オルレアンへのレイシフト
オルレアンから始まる人理修復RTAはぁじまぁるよー!
えー、ロマニキから特異点が発生したとの報告を貰いましたので一緒に管制室に向かうところですが、その前に準備をしてから行きましょう。
あと、念の為に立香ちゃんに印を刻んだ石を渡しておきます。もしもバラバラに飛ばされたとしてもそれさえあればホモくんは立香ちゃんの元にすっ飛んでいけるので。
管制室に着きましたら今は所長が不在なのでロマニキがブリーフィングをします。
「それでは早速ブリーフィングを開始しようか」
>あなた達が管制室に全員揃ったのを見てロマニはブリーフィングを始めた。
「まずは……そうだね。キミたちにやって貰いたいことを改めて説明しようか」
ここから先は倍速です。もう聞き飽きてるんだよなあ……。知らない人のためにざっくりと説明すると
1つ、作戦の基本大原則である特異点の調査及び修正。
2つ、聖杯の調査。
以上、二点が主目的となります。
またサブミッションとして霊脈を探し出し、召喚サークルの作成をすることですね。こちらに関しては補給物資の転送に関わるのでレイシフトしたら真っ先にやりましょう。
ちなみにやり方は霊脈がある場所にナスビちゃんの宝具をセットすれば工事完了です。
また、召喚サークルを設置することによって新しくサーヴァントを召喚できます。この時召喚されるのはその時代や場所に近しいサーヴァントがほとんどです。
手が足りなければ現地で召喚しろということですね。
それから、レイシフト時に連れて行くことの出来るサーヴァントは復旧作業を行っているカルデアの現状からすると1人までです。なので新しく増やしたい場合は召喚サークルを設置することでカルデアのサーヴァントを呼び寄せることができます。ちなみに復旧が完了すれば最大で6人まで連れていくことができます。アプリ版と同じですね。
一応令呪を使えば召喚サークルを用いずとも呼び寄せることは出来ますが、出来れば令呪はブースト用などで使いたいので基本は召喚サークルを設置してから呼びましょう。
今回は1人までですので立香ちゃんのストレス値のフォローなどから考えるとエミヤニキが良さそうですね。トレース、オォン! でいざと言う時には必要な物資を作る事も出来ますしね。
それからベースキャンプの作成ですね。
此方は立香ちゃんやナスビちゃん、その他サーヴァントの為ですね。特異点の中でそこそこ過ごしますので当然雨風を防げる場所が必要です。また、ベースキャンプにはストレス値を低下させたり、HPや魔力を回復させる効果もあります。
これらの効果量はベースキャンプの質が高ければ高いほど上昇致します。
まあ簡単に言えば原始的な洞穴生活するより文明的な家を拠点とした方がリラックス出来ると考えていただければオッケーです。
「見つかってそうそう申し訳ないが、ボクらも余裕はない。早速レイシフトの準備をするが、用意はいいかい?」
この時、何か必要なものがあった場合などは準備をさせてくれとロマニキに言えば少しは待ってくれますので、準備がまだ終わってない人はしっかり準備をしてから行きましょう。
ホモくんは準備は済んでるのでこのまま行きます。
「今回は望幸くんと立香ちゃん達用のコフィンも用意してある。レイシフトは安全、かつ迅速にできるはずだ」
こんなことを言ってますけど大嘘ですからね。普通に空に叩き出されたりすることもあるんで過信するのはやめておきましょう。スパロボの90%並に信用できません。酷い時には敵の親玉の目の前に出される時もあります。ふざけんな! (声だけ迫真)
「特異点は今のところ合計で7つ観測されたが、今回はその中でもっとも揺らぎの小さな時代を選んだ。向こうに着いたら、此方は連絡しかできない」
うっす。
「いいかい? 繰り返すけど、まずはベースキャンプになる霊脈を探すこと。その時代に対応してからやるべきことをやるんだぞ。では──健闘を祈る、望幸くん、立香ちゃん」
>あなた達は用意されたコフィンに向かった。
「ねえ、望幸。頑張って人理を修復して私達の世界を取り戻そうね!」
当たり前だよなあ? じゃけん、さっさと世界を救いましょうね〜。
>あなたは立香の言葉に深く頷き、用意されたコフィンの中に入り込んだ。
『アンサモンプログラムスタート。霊子変換を開始します。レイシフト開始まであと3、2、1……』
ま、最初の特異点ですし運悪く空に叩き出されても敵の親玉の目の前は流石にないでしょう。なのであっちに着いたら直ぐにベースキャンプを作って快適な生活を送れるようにしておきましょう。
『全工程完了。グランドオーダー実証を開始します』
それじゃあオルレアンにイクゾ-! デッデッデデデデ! (カーン)
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……スゥゥゥゥ……。
えー、オルレアンにぃ……レイシフト……したんですけどぉ。
「あら、せっかくの再会なのだから何か言ったらどうかしら馬鹿マスター?」
>あなたの目の前で、冷酷な笑みを浮かべた黒い女性があなたの喉元に剣を突きつけている。
なんか目の前にオルレアンのボスがいるんですよねえ……。しかも何かクラスが復讐者だし。なんで?
