艦隊これくしょん【艦これ】 汎用決戦重巡洋艦が建造されました! 作:ライドウ
桜型汎用決戦重巡洋艦1番艦【桜】の活躍により、汎用の高い戦闘艦の有用性が立証された。そのため、次の汎用型の戦闘艦が建造されることが決定された。
しかしそれでも、特化型の戦闘艦の必要性があったため、普通の建造はあった。
全体的な海戦での警備、および防衛が主な目的の汎用型戦闘艦と
局地的な海戦での進撃、および構成が主な目的の特化型戦闘艦と
その目的と、用途が別けられ海戦において最も優位な戦い方を広げられる。
輸送船の護衛や、その高い機動力による偵察、柔軟性の高い装備による全体的な遅滞防御。それが、汎用型戦闘艦の主とする任務でありそして、戦争に勝つために求められた性能であった。
そして、敵の通商破壊や、通報された敵艦隊への撃退や大規模作戦に対する攻勢。
特化した装備や特化した性能によるそれぞれの特徴をあてはめ、全体的な電撃構成。
それが、特化型戦闘艦・・・つまりは史実の艦船たちだ。
稲荷型汎用型軽巡洋艦
砲、魚雷、装甲、機関、対空、航空機搭載数、対潜をすべて均等的に向上させた。
別名”改天龍型”。
その性能は、阿賀野型軽巡に勝るとも劣らない性能なのだ。
ちなみに天龍型とは姉妹に当たるため、稲荷型軽巡たちと天龍型の二人はどことなく似てる。
久崎型準汎用駆逐艦
砲、魚雷、機関、対潜を上げつつ、偵察能力と敵魚雷を一発耐える装甲を得た駆逐艦。
別名”改睦月型”。
その性能は陽炎型とほぼ同じ、と言われているが真に評価されるべきは船員たちの練度であった言われる。
私がこの鎮守府に着任してから、いろいろなことがあって・・・まぁ、特化型の艦娘が増えて見事、中部海域を突破したのだ。
その間にも、私が建造・・・つまりは私の縁がある。汎用型戦闘艦とエンタープライズを呼び寄せるために何回かしたことがあったのだが・・・すべて謎の失敗に終わった。
皆が来れないから少し寂しいって言ところもあったかもしれないけど。
あっ、そういえば今日私の建造当番だった。
「間宮さん、伊良湖さん。お願いできますか?」
「建造当番ですね、行ってらっしゃい」
「今日こそ、みんなくればいいですね!」
すっかり愛用となったエプロンを外して、工廠へと移動した。
ゆっくりと歩きながら工廠を目指す。
ここは軍隊の基地、ということもあり艦娘たちの上下関係や規則規律などはガッチガチに固められている。
かくいう私も、その規律にのっとっては・・・いると言える。
「桜さん!お疲れさまです!」
「お疲れ様、吹雪ちゃん・・・あら。今日は初雪ちゃんもいるのね」
「んっ・・・おはようございます」
「おはよう、初雪ちゃん」
散歩を兼ねてゆっくりと歩いていると、吹雪型の吹雪ちゃんと初雪ちゃんが話しかけてきた。
この二人は一時期私が前線に出たときに、随伴艦として一緒に出てくれた子たちだ。
・・・言い換えれば、私の部下。と言うわけでもある。まあ、私たち的には友達感覚だけどね。
「これから、建造ですか?」
「ええ、今日が私の当番だし。」
「・・・大丈夫なの?」
「大丈夫大丈夫、今度は陸奥さんの三番砲塔は爆破させないから。」
そう、一回だけ・・・一回だけ建造に失敗した際に陸奥さんの三番砲塔を爆発させてしまった。
その時は何もない通常業務の日だったからよかったけど・・・大規模作戦中だったら間違いなくヤバかった。
陸奥さんには何回も謝ったけど、本人は気にしてない様子だった。
「・・・一緒に行きましょうか?」
「お願いできる?」
「まかせてっ、」
吹雪ちゃんと初雪ちゃんがついてくることになった。
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「あ、桜さん!建造の準備はばっちりですよ!」
工廠に入った時に出迎えてくれたのは、この工廠の預り番。そして、この鎮守府の開発班責任者である明石さんだ。この人とは、面識はないけど・・・けれど、なんだか懐かしい雰囲気があるのだ。
最初であったときから、それはあるけど・・・まあたぶん、気のせいでしょうね。
「明石さん、今回は何回分ですか?」
「今回は特別に13回の許可をもらいましたよ!提督曰く、10回でだめなら13回だ!とのことです。」
