遊戯王とバンドリの異産物 作:COM.A@美咲推し
バンドリ様3周年おめでとうございます!
Morfonica実装と同時に金をつぎ込んで星3、星4コンプした人です。(使ってません)
揃うまでにましろちゃんがどれだけ出たことか・・・(白目)
チケット交換で美咲も揃ったので満足です!ありがとう!運営!
それでは3周年も頑張っていきましょ!
「ただいま」
「さて・・・今日のご飯は何にしましょうか」
「ポテト買ってきたからパーティにしよ!」
ファストフード店での死闘と混雑を終えて、俺たちはようやく家に帰宅。あの後は結局さーくるに戻って練習をしていた。Afterglow、Pastel*Palette、Roseliaの演奏を俺はだまーって聞いていた。(関係ないけどこの3バンドだけスペル書きづらいンゴ。パスパレのスペル誰かSimejiに追加して)
「お邪魔するよ〜」
「お邪魔します〜」
「お邪魔するわ」
「ふっ。私のために道をあけよ・・・」
「うん。いらっしゃい」
俺ら姉妹(1人男)の後に入ってきたのはRoselia、そしてPastel*Paletteのメンバーだった。紗夜の部屋と、日菜の部屋を使ってお泊まり会をするみたいだ。
俺の部屋は汚いからできるだけ入ってほしくはないが、何故か1部のメンバーが俺の部屋に行こうとしたので紗夜が慌てて止める。
何食わぬ顔で上がろうとしていた彼女たちはしぶしぶリビングに留まる。・・・白鷲さんと友希那さんは何故か悔しそうにしてたけど。そこは気にしないでおこう。乙女の秘密ってやつだろうな。ガチで悔しそうにしてたのは何故か燐子さんだった。
とりあえずご飯を作ることにする。俺とリサ、そして紗夜がキッチンに入り、テキパキと作業を進めていく。
流石2人は家庭的なだけはある。紗夜姉はいつも作っているので見慣れているが、リサさんが作るのはこの世界に来てからは初めて見る。
残りのみんなは談笑したり、テレビを見たりと独特の過ごし方をしながら待っていた。
「・・・」
「聖〜?どうかした?」
「あっ!?いや、なんでもないよ!それより早く作らないと!」
「・・・ほんとに?」
下に顔を向けたはずなのに、リサさんに顔を覗き込まれる。流石はRoseliaの良心で面倒見のいいお姉さん。隠していてもバレちゃう・・・か。
リサさんが心配しているのは恐らく今日の出来事。黒髪の少年で俺と同じ翼の痣を持つ黒き竜の使い。
◇
「・・・さぁ。罰ゲームだ。闇のゲームに負けたヤツには・・・死が下される」
黒の死神が大男の目の前にそびえ立つ。腕には黒の光を放つ翼の刻印が印付けられていた。
後ろの黒き竜がトドメを放とうとする。しかし、放たれた咆哮は瞬間で消えてしまう。
「なに・・・?」
何が起こったか分からない様子だったがすぐに理解。そしてその視線は同じフィールドに立っていた聖に向けられた。聖の後ろにはシャイニング・ドラゴンが召喚されていた。
その後、すぐにシステムが止まり、2体の竜は消える。しかし、彼らの腕に刻まれた刻印だけは、光を放ったままだ。しかし、その光は他の人間には見えない。強い意志の表れでもあった。
「へぇ・・・俺と同じ」
「お前は・・・何者だ」
「こっちのセリフだろ。まぁいい・・・
「残念だな。俺はお前ほど暇じゃない。それに、その軽い挑発に乗るのは子供だぜ・・・」
「はっ!もうちょいマシな言い方をしろってか!?無理だね。こんなに面白い奴が目の前にいるのにそれは野暮ってやつだぜ・・・」
