艦隊これくしょん【艦これ】 汎用決戦重巡洋艦が建造されました!   作:ライドウ

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喫茶店 ダイヤモンドシスターズ

横須賀第1鎮守府のすぐ近くにある横須賀第1鎮守府所属の金剛型四姉妹が経営している喫茶店、紅茶やお茶菓子だけではなく、カレーなどの多くのものを提供してくれる。
また、交代制のウェイトレスでは長女の金剛、次女の比叡、三女の榛名、四女の霧島の誰が一番かわいいかと言うファンクラブが日夜水面下で静かに争い続けてるらしい。


第22話 桜型姉妹

今日は左腕を白の分厚い手袋で覆い隠し、江戸と彼岸と一緒に提督の心遣いで鎮守府の外の、金剛さんたちが経営しているカフェに来ている。そこで、紅茶やお茶菓子をいただきつつ、江戸と彼岸がいる第2防戦隊の話を聞いている。

第2防戦隊の役割は、連合艦隊旗艦の護衛。という役割で、かなりの人気があったらしい。

何なら、当時のメディアにも取り上げられて子供たちの人気も多く獲得していたとか・・・代替わりも何回もしていて江戸と彼岸は第2防戦隊の始まりから終わりまでを見ていたらしい。

 

「まあ、今は初代の私と彼岸、山崎と空崎、花崎しかいないけどな」

 

「えっ、何代ぐらい代替わりしたの?」

 

「ああ、えーっと、何代だっけ彼岸。」

 

「確か・・・私が割と最後まで生き残ってたから、第6代が最後だったはず・・・」

 

6代までか・・・それほどまで第2防戦隊はあこがれだったんだろう。

第1防戦隊は全滅したらそのまま放置だったって稲荷さんが言うし。なんだか羨ましいなぁ。

そっか・・・連合艦隊旗艦の護衛か、そんな大役を江戸と彼岸は任せられていたんだ。

 

「お姉ちゃんとしては、うれしい限りだよ」

 

「ふふっ、お姉ちゃんったら。」

 

「姉さんにそう言われると、なんだか気恥ずかしいな・・・」

 

そう言って二人が顔を赤らめる。

そうみると、やっぱり妹なんだなぁ。という実感がわいてきてふと安心する。

私はこの二人の姉ではないか、そういわれると率直的なつながりは・・・名前と設計図で少ししかない。

だから、二人は私に似てないし・・・私は二人に似ていないのだ。

そこは・・・ちょっと悲しいかな。

 

「でさ、本当は第2防戦隊はさ私と彼岸で別々の防部隊を率いてたんだよね」

 

「え、そうなの?」

 

「うん・・・山崎ちゃんたち第2防部隊が江戸姉さんの。江崎、本崎、尾崎の第3防部隊が私の・・・って感じ」

 

「はぇー・・・」

 

つまり、第2防戦隊は6隻編成の正統派編成ではなく4,4の特殊編成だったんだ。

そう考えるとそれほどまでに江戸と彼岸は期待されていた。ということが分かる。

って、あれ?その割には稲荷型汎用軽巡の皆がいないような・・・

 

「あー・・・稲荷型はなぁ。その第2防部隊と第3防部隊が別部隊に異動になった後、鉄火率いる第4防部隊と、井倉率いる第5防戦隊が入れ替えになった後からだな。」

 

「うん、それが2代目第2防戦隊で・・・そこからが第2防戦隊が華の二水戦並みに有名になった頃かな」

 

それが第2防戦隊・・・華の二水戦と並ぶ、星の二防戦とまで呼ばれた最強の防戦隊。

 

「まあ、うちが最強だったら第1防戦隊はもっとやばいけどな」

 

「稲荷さんたちの?」

 

「・・・まあ、な」

 

江戸がぽつぽつと第1防戦隊のことを話してくれる。

第1防戦隊は旗艦たる私がいないことを差し引いても、かなりの戦果を挙げていたらしい。

他の防戦隊・・・第5防戦隊と第6防戦隊が硫黄島海戦で大破撤退している中第1防戦隊は突入、全艦無傷で相手を撤退させた。沖縄沖海戦・・・・・・大和さんも出撃した海戦では大和さんより先に出撃、大和さんが到達するころ合いには、敵は半壊状態だった代わりに・・・第1防戦隊にも損害が出てたとか。

確か、稲荷さんたちの話ではこのときに乃木坂ちゃんが戦没したはず・・・そして、大本営の慢心の元起きた横須賀大空襲・・・そこでも第1防戦隊は活躍したらしい。

 

「獅子奮迅・・・その言葉に限るよ。小破ならいい、でも中破と大破状態で動いて・・・敵の大多数を引き寄せ得て対空射撃までしてたんだ。」

 

「・・・その結果、稲荷さん、黒峰さん、久崎ちゃんが戦闘後に沈没。」

 

・・・そう、なんだ。稲荷さんたちは戦闘で沈んだわけじゃなくて、戦って誰かを守れた後に沈んだんだ・・・

なんだか少しだけ羨ましいな・・・

 

「で、そのあとに横須賀で船体を作られていた信濃さんを呉に護衛するために海崎ちゃんが」

 

「潜水艦からの一撃・・・だっけ?」

 

「・・・信濃さんは、そのことを今でも悔やんでるってね。」

 

そう、信濃さんは海崎ちゃんに庇われ・・・誰一人その船員を助けられられなかったことを今でも悔やんでいた。

後悔・・・と言うよりかは、少しだけ悲しい思い出話のような話し方をしていたと・・・私も覚えている。

多分、信濃さんの中ではそのことについては区切りがついているんだと思う。

 

「ヘロ~、桜シスターズ!紅茶のおかわりはいかがデース?」

 

「あ、金剛さん!もらいますね。」

 

さて、思い出話はこれまでにしよう。

今は、この姉妹と・・・くだらないことを話して、現実を謳歌しよう。

いつ・・・いつ、私が深海棲艦になるかもしれないか・・・分からないんだから。





星の二防戦

華の二水戦と同じ知名度を誇る艦隊で、連合艦隊旗艦の護衛と言う任務を任せられる。
連合艦隊旗艦の長門や大和を護衛したことがあるので結構顔は広い。
そして、連合艦隊旗艦に関する取材が多かったためかその余波で第2防戦隊の名も広まっており。長門に負けず劣らず子供たちに人気だった。
(大戦中にもう擬人化されていたらしい・・・が・・・)

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