盾のヒーローと幼馴染の電撃姫   作:虹姫琴魅

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キャラ視点と3人称視点の指摘ありがとうございました。

キャラ視点の場合○○視点
キャラ視点終了時は、○○視点終
と表記したいと思います。


7話 電撃姫の回想7

●美琴視点

 

「お師匠様、美琴ちゃん……僕、個性が発現したかもしれない」

 

そう言って道場に入ってきた出久は、全集中の呼吸をマスターした時以上に嬉しそうな顔をしていた。

 

長年、無個性と言われ続けいたのだから……。

 

もし本当に遅咲きすぎる個性が、発現したのなら……それは、幼稚園の時から医師に【無個性】と言う現実を突きつけられた時から願って、願って止まないものを手にする事が出来たと言う事なのだから……。

 

私は、思わず出久に抱き着いていた。

 

出久は、突然抱き着いてきた私に驚いたように

 

「み、美琴ちゃん」

 

顔を赤くして驚き慌てる出久は、半分泣きながら

 

「よかったね…本当によかったね」と繰り返す私を見てそっと私を抱き寄せてその両目に涙を溢れさせながら

 

「ありがとう。僕が、無個性でも折れないで此処までこれたのは美琴ちゃんが居たからだと思う」

 

「いつも、ヒーローよりヒーローらしい」と言ってくれた。

「出久は、心はヒーローよりも凄いと思うよ」と言ってくれた。

 

母親以外の大人も同級生も皆が、夢を否定する中で美琴ちゃんだけが僕の夢を信じてくれたのだから。

そして、無個性でもヒーローに成れる可能性、師匠に出会うチャンスもくれた。

 

出久も私に何度も

 

「ありがとう」と繰り返していた。

 

出久の馬鹿……そんな風に言われたら、声を上げて泣きそうになるじゃないの‥‥…

 

でもこれは、出久の夢が叶った時なのだから……

 

私は、そっと出久から離れると涙で霞む視線を向ける。出久の胸に手を当て

 

「おめでとう、出久」と微笑む

 

嬉しくて、声を上げて泣きそうになるのを我慢しての笑顔だからちゃんと微笑んでるか心配になるけど、今できる精一杯の笑顔で出久を祝福するんだから。

 

出久は、一瞬見惚れるように私の見ると少し顔を赤くし

 

「ありがとう、美琴ちゃん」

 

そう言って拳を顔の高さにもってくる。

 

私は、その拳に自分の拳を軽く当て二人してもう一度微笑みあう

 

本当におめでとう出久と思いながら……。

 

●美琴視終

 

 

●師匠視点

 

そんな二人の様子を微笑ましく見ていた時、スマホが鳴ったため出ると懐かしい人物からの電話じゃった。

 

「お久しぶりです。お師匠様(せんせい)

 

「久しぶりだの、俊典。お前から電話とは、珍しいこともあるものじゃて」

 

電話の相手は、八木俊典(オールマイト)だった。

 

まだ、ヒーロー駆け出しの頃に弟子とまではいかないものの指南したことがある。

 

グラントリノと二人で継承する(譲渡する事ができる)個性という特殊な個性の為、

個性の制御の鍛錬とつけてやったものじゃと昔を思い出す。

 

「実は、緑谷少年から師匠が、お師匠様(せんせい)と聞きまして」

 

「ふむ、俊典よ…後継者を見つけたのじゃな……それが、わしの弟子の出久なのじゃな?」

 

「何故それを?」

 

「つい先ごろ。出久が来ての、個性が発現したとの…医者に【無個性】と診断され中学3年まで個性の発現が見られなかったのじゃ、それが、個性が、発現した日にとんと連絡もよこさんお前から電話があればな」

 

「ははは、流石ですね。それでお願いしたいことがあるのです。最初は、私が、緑谷少年にOFAの扱い方を教えようと思ったのですが……勿論、私も経験則からOFAの扱い方を教えていこうとは思っていますが、個性の制御や調整は、お師匠様(せんせい)の方が私より格段に教え方が上手いと思いまして」

 

「雄英高校の教師になる男が、情けないのうじゃが出久はわしの弟子じゃ…弟子を導くのは師匠の務めじゃからの」

 

「ありがとうございます」

安心したような声で礼を言うと電話が切れる。

 

わしが、指南した八木俊典(オールマイト)のOFAをわしの弟子の出久が継いでいくのか……これも何かしらの縁なのかもしれんの

 

そう思いながら、新たな世代になるであろう二人に視線を戻すのだった。




ルビ初挑戦です。

また、視点切り替え式の文も初挑戦です。

色々な書き方を試していきたいと考えています。
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