お互いに出方を伺う。鋭い眼光がお互いから放たれる。既にフィールドの周りは多くの人が集まっており、弦巻家の従者おろか、警察まで駆り出されてた状況だ。騒ぎに気づいてみんなも近くまで来ているがそんなことは気にもしてなかった。
この男が何者なのか、何故存在しない召喚が出来るのか。何故
「まぁまぁ!落ち着いたまえよ!」
そこに入ってきたのは店長だった。相変わらずのお気楽ステップで俺たちの中に割って入ってくる。しかし、俺たちの間にある緊張だけはほぐれない。
「・・・邪魔すんな。ここからは俺たちの喧嘩・・・だぜ?」
「まぁまぁ、単純にどちらが強いなんてのはつまらないんじゃないのかい?どうせなら・・・ここらで強いなんてのを証明したくないかい?」
「と言いますと?」
「今度。うちで大会があるんだ。小規模だけど人は結構集まる・・・それも、夜だから腕利きの連中しか揃わないレアな大会なんだよ。といっても怪しいものじゃないからね。そこだけは理解しておいてね」
店長の言うことは遠回しに大会に参加しろよって言い方だったが理にはかなっているかもしれない。自分の限界・・・それを調べるにはいい機会だと俺は思っていた。
しかし、向こうの奴がヨシとしないことには状況が変わらないのは目に見えていた。俺はゆっくりと相手の様子を見る。
「俺に利点があるのか?」
「グダグダ言うな。ここで暴れてもらっても困るんだよ」
店長の目が変わる。突然の尺編に俺たちは少し身構える。しかし、変わったのは僅かであってそこからは元のチャラい店長へと戻る。
「まっ。そこなら思いっきりやれるから来いよって話だ。出来ればお店も良くなるしな」
「・・・そうさせてもらうか。気は乗らないが仕方ない。おい、絶対俺と当たるまで負けるんじゃねえぞ」
そう告げるが最後、彼は名前だけ名乗っていく。
その後はみんなから説教を受けていた。白鷲さんといい、美竹さんといい、当たりが酷すぎる。俺が何をしたって言うんだ。
だが、心は不安でいっぱいだった。刻印の事といい・・・アイツには聞きたいことが山ほどあったからだ。また今度、しっかり聞いてみないとな。
◇
しかし、俺が真に心配してるのは大会の日程だった。まさかのギャラクシーとのライブ被りである。これは失敗したと思ったが厄介事が決まってしまったので致し方ない。
「じゃあライブ来れないの?」
「かもって話です。もしかしたら行けるかもしれない・・・ですが」
「もしかしたらかぁ・・・不安だね」
「行けない分、今度の練習付き合うから許してって友希那さんには言ってるんですけど、如何せん話を聞いてくれないんですよね」
パスパレ、ハロハピ、Roseliaの3バンドのドン、湊 友希那、白鷲 千聖、美竹 蘭は俺が来ないことをよしとしないのだ。それどころか来ないとやらないとか拗ね始めた。なんて人達だ。
「まぁあれでもバンドの事しっかり考えてますもんね。忙しい人達だ」
「ほんと、真面目だけどちょっとズレてるよね」
「そういうリサさんはどうなんですか?」
「私は至って真面目だぞぉ?」
「真面目な人は俺に抱きついたりしませんよ」
てへへ、とリサさんが笑いながら照れるがスルー。紗夜姉さんは手に力が入りすぎて野菜が粉々になっていた。
・・・どうやったら野菜が砕けるんですかねぇ。
オマケにブツブツと呪文を呟いている。リビングの白鷲さんもめっちゃ睨んでくる。え?ほんとになんかした?
