艦隊これくしょん【艦これ】 汎用決戦重巡洋艦が建造されました! 作:ライドウ
アレミア海軍の二つ名艦艇
アレミア海軍は勲章の他に、類まれなる活躍をした艦に二つ名を与えることがある。
与えられた名前としては(日本訳で公開)
”大戦艦”、”魔弾の狙撃者”、”鎧崩しの戦士”、”ランサー”、”魔物”、”対空の支配者”、”大空の番人”、”夜戦の王”、”ガラパゴス沖の老淑女”、”大西洋の風”、”神の御使い”
と言う艦たちが存在する。
≪第3臨時艦隊!レ級含む敵艦隊を撃破した!!しかし中破艦多数大破艦1!くそっ、交代する!!明石と高速修理バケツの用意を!!≫
≪第4臨時艦隊!
あれから少しづつ、敵の海域・・・E-1を突破することはできたものの第2海域のE-2の突破に困難を極め始めた。
大和さんたちが必死に突破を試みるもの、レ級を含む戦艦水鬼の編隊で進むことすら敵わない。
・・・紀伊さんのいったお仕置きマスには戦艦水鬼の他に空母棲鬼がいるとか。
現在は第1防戦隊・・・私たちが、第2連合艦隊と、第1連合艦隊のちょうど中間に位置し。
今だ戦力を削らないように後方から偵察を兼ねて、敵の様子を分析していた。
「大和さんが対峙してるスカーフェイスのレ級・・・サーモン海域のレ級エリート?」
「武蔵が相手しているのが片腕のレ級フラッグシップ。信濃が相手してたのが尻尾のないレ級フラッグシップ改か。大淀どうだ?」
稲荷さんと私が双眼鏡を除きながら、前線司令部(提督自腹の特殊クルーズ船)上でメモを取っている大淀さんにそういう。
大淀さんは分厚いファイルをパラパラ漫画みたいに読み、そしてさっそうと見つけ出す。
「スカーフェイスのレ級はサーモン海域のであってます。片腕のレ級はアイアンボトムサウンドで呉の金剛さんが逃がした奴ですね。尻尾のないレ級は・・・ありました。ソロモン海でブインの夕立さんに食いちぎられたレ級ですね」
大淀さんの情報解析能力には頭が上がらない。
それでもさっきも尻尾のないレ級はさっきも倒したはずなのに・・・どうして。
≪て、偵察班の隼鷹だ!大変なことが分かったぞ!!≫
隼鷹さんが焦りつつ連絡を入れてくる。
隼鷹さんが焦るって、どれだけの敵艦隊がレ級たちの後ろに?
≪敵のリ級に変なのがいる!!砲はたった一門!大和たちよりもアウトレンジで砲を構えてやがる!!・・・っ!!砲撃するぞ!!≫
「隼鷹さん!砲撃音を録音して!!」
≪わ、分かった!!≫
私のとっさの指示で、おそらく隼鷹さんが録音を開始した途端・・・どこかで花火のような音が聞こえた。
「ここまで砲撃が!?大淀さん!!」
「か、回避運動!!全員何かに捕まって!!」
大淀さんがそう言った途端にクルーザーのすぐ横で大和さんの水柱よりも大きな水柱が・・・
この水柱は、大きすぎる!?
「クルーザーに被害がないか調べろ!!」「機関に問題はないか!!」
「大丈夫です!!ただ速度は出せないけど!!」「クッソ、軍用のエンジンに換装すべきだったな!!」
クルーザーの搭乗員である妖精さんたちが慌てだす。
やだ、この妖精さんたち男らしいっ。
「提督!ご無事ですか!!」
「あ、ああ!!」
クルーザーに座乗していた提督が提督帽をかぶり直し艦首に飛びついて双眼鏡をのぞき込む。
私もその方向に向けて再び双眼鏡を向けなおす。
やけに大きい・・・なにあの長身な砲塔!?砲身が一発撃っただけで真っ赤っか!!しかもオープントップ!?
艦橋が垂直じゃなくて空母型艦橋だしっ!!なんかカッコイイ眼帯してるし!!
