総武高校生徒のある人物に兄弟姉妹がいるのはまちがっている。 作:銅英雄
今日はなんか疲れたな……。
「たでーまー」
「お帰り~お兄ちゃん!」
「おう」
家に帰るとマイシスターでありながら、俺の2大天使の1人の小町が出迎える。
「……お兄ちゃんどうしたの?なんか疲れた顔して」
「やっぱり小町にはわかっちまうか……」
「当然だよ。何年お兄ちゃんの妹をやってると思ってるの?お兄ちゃんの事はお見通しだよ。あっ、今の小町的にポイント高い!」
「……最後のがなければな」
このようなやり取りも最早定番だ。もしかして材木座兄妹もこのようなやり取りをやっているのか……?
「だから話してみそ?」
「……そうだな。聞いてくれるか?」
「もっちろん!」
俺は小町に今日奉仕部に来た客の事を話した。
「……まさか義昭ちゃんのお兄さんがあの中二さんだったとは」
「俺もそう思ってるよ。……っつーか小町は知ってるのな」
「同じクラスだしね。小町は昭ちゃんって呼んでるよ」
「そうなのか?」
「うん。あと昭ちゃんって高校生でありながらもプロのラノベ作家なんだって!」
「は……?」
材木座妹がプロのラノベ作家……?マジで?そういえば材木座妹から小説の原稿を貰ったような……。
~回想~
部活が終わり帰ろうとすると材木座妹に出会った。
「あっ、比企谷先輩!」
「お、おう……」
「今奉仕部の活動が終わったところですか?」
「まぁな……」
先程の光景を見てしまうとどうしてもこの材木座妹に気圧されてしまう。
「……それでそっちは何してたんだ?」
「私も部活の帰りです。文芸部で少し創作をしていたら下校時刻になっていて……」
改めて材木座妹を見てみると大人しそうな小柄の女の子だ。だからこそ先程のあれにはビビったが……。
「……比企谷先輩、よろしければこちらを受け取ってください。先程文芸部部室で書き上げた原稿です」
そう言って材木座妹に渡されたのは小説の原稿だった。なんか嫌な予感しかしないんだけど……。俺の表情を見た材木座妹は何かを察したようで……。
「……比企谷先輩のお気持ちはわかります。愚兄と同じ様に小説の原稿用紙を渡されるとその様な顔をされるのも。ですが私も創作者の端くれ……。兄が毎日の様に比企谷先輩ついて語っているので、私も比企谷先輩からの感想がほしくなったんです」
「……」
「時間がある時、気が向いた時で良いんです。読んで感想を頂けたらと……。あの紙屑よりかはマシだと思いますので」
材木座義輝が作家病名のと同じ様に、また材木座義昭も作家病なんだろう。最後に一言毒を吐くのもまた彼女らしくも思う。まだ顔合わせ2回目だけど……。
「感想は私のメールアドレスを教えますのでそちらに送るか、後日私に直接言ってくだされば幸いです」
材木座妹は一礼して歩いて行った。見た目幼女なのに、夕焼けと共に移るその後ろ姿はかなり様になっていた……。
~現在~
(最初受け取った時は材木座と同じ駄作かと思ったが、まさかプロのラノベ作家から直々に原稿を貰うとはな……)
後で小町に聞いた話だが、材木座妹は文芸部で部活動をしながらもラノベ作家として創作もしているらしい。まだ高校1年生なのに凄い奴だ。
(どれどれ……って嘘だろ!?)
俺は材木座妹のペンネームを見て驚愕した。
新作の主人公は……?実装されたら少し設定変えます
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材木座義昭
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相模雄一
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氷上水乃