ソードアート•オンライン-アベイラビリティアルコール 作:マグロトロ
エイジ「ビールだよユナ」
YUNA「そんなに飲んでるの?」ユビサシー
エイジ「は?30本は普通だよ」
YUNA「………」
「うっ……」
頭がまだズキズキと痛む、スピリタスなんかを一気飲みしたのはやはり失敗だった。
……家に居たはずなのに風を感じる、まさか僕は死んだのか?
「いや…ここはまさか」
≪そうだ。ここは、
赤い鎧を着た妖精が僕に声をかける、……
その風貌はまるで
それこそあんな大きな盾は持ってないし剣も無く、ポケットに入るくらいの小さい妖精になっているのだが。
≪まだ管理者アナウンスまで時間がある、エイジ君ステータスを確認したまえ≫
おっさんに言われた通りステータスを開き確認する。
プレイヤー名は<Eiji>、昔使っていたNautilusでは無い様だ。…昔を捨てられるとしたら良いかも知れないけど本名プレイは慣れないな。
装備は…オーグマーにOSランカーコート、剣の名前も
何故オーディナルスケールの武器があるのか、驚く所は多数あるが一番驚くべきはレベルだった。
「レベル…150……?」
≪そうだ、このソードアート•オンラインの世界で最高レベルに当たる数値だ≫
僕が知る限り副団長であった閃光のアスナさんが75層到達時点でレベル92だった筈。
それにここは第一階層、いくらレベルが高くとも精々10〜15が関の山だ。これならユナを守れるかも知れない!
≪しかしエイジ君、君には残念な知らせがある≫
「なんですか?このレベルが有れば悠那を守れるじゃないですか」
≪何故君の初期レベルを最高にしたか、それはあるスキルを解放する為だった≫
「…?」
≪解放条件は最高レベルの到達、そしてあるポーションを服用する事だ≫
「だからなんでそんなスキルが必要なんですか?」
≪君がナーヴギアのバグと呼んでいた障害…あれはナーヴギアのバグでは無い≫
≪君が、フルダイブ不適合症だったんだ≫
「………は?」
≪君はいくらナーヴギアを爆発させたり代わりに電子レンジでリンクスタートしたりパンツを被っても結果は変わらない。今のままではな≫
「そんな…僕はまた… 悠那を助けられないんですか?」
自分の弱さを思い知る。
バグだと思っていた物は自分自身の弱さだった、結局僕は結果から目を遠ざけて居ただけなんだ。
「あの時、僕が悠那を
≪諦めるのはまだ早いエイジ君。君にはスキルがある≫
「無理だ、どうせ足が竦んで動けないんだ」
≪それを打ち消せるスキルだとしたら?≫
「…!!」
≪そうだ、そのスキルの名前は『アルコール中毒』≫
「アル中…」
≪君はアルコールを摂取する事でその障害を乗り越えられる。守りたい者を守れるんだ≫
「一つ聞いても良いですか?」
≪どうしたエイジ君≫
「なんでそんなスキルがあるんですか?」
≪……………………≫
≪二日酔いの時に作られたジョークスキル、でも今の私は信じているんだよ≫
≪システムすら超越する、アルコールの存在を≫
「………やっぱりSAOはクソゲーだな」