「おいおいありゃぁ、アレミア海軍の化け物狙撃艦じゃねぇか。」
「まさか、”魔弾の狙撃者”ですか?!」
アレミア海軍二つ名艦艇NO.2。試作狙撃砲撃艦1番艦”リンクス”。
史実でも大日本帝国海軍とアメリカ海軍に大破撤退をさせ続けた狙撃艦。
必ずと言っていいほど先制砲撃してくる異常なまでの超射程、異常なまでの命中精度を誇る怪物。
リンクスが放ったたった一発の至近弾で駆逐艦が中破するぐらいらしい。
「気をつけろ!あいつの砲は
「マジのバケモンじゃねぇか!」
このタイミングで、リンクスの力を持った深海棲艦が登場するなんて・・・っ!!
「第2射、来ます!!」
「ちぃっ!!回避運動急げ!とーりかーじ!!40だ!!」
「とーりかーじ!40!!」
もう装填が済んだ!?また砲身が・・・っ!!
戦闘中に砲身を変えてる!?道理で見たことない深海棲艦がワ級と一緒にいるわけだ!!
そしてリンクスの第2社は逸れてクルーザーから700m離れたところに着弾した。
「提督!リンクスには専属の工作艦と輸送艦はいたんでしょうか!!」
「戦闘作戦によってはいなかったそうだが、それでも必ず工作艦”アンバー”と輸送艦が常に一緒に行動してたそうだ!!まさかいたのか!!」
「はいっ、戦闘中に砲身を変えつつ、調整速度が速いです!!」
「熟練か!!」
だからあのレ級たちは死に物狂いで戦ってるの?
狙撃型のリ級のところに行かせないために・・・でも何で同型艦がそうそう簡単にポンポン・・・
≪こ、こちら撤退中の信濃です!!撤退中に、敵潜水艦の反応を検知!!レ級を海中で曳航しています!!≫
「海中で回収して曳航だと!?後方に別口の工作艦・・・いや我々と同じで前線修理か。これでは持久戦だな」
信濃さんの通信を聞きつつ、狙撃リ級から目を離さない・・・あっ、膝をついた!!
ということは、3回があのリ級の限界?あれだけで腕に負傷を・・・あれじゃ中破ね。
・・・あら、工作艦が近寄って・・・うわっ、触手がぬめぬめしてるっ。あっ、リ級の身体がぬめぬめにあっ、あっ、あっ。
落ち着きましょう私。戦闘中とはいえ変なことを考えてる暇はないはずです。
「さて、提督・・・この状況。いかがなさいますか?」
「・・・うむぅ、これはプライドを捨てるしかないだろう。大淀」
「はっ」
「ホットラインをつなげ、私自ら呉の提督に話をする」
「っ・・・了解です」
この世界の横須賀と呉
陸軍の手前仲悪そうにしているが実はめっちゃ仲がいい。
情報交換と通信技術だけはしっかりとし、会議では仲が悪そうにしている。
ちなみに呉第1の提督は横須賀第1の提督の血の別けた兄弟である。
試作狙撃砲撃艦1番艦”リンクス”
アレミア海軍が試作した大和対策の砲撃艦。
砲は安心安全のイギリス製だが船体はアレミア性のため少しもろい。
そのため3回砲撃したら、オーバーホールが必要で仕様が限られていた。
しかし、南米大陸をぐるりと周回しようとし始めた大和を狙撃し轟沈させた。
リンクスはその狙撃の帰り道で、アメリカ海軍のアルバコアに撃沈された。
工作艦”アンバー”
アレミア海軍がリンクスの現地修理及び曳航を任せられるために作られた。
アレミア海軍の工作艦に艦型はなく、必要に応じて建造されてたらしい。
その中でもアンバーは砲弾吹き荒れる戦場の中、低速のリンクスと並走して戦闘中に修理してたこともある猛者。
そしてかなりの幸運艦でもあり、撃った砲弾が不発のまま残ってたり、スクリューが壊れても偶然海流に乗りアレミア海軍所属の重巡洋艦に回収されたり、偶然釣りしてた整備兵が大和艦隊の霞を見つけたとか。
しかし、リンクスが沈んだ後は出番が極端に減り終戦後になると民間船を修理する専門的な工作艦に変わった。
・・・ちなみに駆逐艦の砲を1門装備されており、その砲で大和の高角砲を一門沈黙させたらしいが・・・