「あはは・・・司令官らしいですね・・・」
「資材・・・大丈夫かなぁ」
吹雪ちゃんと初雪ちゃんが心配そうにするけど・・・多分提督のことだから大丈夫でしょう。
そう思いながら明石さんの案内で建造ドックへと移動する。
艦娘が生まれる機械以外何もない部門、だけどほとんどの艦娘はここで生まれる。
かくいう私もここで生まれた口だ。
「さて、始めましょう!」
「頑張ってください!桜さん!」
「・・・がん、ばれ」
「では、桜さん!力を込めてください!」
「はいっ・・・!」
建造においては、力を籠める艦娘・・・つまりは建造ドックに向けてその艦娘の霊力を用いて行われる。
その霊力が縁がある艦艇の魂を呼び寄せ、それが艦娘になるというわけだ。
もちろん、それだけじゃ失敗する可能性もある、だから建造って言うのはある意味ガチャよりひどいのだ。
・・・そういえば私の前世の時にやった艦これは必ず出てたな・・・あれ、こうしてみるとすごいな・・・
「一回目っ・・・!!反応アリです!!」
モニターを食いつくように見ていた明石さんが顔を上げる。
そう、私が・・・一度も成功しなかったのに今回反応があるのだ・・・期待がある。
さて、誰だろう・・・私の縁と言えば一航戦のみんなと、グレイゴーストだけだけど・・・
「反応解析・・・っ!空母反応!!そして桜さんに縁があって、建造されていない空母と言えば!!」
「「グレイゴースト!?」」
吹雪ちゃんと初雪ちゃんが、思わず目を見張る。
・・・アメリカ最大戦であり、空母史において鳳翔さん、そして一航戦と肩を並べるほどの英雄譚を持つ空母。
この感覚は、間違いない。あの人だ・・・
「全く来るの遅いですよ、エンタープライズさん」
”すまない、支度に時間かかった。許してくれ、チェリー”
「もぉ、私をその名前で呼ばないでください。」
力を送ることを辞めて、風圧で乱れる髪を抑える。
「な、なんですかこの風圧!?」
普通、建造において風圧なんて発生しない。
もぉ、エンタープライズさんってこういうこと好きなんだから・・・
ゆっくりと、建造ドックの扉が開かれる。
そこに立っているのは、灰色の長いストレートヘアが目立つ女性・・・
「グレイゴースト、エンタープライズ。着任した、私に任せてもらおう」
「きっ・・・」
「「「きたーーーーーーっ!!」」」
明石さん、吹雪ちゃんと初雪ちゃんが喜びをあらわにする。
アメリカの最大戦力にして、最高の英雄。不死身の空母にして、大破しても生き返るゴースト。
夜間の艦載機発進、荒れる波の中突き進んだこともある。様々な伝説と称号が与えられた空母でもある。
「なんだ日本の艦娘たちはこうやって歓迎する風習があるのか?」
「貴女が来て喜んでるのよ。アメリカ海軍最大の英雄様?」
「むぅ・・・その呼び名は恥ずかしいな。私はただ目先の戦闘に必死だっただけだ。」
「その割には私を追い詰めたわよね?」
「ははは、あの時が一番燃えたさ。」
懐かしい話をしていても分かる。このヒトは、すごく戦いと言うものを嫌悪しつつ敬意を払って戦っている。
こういうところがあるから、ほんとに嫌いになれない。
エンタープライズ
ヨークタウン級航空母艦2番艦
(lv99のステータス)
耐久:70
火力:41
装甲:54
雷装:―
回避:67
対空:64
搭載:81
対潜:―
速力:高速
索敵:63
射程:短
運:43
艦載機搭載数
21
20
20
20
燃料:60
弾薬:55
ボーキ(全滅):1000
初期装備
F6F-5(グレイゴースト)
SBD(グレイゴースト)
TBF(グレイゴースト)
Mk 12 5インチ砲
改造は改二まで可能。
改二になると装甲空母になる。
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図鑑No.(if)126
艦種:航空母艦
艦型:ヨークタウン級航空母艦2番艦
所属国:アメリカ
ヨークタウン級航空母艦の二番艦、エンタープライズだ。
日本では”ビックE”より、”グレイゴースト”の方がなじみがあるだろう。
チェリー・・・いや、桜との戦いは実に楽しかった。
さて、呼ばれたからには貴方に忠を尽くし、勝利を約束しよう。