ふざけんな! (声だけ迫真)
ランダムリスポにも程があるダルルォ!? しかもまたホモくんだけですよ! なんかホモくんに恨みでもあるんですか!?
仕方がありません。こんな初っ端から令呪を切る羽目になるとか想定していませんでしたが、令呪を使って適当なサーヴァントを呼ぶ必要があります。
ビースト連中全員呼んで邪ンヌをここで倒してもいいんですが、それだと時間神殿で大幅なロスが確定するためこの状態から逃げ切る必要があります。なぜなら魔神柱戦で特異点にて絆を結んだサーヴァントがいなければカルデア陣営だけで相手をすることになるからです。
特異点攻略に時間をかけるのは絆を育むためでもあるんですね。なのでここで邪ンヌを倒すという選択肢はありません。どうにかして逃げ切る必要があります。
そうなると足が速いサーヴァントがいいんですが……その、ホモくんのサーヴァント一番足が速いのってキアラなんですよね。
で、その肝心のキアラの敏捷値はB+。邪ンヌはAです。瞬間的にはキアラの方が勝りますが、ここから逃亡するにしても聖杯を所持している邪ンヌにいずれ追いつかれます。つまりは普通に逃げるだけじゃ逃げ切れません。というか、そもそもの話邪ンヌはステお化けなんですよね。
耐久と幸運のステ除いた全てのステがAを超えていますのでクソ強いし、凄い有能なんですよね。復讐者であることから攻撃に補正もかかりますし。唯一の弱点は経験の浅さからくる技量不足くらいなものでしょう。
ステータスに元ビーストとしての補正が掛かったキアラでも聖杯を所持しているスーパーでスターの状態の邪ンヌからは逃げ切れません。どうにかして撒く必要があるんですが、呼ぶのキアラなんだよなぁ……。こうなったら殿にでもしましょうかね。
ぶっちゃけた話どうやってもロクな事にならないのは確定しています。だってキアラだし……。とは言え呼ばない訳にはいきませんので呼びますけど。
ですが──
>あなたを見つめる黒い女性は手に持った黄金の杯をくるくると回している。
>女性はあなたの様子を見て楽しげに笑っている。
下手な事すると令呪を持った手を切り落とされる可能性がありますね。そうなると一時的に邪ンヌを怯ませる必要があるんですが……ふーむ、作られた存在であることをここで暴露しても意味ないですし。というか、いつもくっついてるはずのジルどこ行ったよ?
しかし、どうしましょう。隙がなさそうであれば1回リセしますかね?
「一応言っておきますけど、ここであんたを殺すつもりは無いわよ」
ええー? ほんとにござるかぁ〜?
どうせ殺さないよとか言って安心させたところにアゾる気なのでは? ホモは訝しんだ。
>あなたは訝しげな目で目の前の女性を見つめ、それは本当なのかと尋ねた。
「ええ本当よ? それよりもあんたに聞きた──」
隙を見せたね? 先手必勝不意打ちファイヤー!
