艦隊これくしょん【艦これ】 汎用決戦重巡洋艦が建造されました!   作:ライドウ

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信濃と紀伊

この世界では純正の大和型戦艦として完成。
信濃は史実で元々空母だった。ということからかこの世界でもその因子を少しだけ持ち合わせており、水上機の代わりに零戦10機を積むことができる。
そして紀伊は、試作で作られた35.6㎝四連装を装備しており姉たちと比べて艤装は小さい。しかし、その35.6㎝四連装砲4基16門は強力でアレミアの二代目の大戦艦”アマゾン”との殴り合いの際、手数の多さで圧倒したという伝説を持っている。

超大和型戦艦
この世界線では超大和型も完成していて、艦娘も出現しているが。
大本営の元帥所属で、めったに前線に出てこないという。

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この世界のドロップ

撃破した深海棲艦が、水底に沈んだ際に謎のエネルギーが発生する可能性がある。
そのエネルギーが原因で、海をさまよっていた艦の魂の一つが偶然結びつきそれが艦娘となって浮上する。これがこの世界のドロップ現象なのだが・・・
それはかなり珍しいことで、ここ数年は観測されなかったが横須賀第1鎮守府が大規模作戦を反復制覇している際に、何度も確認された事例。
科学者の悩みの種である。


第7話 ご都合主義は現実へ

side:kii

 

「総員、傾注!これより、我が連合艦隊は敵の背後から突貫し、敵前方で待機している第1連合艦隊と挟撃をする!!その渦中で、桜さんを確保!その後、速攻で鎮守府に帰って入渠させます!」

 

私の号令で第3艦隊の艦娘と第4艦隊の艦娘の顔持ちが真剣なものになる。

それはそうだ、我が鎮守府の第1から第4艦隊全員、桜さんが面倒を見てくれたからだ。

そりゃ、こんなに気合も入るし・・・絶対に沈ませない気持ちにもなる。

 

「おい、紀伊!」

 

「なんだ、天龍!!」

 

私が建造され、この鎮守府に正式に所属することが決まった日、ルームメイトになって今でも仲良くしている天龍が神妙な面持ちで私に並走する。

 

「この先から・・・妹の気配がするんだ。」

 

「妹?龍田のことか?だが、すでに同位体は呉にいるではないか」

 

「・・・ああ、だが。確かに妹の気配がするんだ・・・私の妹と言ったら、あの艦型しかないだろ!?」

 

「・・・改天龍型、つまりは”稲荷型”か。」

 

”稲荷型”汎用軽巡洋艦、”桜型”汎用重巡をまんま軽量化させたようなコンセプトだがその設計図は、当時の世界水準を大きく超えていた天龍型を改良したもの・・・

確かにそう見れば、天龍と稲荷型は姉妹ともいえる・・・しかし、こんな距離で感じ取れるものなのだろうか。

 

「しかも、睦月が言うには・・・改睦月型の気配もするそうだ」

 

「改睦月型・・・あぁ、”久崎型”の?このタイミングで?場所は?」

 

「オレも睦月も、まったく同じポイント・・・だが、段々と移動してる。」

 

・・・このタイミングということは、ドロップだろう・・・それも、桜さんが撃破した敵によるドロップ。ははっ、第1防戦隊はご都合主義艦隊って言われてるのはあながち間違ってないのかもしれない。

 

「よし!我が艦隊は、天龍と睦月の先導の元、桜さんおよびドロップした稲荷型と久崎型を救援する!おそらく、第1防戦隊は桜さんが大破、以下健在の状態で今でも防戦を繰り広げているだろう!我々の得意分野の”遅れてくる英雄”だ!!気張れ!!」

 

私は、再び力強い号令を下し、命令を出す。

油断しきった深海棲艦の背中を自慢の35.6㎝四連装砲4基16門から放たれる砲弾を叩き込む。とっさに反転しようとするが、バランスを崩し転倒する者パニックになり撃ちまくる者、指揮系統が乱れたのを確認する。

 

「総員!近接戦、吶喊!!」

 

混乱している敵陣へ一気に切り込む。

初めての接近戦に戸惑う娘もいるが、それでもしっかりとできているあたり、やはり武人だな。と思う。

殴りかかって来たタ級を殴り返し、ただ前に進む。(紀伊は、霧島、鳥海と共に戦艦と殴り合った経歴アリ)

 

「艦隊、ただ前へ!遮るものは押しつぶせ!!我ら連合艦隊は無敵だということを教えてやれ!!」

 

力強い指示を出し、桜さん救出のための士気を上げる。

こうでもしないと、みんな不安なんだ・・・私が、不安がってどうする。

 

