作品の完結に際し、一言ご挨拶を申し上げに参りました。
改めまして4m(よんえむ)と申します
まず始めに、当作品をこの後書きまで読んでいただき、本当にありがとうございます。
つたない文にも関わらず、ここまで沢山の読者に読んでいただけるなんて、開始当初は全く想像できませんでした。
この広大な作品群の中に、少しでも自分のやりたかったことを残せられればと、それで誰か一人でも、こんな作品があったなぁとか、日常の中で少しでも笑ったりハラハラしてくれたり、次の話が読みたくなったりと何か変化があれば嬉しいと思いながら、約四年前に第一話投稿のボタンを押したのを今でも覚えています。
それからは色々な方に読んでいただいて、長い間作品をここまで続けることができました。
本当に、本当にありがとうございます。
もしかしたら、進学したり社会人になった人もいるかもしれません。
時間とはあっという間ですね。
ではこの場をお借りして、これまで公開してきた話等の裏話をご紹介します。
時間があれば、どうか最後までお付き合いください。
何かご参考になればと思います。
前にも書いたことがあるかも···。
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作品について
コンセプトは、''会社対会社''でした。
皆様もよくご存じの346プロダクション、アイドルマスターシンデレラガールズという既に存在している作品にキャラクターを織り混ぜるにあたり、一体どのような人達なら引き立つか、そして面白くなるのか、それを考えてまとめるまでに三年くらい悩んだ憶えがあります。
同年代の学生、プロデューサー等、主人公像にまず悩みました。
同じ歳なら話しやすいし親近感が出る、でもセリフの説得力に掛けてしまいそう。若いのに妙に大人びてしまうし、実際自分が若いときはこんなに難しいことは考えていませんでした。
プロデューサーなら仕事に関わる話から発展していける、でもそんなのは他の作者さんのもっと面白い話がいくらでもある。
これじゃあ、今更やってもただのおかわりにしかならない、そう思いました。
台詞にも相手を納得させるだけのパワーが欲しかった。
そこで自分が求めていたのが''リアリティー''であることに気がつきました。
そこから自分自信の経験を踏まえて、会社や職種が違うからこその考え方の違い、それがお互いに及ぼす影響、そこを突き詰めていけば面白いお話が書けるのではないかと、そう思いました。
作品を読んでいただくとわかる通り、もう一つの主人公として''車''というものを盛り込みました。
元々のこの作品のプロトタイプでは、車内でアイドルたちの様々な悩みを聞いて、それにアドバイスするという内容でしたが、何だかパンチがなく今のような内容になりました。
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メインキャラクターについて
まずは、主人公、北崎零次
名字は私自身の故郷がある場所から一文字、名前はもう作品コンセプトそのままですね。
0時の魔法、から''零次''。
他のキャラクターたちとの親近感を持たせるためにあのようなぶっきらぼうだけど、不器用な優しさというような中身になりました。
プロデューサー陣とは正反対と言ってもいい人物との融解にワクワクしていただければ幸いでした。
上司その1、海道美空
もうまんまですね、もうそのまんま。
海と空の境界線である水平線、''スカイライン''からヒントを経て誕生したキャラクターでした。
もう天真爛漫めちゃくちゃで、言動から何からはっちゃけたキャラクターが欲しかったので、その責務を担う役目でした。
上司から部下へ、上から下へと受け継がれていく様を描きたかったのでその役目も担い、社長の次に一番偉い役職になりました。
謎多きキャラクターの一人でもあります。
どこかでお披露目できる機会があればいいなとも思います。
バイトメイド時代とか。
上司その2、蘭道·雛子·シルヴィア
めちゃくちゃな奴らをまとめるしっかり者。
その母性や技術は実家の暮らしゆえのもので、その土台を作ったうえでのキャラクターでした。
このキャラクターはまずは乗る車から考えて名前が出てきました。
そこから紆余曲折を経て、作品内のようになりました。
昔のリサとの絡みは描きたかったですが、力及ばずアイデアはありましたがまとまらなかったので泣く泣くボツとしました。
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作品内容について
色々なエピソードを描いた本作品は、時系列でいえば、大体エピソード毎に一ヶ月の間隔で間を開けて書きました。
その一ヶ月の中の一角で起きたエピソードとして考えていただければ幸いです。
その間に零次とアイドルたちとの間に何があったのか、様々な話を思い付きましたが上手く形にすることが出来ずいくつかボツにしたものもあります。
例としては、概要ですが
凛と加蓮のケンカ話。
輝子と零次の話。
美嘉と莉嘉はどうやって零次と仲良くなったのかについて。
ほたると零次の迷子話。
零次、美空、雛子の過去の話。
等々、色々案が出ましたが、今回の内容に落ち着きました。
きっとこんなことがあって仲良くなっていったんだなぁと、思い馳せていただければと思います。
私の作品の作り方として、最初にゴールを決めてから執筆するという方法をとっていて、
実際に最初にプロットを考えたのは最終章の''水平線''でした。
そこから、そこに至るまでの道筋を描いていき、最後にプロットを考えたのが全ての始まりである''始まりは案外突然に''でした。
作品のコンセプトの一つとして''そこはかとないリアリティー''を掲げていました。
そのキャラクターが今立っているのか座っているのか、座るにしても椅子なのか地面なのか、そういうときにどういう体勢なのか、話を聞いているとき話しているときの仕草はどうしているのか等、描写をなるべく細かくして、より彼女たちが生きているのを、魅力的なのを感じていただくために気を付けながら、なるべくそれを感じていただけるように執筆しました。
それが伝わっていれば幸いです。
リアリティーを表現する上で、ファンタジー過ぎる部分は除いて、お恥ずかしながら私自身の過去の経験もいくつか参考にいたしました。
女の子が多く、飛び交う言葉が多いあの独特の空気感。
部屋を物色される等々。
零次の苦労が少しでも伝わっていただければ幸いです。
私の経験上、オタクに優しいギャルは実在します。
後はキャラクターとして、杜若薫はどうしても本編に登場させたかった一人でした。
私自身、復活を望むキャラクターの一人であり、設定等を含めると最終章の最後のワンシーンに繋げるには欠かせない人材でした。
またプロデューサーとの絡みを見れる日は来るのかと思っています。
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終わりに
最後になりますが、ここまで読んでいただいた読者の皆さま、本当にありがとうございます。
ここまでこれたのも読者の皆さまの応援があったからこそ、この約四年という長い月日の中やってこれたのだと思っています。
作品を生み出すというのがこれほど大変な事だとは思っておらず、大変勉強になりました。
本編は終わりになりますが、ある日ふとした瞬間に戻ってきて、後日談その他を投稿するかもしれません。
零次たちの未来はどうなっているのか、何となくイメージはあるのでその時はまた、零次たちを温かく見守ってやってください。
これまで本当にありがとうございます。
それではまたどこかでお会いしましょう。
4mより