手際よーく料理を作ったあとはみんなでワイワイ食べてく。俺は1人で食べたいんで一足先に部屋に戻ろうとするが止められてしまう。
「あら、聖?どこへ行くのかしら」
「聖?あなたの居場所はこっちよ?」
「誰か助けろい」
やれやれと心の中で思いながら俺はこの時間だけは諦めることにした。
◇
・・・お風呂の時間だが、俺は当然のように外を出歩いていた。
まぁ女子のお風呂の後に入りたくないし、男の風呂の後に女子を入れたくないのが本音だ。身体になんか1mmも興味無い。
生憎のゲーム厨がここでセンスを見せてきた。ゲーム厨が興奮するものはゲーム。はっきりわかんだね。
彼女たちは何故か俺を先に入れようとしていたが今回ばかりは悪い。出来ないんだ。
「さて・・・適当に温泉辺りに入りたいところ・・・」
その時、見慣れた人影を見つける。街灯に照らされて分かるが黒い服を身にまとった2回目となれば馴染んだ姿だ。
「夜弥か」
「よう、なんだやりに来たのか?」
「なわけないだろ。散歩だよ」
「・・・そうかよ」
「お前こそ何やってんだ」
「・・・最近ここに来たばっかりだからよ。あんまり場所知らなくてさ」
ここまで言われたら最後まで言わなくてもわかる。コイツの言いたいことは大体わかった。要するに迷子って訳か。・・・この街そんなに広くないんだがなぁ。
まぁライバルとはいえ人間だからな。そうなってしまうのは仕方ないというか。
「仕方ないな。どこまで連れていけばいい」
「マジかよ、いいのか?」
「構わないさ。お前と戦う前の戯れって思えば苦でもない」
「敵に塩を送るようなものだぜ?」
「そんなのでもないだろ」
俺はこのアホが指定した場所。駅までゆっくり連れていく。時間的には終電には間に合うだろう。
その間に色んな話をした。主に、家族の話、学校の話だ。夜弥の家族はやたら本人の進路にうるさいらしい。
似たような姉妹を知っているがな。
その家族は夜弥を高レベルの学校へと進学させたいらしい。見た目に反して夜弥は頭が良いみたいで、それこそ飛び級出来るぐらいの実力があるらしいが、本人は義務教育を終え、学校には言っていないらしい。
「学校はめんどくせぇからな。規則だの、時間だの。義務教育を嫌でも卒業すればそんなめんどくせぇ囲いに囚われないで済むからな。親父は反対してないみたいだが母親はそうもいかないらしい」
「その気持ち何となく分かるぜ。少しぐらいは自分の自由でいたいものだよな」
「なんだお前はエスパーか?」
「俺の考えを言っただけさ」
しばらく無言になる。お互いに敵なはずなのに、こうやって話してしまうのは何故だろうか。
「・・・お前はなんでこんなクソみたいな茶番に付き合ったんだ?」
「・・・さぁな。俺がそうしたかっただけかもしれん。実際のところはその時の俺にでも聞かないと分からないさ」
そう言いながら駅にしっかりと着いてしまう。時間の流れは早いものだな。
「ギリギリで終電には間に合った。文句ないな」
「・・・次会う時。俺たちはライバルだな」
「今は友達さ。またこの街に来たら・・・そうだな。美味いラーメン屋でも行こうぜ。奢りだ・・・」
「いいね。じゃあ、またその時にな」
「・・・次は敵だな」
その言葉を最後に夜弥は駅の中へと消えていく。少しだけ後悔の念があるものの、それだけだった。また会える。そう言い聞かせながら俺は帰路へと足を運んだ。
◇
「ただいまーって・・・なんて地獄?」
帰宅。扉を開けたはいいものの、速攻で閉めたい欲に駆られてしまった。
理由は目の前の光景、2バンドがぶっ壊れかけて何故か口喧嘩をしていたからだ。正直近所迷惑。
「・・・何これ」
「えーっと。誰がお兄さんの隣で寝れるかの争いっす」
「はーん」
「興味無いですか?」
「興味なんてないですよ?一人で寝ますんで」
そう言いながら外に逃げようとすると、身体をしっかり拘束されてしまう。した本人達は悪魔的な笑顔で黒いオーラを出しながら俺の事を見ていた。
「あら聖?どこに行くの?」
「白鷲さん。俺は一人でねるので皆さんで仲良くガールズトークでもしてください」
