

「え、はい。そ、そうですね!」

 

 

 おいこら、ほもくん。何言いくるめられてるんだよ。

 今の言いくるめ《判定値:90》くらいのちょろさで成功しちゃってたぞ。

 

 どうなるんでしょうかこの展開。清磨はヒゲなんかに協力する訳ないし、ティオペアでもやってきて2:3の状況になってヒゲが渋々向こうに戻るのかなぁ。だったら別の攻略法になるから調べなおさないと……

 

 

「……よし、わかった。ガッシュ、やるぞ!」

 

「き、清磨?! でもそ、それでは……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「訳は後で説明する。今は…………キリカに勝つぞ!!」

 

 

 

 

 




 皆様、あけましておめでとうございます。
 今年の正月はずっと小説と向き合っていましたが、書いては消しての繰り返し。想像以上に書き上げる力が鈍ってました(特に実況パート)

 他者のRTA小説読み直して勉強し直すことにします。
 書き溜めも出来ないので本年もゆったり更新になりますが、よろしくお願いします。
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