艦隊これくしょん【艦これ】 汎用決戦重巡洋艦が建造されました! 作:ライドウ
その攻め方はアレミア海軍のそれと、ほぼ同じである。
なお、アレミア海軍との連絡は深海棲艦の登場とほぼ同じくして途絶している。
そしてアメリカが一度、アレミアの国に偵察機を飛ばした際。アレミアのすべてが深海棲艦に制圧されていることから。アレミアと深海棲艦は敵同士ということが分かっており・・・アレミアは真っ先に深海棲艦の攻勢を受け、滅んだとされる。
そしてそれは、日本も、アメリカも、イギリスも、ドイツも、フランスも、イタリアも・・・海に面している場所なら常にその危険にさらされている。
そのため、各国海軍は制海権の防衛に着手した・・・
「今日も平和な一日ですね・・・警備任務とはいえ、平和が一番ですね」
今日は、私の隊が警備任務の日なのだ。
吹雪ちゃんと初雪ちゃん、そして私の警備部隊。
最初期の頃からやってるから、ここら辺をぐるぐる回るのも慣れている。
ちなみにグレイは赤城と蒼龍と顔合わせをして、今頃食堂を困らせているところだろう。
「ですねぇ・・・・・・あれ?おかしいな、電波障害?」
「ここで?一応・・・警戒する。」
「お願い初雪ちゃん、私は司令部に連絡を・・・・・・」
でも、今日の任務は簡単に行かないようだ。
吹雪ちゃんの通信機が電波障害によりノイズが走っているみたいだ。
かくいう私の通信機も電波障害でノイズしか聞こえてこない。
「おかしいですね・・・逸れイ級なら重巡である私には効かないはずなのに・・・」
「桜さんもなんですか?」
「・・・・・・怪しいわね。ここはいったん戻って・・・!?」
砲弾の飛来する音が聞こえたためとっさに吹雪ちゃんと初雪ちゃんを抱き寄せる。
その直後、大量の水柱が私たちの周辺で立ち上がる。
(襲撃!?あの艦載機での早期警戒網を抜けてきたというの?!)
ふと、首を後ろに向けてみると・・・そこには
「さ、桜さん!しっ、深海棲艦が・・・あっあんなに!?」
「落ち着いて!時間稼ぎは私に任せて・・・早く、鎮守府にこのことを!」
「桜さんは!?」
「いいから!」
残って私と戦おうとする吹雪ちゃんと初雪ちゃんを押しのけ深海棲艦の大連合艦隊に向けて突貫する。吹雪ちゃんと初雪ちゃんは依然として茫然したままだが・・・ここにいると邪魔になるとわかったのか、鎮守府に向けて全速力で逃げ始めた。
「時間稼ぎと攪乱は、私の・・・戦いです!!」
大丈夫、弾薬も燃料もたっぷりある。
敵の数は・・・ノーマルタイプの深海棲艦が52、エリートが34、フラッグシップが24・・・合計110。私一人で戦おうとするなら・・・20体ぐらいなら潰せるっ!!
「全主砲、ってえぇぇぇぇっ!!」
掛け声をかけると、主砲の20.3㎝連装砲が一斉掃射される。
それは複数のイ級とリ級一体に当たり、そのまま沈めていく。
明日明後日には大規模作戦だというのに・・・いや、だからこそ攻めてきたんだ・・・
そこまでの考える頭があるの?いや、妹たちが深海棲艦化したなら暗号なんて無意味か・・・
海上をローラースケートで滑るように移動しつつ、主砲を装填完了した瞬間に発砲し続ける。敵も混乱が収まって来たのか、段々と私に向けて発砲してくる深海棲艦も出てくる。
今はまだかすりもしないけど・・・だけど、命中精度が段々と上がってきてる・・・
「こんのっ!!」
足の魚雷発射管と、艤装の魚雷発射管を周囲に巻くように発射する。
そして両手の8㎝高角砲も狙いをつけて、撃ち続ける。
(練度は低いけど、敵の司令艦が優秀で・・・そして)
「イ級とチの連携が・・・高い!?」
さっきから、いやらしい位置に魚雷を流してくる多数のイ級とチ級。
これまで深海棲艦はそんな動きをしてこなかった・・・つまりは、深海棲艦が段々と連携をとるように進化し始めたということなのだろうか・・・
でもまだ・・・大丈夫、当たらない!
「艦載機!?」
痺れを切らしたのか敵群の奥の方から艦載機が飛来し始める。
私ごときに、それを使うとは・・・うれしい誤算だ。
空を覆いつくすほどの艦載機群に向けて8㎝高角砲を向け、発砲する。
近くに来たのは25㎜三連装機銃でさらに追撃する。それでも多くの艦載機が抜けてくる。
(しまった!)
急降下爆撃してきた敵の攻撃を受け・・・足が止まってしまう。
そこに、殺到するように大量の爆弾と砲弾、そして魚雷が押し寄せる。
・・・ここまで、か。それでも、吹雪ちゃんと初雪ちゃんを逃がせたなら・・・
それに・・・敵を30体潰せたなら・・・・・・大丈夫かな。
(ごめんなさい、提督・・・・・・私は、ここまでのようです)
妹たちに、また会えずに沈み。
出来る事なら、会いたかったけど・・・仕方ないよね。
ごめんね、江戸、彼岸。お姉ちゃん、助けに行けないや。
(そして、提督・・・・・・ありがとう。楽しかったわ)
艦娘の突発的な出現について。
とある作戦中、こちらが不利なタイミングで艦娘が出現し、そのまま逆転した。と言う事例が起きたことがある。
それは、味方がピンチになればなるほど確率は大きくなるが・・・それは、そのピンチな艦娘の縁がもとになっている。
縁が無い艦娘だった場合は、その艦娘の後継の艦娘が出現することがある。
深海棲艦化と同じく、科学者が頭を悩ませている原因の一つでもある。