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side:sakura

 

 

「久崎ちゃ~ん、乃木坂ちゃ~ん、私に続いて~?海崎ちゃんは、稲荷おねえさまのこと、よろしくね~。いなりちゃんは、桜さんを頼むわよ?」

 

「了!!」「・・・わかった」「わかりました!!」「任せろ黒峰」

 

黒峰ちゃんの指示により、私を護る小隊と、敵の攻勢を防ぐ小隊に別れた。

黒峰ちゃんの素早くも気の抜けた指示でも、久崎ちゃんと乃木坂ちゃんはしっかりと聞き、バルジシールドを巧みに使いこなしつつ、周囲の敵を沈めていく・・・12㎝単装砲は火力はかなり低いのに・・・それでも、勇敢に戦う。

 

「うれしいわね・・・私が居なくとも、そんなに強いだなんて。」

 

「何言ってるんだ隊長。あんたが居れば、もっと強くなれるぜ?」

 

「そうです!隊長のご指示さえあれば、こんな奴らすぐさま消し去って見せます!!」

 

それにしても、頼もしい。

だけど、この量の深海棲艦相手では・・・多分厳しいだろう。

早く、救援がくればいいけど・・・あぁっ、あれはグレイの!

 

「あれは・・・グレイゴーストの・・・黒峰!!正面は分厚いが、突破するぞ!!」

 

「はぁ~い、稲荷おねえさま~」

 

黒峰ちゃんが、天龍ソードみたいな刀を抜刀し戦艦だろうが空母だろうがバッサバッサと切り倒す。

それに合わせるように久崎ちゃんと乃木坂ちゃんが、軽巡や駆逐たちを撃ち抜く。

 

「隊長、動くぞ!しっかり肩に、」

 

「ありがとう・・・」

 

「ははっ、どおってことねぇよ!隊長!」

 

稲荷ちゃんが私に気を使い、微速ながらも前進し始める。

敵陣でこんなにゆっくりだと、的になりそうなものだけど・・・私の負担が大きくなると考えているのか稲荷ちゃんはゆっくりと、また慎重に急ぎつつ黒峰ちゃんが暴れてる場所へ進軍するのである。

そして、そんな稲荷ちゃんの背中を護るのが海崎ちゃん・・・彼女になら背中を預けれそうだね。

 

「みんな、強いね。」

 

「ははっ、オレたちだって指をくわえて沈められたわけじゃねぇ。大本営のクソどもに消されたが俺たちの戦果は大和型のトータルに迫る勢いだったんだぜ?」

 

にひっ。とVサインを作りながら、私に笑いかける稲荷ちゃん。

・・・頼もしいな。

 

「っ・・・ごめん、稲荷ちゃん・・・ちょっと、眠い。」

 

「大丈夫だ隊長、今は寝ていい。鎮守府についたら起こしてやるから・・・今は休め。」

 

・・・私は、その言葉を聞いて微笑みながら瞳を閉じ、眠りに落ちるのであった。

 




稲荷
稲荷型汎用軽巡洋艦1番艦
(lv99のステータス)

耐久 30
火力 40
装甲 34
雷装 60
回避 70
対空 40
搭載 1
対潜 60
速力 高速
索敵 19
射程 中
運  23

燃料 26
弾薬 20

初期装備
20.3㎝連装砲
零式水上偵察機
九四式爆雷投射機

改造は1段階

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図鑑No.(if)41
艦種:汎用軽巡洋艦
艦型:稲荷型1番艦
所属国:日本

改天龍型、稲荷型の1番艦≪稲荷≫様だ。
防戦隊の中で真っ先に全滅しちまったところだが・・・
腕は確かだ、オレたちのことちゃんとつかってくれよ?
横須賀の大空襲?あぁ、あれこそ大本営の慢心さ。

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黒峰
稲荷型汎用軽巡洋艦2番艦
(lv99のステータス)

耐久 35
火力 40
装甲 40
雷装 60
回避 70
対空 80
搭載 1
対潜 60
速力 高速
索敵 19
射程 中
運  21

燃料 27
弾薬 20

初期装備
20.3㎝連装砲
零式水上偵察機
九四式爆雷投射機

改造は改二まで
改二になると21号対空電探を持ってくる。

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図鑑No.(if)42
艦種:汎用軽巡用
艦型:稲荷型2番艦
所属国:日本

稲荷型2番艦、黒峰で~す。お化粧やお裁縫が得意なの♪
戦いは苦手だけど~、鬼神のごとき活躍を約束するわ~。
横須賀の大空襲の時、最後に沈んで・・・最も敵を叩き落した浮き砲台よ~。
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