艦隊これくしょん【艦これ】 汎用決戦重巡洋艦が建造されました! 作:ライドウ
瑞鶴
3ヶ月間反省のため自室謹慎。
リンクスとアンバー
アメリカ海軍艦隊に護衛されつつアメリカに移動。
エンタープライズ
妹たちとあいさつを済ませて横須賀第1に異動。
桜
深海棲艦化が進み、昼の間の外出を控えることに。
入渠は特別棟に一つだけ増設したものを使う。
稲荷
瑞鶴の監視役(相手役)を務め和解。
仲はかなり良好。
黒峰
稲荷の付き添い
久崎・乃木坂・海崎
今日も今日とて警戒任務
続く
無事、あの作戦はすべて終了した。
残敵掃討の際、復活してきた江戸彼岸棲鬼を相手どったけど大和型勢ぞろいの艦隊が相手して撃破した。
そして本題だが・・・無事に江戸と彼岸はドロップした。
何なら、彼女らの随伴艦である山崎ちゃん、空崎ちゃん、花崎ちゃんもドロップした。
・・・そして、江戸と彼岸・・・山崎ちゃんたちには私の現状を話した。
すると、江戸と彼岸はもっと早くドロップできていればと悔しがり山崎ちゃんたちはけなげに私に抱き着いてきた。
「で、姉さん。今は進行具合は・・・」
「それがね江戸。体の比率的に13%ぐらい・・・って明石さんが」
「・・・13%」
そう、まだ13%。妹たち全員を助けるにもまだ大丈夫。
江戸と彼岸も来てくれたし・・・大丈夫。
「ねえ、お姉ちゃん」
「どうしたの?彼岸」
「雪風は・・・雪風はいる?」
「・・・ううん、横須賀第1鎮守府には・・・でも呉第1鎮守府にいるらしいわよ?」
彼岸・・・私たち桜型・・・正確には江戸型の次女にして・・・汎用型戦闘艦唯一の大戦の生き残り。
雪風と常に一緒にいて、常に大破して帰って来た・・・そしてついた異名が、皮肉にも極東のフランケンシュタイン。でも、そういわれるのは仕方ないのかもしれない。だって彼岸は、沈んだ他の姉妹の使えるパーツを使って態々修理されていたのだ。だから、厚着している彼岸の肌は・・・継ぎ接ぎだらけ・・・・・・こんなこと、せっかくの再開で考える事じゃないわね。
「そっか、会えるかな?」
「大丈夫、そのうち会えるわよ」
「それもそっか」
そのあと二人が甘えてきたので優しく右手で頭を撫でてあげる。
史実では・・・私に会うことなく沈んだ二人。多分、甘えたりないんだろうな・・・でも、艦娘って形でだけど・・・再会できたことは嬉しく思える。こうして頭を撫でてあげることもできるし、抱きしめることもできる。
でもごめんね、片腕しか触れなくて・・・
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side:zuikaku
「んー・・・」
「どうしたんだよ瑞鶴」
隣で仲良くなった稲荷がうなり声をあげる私を見つめる。・・・こうしてみると眼帯をしていない天龍さんだね。
目のところとか口元とかよく似てるし・・・体系は似てないけど。
「ってイタッ!?なんで殴ったの!?」
「いま胸見て何を考えた?」
「いやー・・・改天龍型って割にはないなーって」
そう、稲荷型は改天龍型とも呼ばれている艦型のはずなのだ。
だけど、稲荷もその妹の黒峰も天龍さんと龍田さんと比べると全くと言っていいほど、身体の特徴は受け継がれていない。黒峰に限っては顔すら似てない。
それは久崎ちゃんたちにも言える。久崎ちゃんは睦月ちゃんに似てるけど・・・乃木坂ちゃんたちからは全く別人のだ。
「あー・・・それかぁ」
「何か理由が?」
「まあ、改天龍型なんて名ばかりだからなぁ~。黒峰なんて天龍姉さまって慕ってるけど・・・実際全く関係ない赤の他艦ってやつだぜ?」
「はぁ!?」
思わず持っている雑誌を落とす。
えっ、ちょっと待ってどういうこと?稲荷型は天龍型をモチーフとしてるから別名”改天龍型”って聞いたんだけど・・・ってかみんな思ってるよ!?