「それは出来ないわね聖。今この争いはあなたがいなければ成り立たないのよ」
「よく言えるね。人の意思なんてさらさら無いくせに」
俺の抵抗は虚しく。みんなの真ん中へと連れていかれる。囲むようにしてみんなが俺に擦り寄ってくる。うへぇ・・・女の匂いだ。
「お兄ちゃんは私と寝るんだよね〜!」
「日菜さん!違いますよ!私たち、Pastel*Paletteと寝るんです!」
「あら日菜?そして若宮さん?聖は私たちRoseliaのものですよ?」
「そうだよ!お兄ちゃんはあこたちのものなの!」
モノ扱いすんなって言いたいけど問題はこの争いをどう終わらせるかだ。このままこのクソみたいな争いが続けば朝になりかねない。
頭が良さそうな紗夜姉やリサ姉、燐子さんに日菜、頭の良い連中が揃ってこういうことをしていたら塵も積もってただのゴミだ。はっきり言って馬鹿としか言いようがない。
俺の残された頼みである頭を回転させる。さぁてどうするか。ひとつはまぁみんなに諦めて貰う方法だ。最悪人質は取れる。それを犠牲にする故に諦めて貰うこと。
もうひとつは・・・。
「ならみんな俺から提案がある」
世界共通のバトル・・・じゃんけんだ。
◇
「自分!お兄さんと寝れるなんて光栄です!」
「しっかりエスコートよろしくね?聖くん?」
じゃんけんの結果はまぁ大和さんと白鷲さんだ。
Roseliaのメンバーは全員揃って最初に負けていた。やっぱ仲良いんだよなあのグループ。
個人的には大和さんはもう一人の妹みたいな感じの子だ。問題は・・・白鷲さんだ。
女優にしてアイドルにして・・・いや。そこはまだいい。問題なのは・・・
「さぁ私の腕のなかで寝るわよ。来なさい」
この人が極度の
「嫌ですよ。子供じゃあるまいし」
「えぇ。一人の男として見ているわ。撮影中も、演奏中もね、あなたの事を考えてるのよ。この身体をどうしたら渡せるか、ずーっと考えてるのよ?私たちで共有管理しようとかも考えてるの」
「そりゃ大層なことで」
この人が怖くて向いて寝てなんていられない。白鷲さんの方を見て寝てたら朝起きたらキスされてたなんてごめんだ。それこそ保護者兼姉の紗夜姉が黙っちゃいない。それ以上に友希那さんが火山の如く怒るであろう。
仲間意識のあるPastel*PalettesはモノにしたがるだろうがRoseliaは黙っちゃいない。
俺は大和さんの方へ身体を向けると胸辺りに大和さんが顔を押し付けてくる。ついでと言わんばかりにスリスリしてくる。「ふへへへへ・・・」と女の子が発しては行けない言葉が漏れてるのが聞こえる。嗚呼、この子も汚染されちゃってるのか。
大和さんの寝巻きは体操服だ。なんというか・・・そういうシチュエーションに見えてしまうのは自分だけだろうか。
「あら、麻弥ちゃんに発情してるのかしら?」
「なわけないでしょ。後輩に発情する先輩がいてたまるか」
「じゃあ私に?」
「それはない」
必死に抵抗するが突然、上に大きな影が俺を覆う形で現れる。その主は、先程まで俺をからかっていた白鷲さんだった。彼女は頬を赤らめながら俺の方を見下ろしていた。
「ち、千聖さん?」
「麻弥ちゃん・・・我慢出来ないと思わない?こんな・・・こんなに好きな人がいるのに・・・」
獲物を見る目をしている白鷲さんは俺の身体を仰向けに体勢を直すと、身体を思いっきり密着させてくる。彼女の程よく育った身体が俺の身体に押し付けられる。女性特有の感触が感じられる。
右側に彼女の顔が来て、「はぁ・・・はぁ・・・」とダイレクトに彼女の吐息が耳にかかってくる。
「た、確かにそうっすね・・・お、お兄さん・・・ごめんなさいっす」
そういいながら、大和さんも俺の身体に密着してくる。彼女も女の子だ。しかも今度は腕に彼女の感触が伝わってくる。
2人の女の子に迫られて絶対絶命だ。この状態をどう脱しようか悩んでいるがこの2人は真面目な人間だ。抜かりないのだろう。早く助けてくれと願うばかりであった。
この夜が早くすぎて欲しい・・・。心から俺はそう思っていた。