「まあ、気持ちはわかる。だけど、改天龍型って呼ばれてるのもちゃんと理由があるんだぜ?」
「えっ、どんな?」
「ただ艦橋の形が似てるからそう言われるっていうのもあるけど、そもそも稲荷型と久崎型は実験艦・・・まあ桜の桜型と一緒だけどな」
それって・・・・つまり。
「元々、桜型は桜のみ。オレの妹たちは黒峰型、久崎の妹たちも本当は乃木坂型が正式名称なんだ」
「は、はぁ!?」
「それが扶桑の建造に資材に回されてな・・・オレと久崎の建造が遅れて・・・結局黒峰と乃木坂・海崎と同時期に建造完了。編成されてそのまま第1防戦隊ってわけさ」
「じゃ、じゃあ元々第1防戦隊って!?」
「期待されてるって言うのも、実験艦隊としてって形だったんだ。本当は黒峰達は第2防戦隊配備だったんだよ」
・・・私が知らないことが多すぎる。
いや、これはみんな知らないと思う・・・あの時の大本営が隠していた真実。
「で、なんで改天龍型、改睦月型って呼ばれてる理由だったな」
「う、うん」
「それは簡単、元々は普通に天龍型と睦月型に俺と久崎は建造される予定だったんだ。頭数を合わせるために、多分天龍型と睦月型ならオレも久崎も別の名前だった思うぞ」
「それって」
「水雷戦隊が足りないからコストの低い旧式艦を作って合わせようって魂胆だったんだよ。それを乃木坂大将が無理やり汎用型戦闘艦に作り替えた。だから俺は天龍姉さんに似てるし久崎は睦月に似てて、黒峰と乃木坂たちが似ていないってわけでもある。そして、俺と久崎が天龍型と睦月型の船体を使ってそのまま建造してるから改天龍型と改睦月型って呼ばれてるわけだ」
そう聞けば何となくストンと理解してしまう。
・・・ん?
「あれ、ならなんで黒峰たちと乃木坂ちゃんたちは稲荷型と久崎型のままなの?」
「お、いいところに気づいたな。それは簡単だ乃木坂大将が無駄に艦型を増やすことを嫌って大本営に桜型、稲荷型、久崎型に押し通したんだ。なんでも無駄に艦型を増やすと、混乱するとかなんとか。」
稲荷が龍田槍を手入れしながらそういう。
そ、そんな理由だったのか・・・乃木坂大将って案外几帳面って言うか・・・なんというか。
・・・それにしても、見えないだけで・・・隠されていることってたくさんあるんだ。
「あ、ちなみに桜型の方はもっと複雑怪奇だぞ?」
「え、そうなの?」
「ああ」
イイ感じに締めようとしたら稲荷が思い出したかのように言葉を出す。
その言葉を聞いた途端、なんとなく考えがつくが聞いてみる。
「まずは普通の桜型の江戸から豆までが、江戸型汎用重巡洋艦。」
「それにしても豆って艦名・・・」
「桜をもとにしてるからな・・・豆桜って品種からとったらしいぜ?」
江戸さんから豆さんまでが江戸型汎用重巡なんだ・・・
・・・・・・ん?
「待ってそれって!!」
「改桜型が丁字型、天桜型が白妙型、雷桜型が梅護寺型、見桜型が薄重型、そして超桜型が深山型って言う感じなんだぜ?」
「えっえっ!?そ、それどういうこと!?」
「大本営のとある大将がそう呼んでたんだとさ・・・でも、現場の将校たちはすべて総じて桜型って呼んでたらしい。だから、江戸たちは桜型なんだよ」
「・・・うーん、なんだか闇を感じた」
桜さんところの妹たちの事情・・・中々闇が深いようで。
それに確か、春秋と夏冬が後継艦だって。
「春秋と夏冬なら瑞鶴の知った通り久崎型の後継艦だぜ?」
「じゃあ、その話ならなんで春秋型なの?その話の通りなら久崎型のはずなのに」
「・・・その時にはすでに乃木坂大将は病に倒れてな、それを好機と見たバカな大本営の将校が増やしたんだよ」
「うぅわ・・・器ちっさ」
「何なら春秋と夏冬はどっちかと言うと特化型に近いぜ。」
「あー・・・なんか察した。」
そんなことを雑談しつつ、自室で暇をつぶすのであった。
春秋・夏冬
久崎たちとこと+あいさつ回り
山崎・空崎・花崎
警戒任務とあいさつ回り
江戸
桜と同じく作戦参謀になりつつ、桜に甘える。
彼岸
この話の後に雪風に会って、泣いてしまった。