>あなたは目の前の女性が瞬きをした瞬間に古びたナイフを手の中に置換し、それを振るうことで炎を飛ばした。
「ふーん、へえー、そう……」
>だが、その炎は彼女が発生させた炎により容易く飲み込まれた。
>そして続け様にあなたの古びたナイフに剣を振るい砕いた。
>あなたは古びたナイフを失った。
ああっ! ホモくんの装備がっ! とはいえこれは仕方ありませんね。コラテラルダメージと言うやつです。ぶっちゃけこれからは銃が主戦力なんでさほど使いませんし……。それに──
「私以外の炎を──」
ホモくんのターンはまだ終了してないぜ!
>あなたは続いてスタングレネードを投げつけた。
>そして劈くような爆音と目を焼く光量があなたたちを襲った。
「ぐっ、このっ……!」
今のうちに退避、退避ーっ!
ついでに逃げ切る作戦を思いついたのでキアラを呼んで殿をしてもらいましょう! ホモくんが逃げきれたところでまた令呪で呼び寄せます。その後は立香ちゃん達と合流します。
今回は立香ちゃん達との合流を最優先とします。
という訳でカモン、キアラ!
>あなたは右手に描かれた獣の爪跡のようなデザインの令呪を発動させ、キアラを呼び出した。
「マスター1人だけ別の場所に飛ばされるなんて随分と運がありませんね? それで、私に何の──って、ああ、なるほど。そういうことでしたか」
キアラ、後はよろしくぅ! できればぶっ倒さないでくれると嬉しいな!
「ええ、分かっております。ここは私が抑えますのでマスターはどうか立香さん達と合流を」
「はっ、そんな事させると思ってるのかしら?」
>その言葉とともにあなたに向けて炎が飛ばされる。
殺さないって言ったじゃん! やっぱ此奴背後からアゾる気満々じゃないですか、やだー!
「ええ、そうさせていただきますとも」
>あなたに飛んできた炎は突如として発生した禍々しい黒の穴から出てきたとは思えぬほどの白く巨大な手によって握りつぶされた。
キアラありがとナス! ホモくんクールに去るぜ……。という訳でこのまま立香ちゃんの下に移動です。本当に持たせておいてよかったー!
>あなたは置換呪術を使い、立香の下へと移動した。
「……さて、マスターは行かれました。何か私に聞きたいことがあるのでしょう、堕ちた聖女様?」
「ふん、随分と察しがいい獣だこと──」
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>あなたは立香達の目の前に現れた。
逃走成──ぐえー!
「よかった、本当によかった……。また離れ離れになっちゃったのかと思って……!」
「フォウ、キュー!」
>あなたは立香から腹部に向けてタックルを貰ったため、倒れこそしなかったものの大きくぐらついた。
>その状態でフォウから顔に向けての奇襲を受けたため踏ん張ることが出来ずに倒れた。
『うえええ!? 望幸くん今どこから現れたんだい!? もしかして魔法使いか何かなのかい!?』
お、この声はロマニキですね。
「ところでドクター。今回は安全にレイシフトできると言っておりましたが、望幸さんだけ別の場所に飛ばされていましたが、それは何故なんでしょうか? 説明してもらえますか?」
『マシュの言葉に凄い棘を感じるぞぅ! でも言い訳をするなら今回のレイシフトは何の問題もなかったんだよ!? なかったんだけど何故か望幸くんだけ何かに干渉を受けたみたいにレイシフト先が変わってしまったんだ』
「彼のレイシフトにだけ干渉を……?」
それほんとかぁ? (疑惑の目)
と、こんな無駄なことをして時間を浪費している場合ではありませんね。殿をしてくれたキアラを呼び戻しましょう。
>あなたは令呪を用いてキアラを呼び出した。
「ちゃんと合流出来たようですねマスター」
>現れたキアラは煤けた姿になっており、そこそこの傷を負ってしまったようだ。
うっそぉ……最初の特異点でキアラがここまでダメージくらうの? なんか強い……強くない? それとも邪ンヌが途中で他のサーヴァントを呼び寄せて数の暴力戦法でもやったんですかね?
まあ、とりあえずは殿を勤めてくれたキアラの傷を治しましょう。
>あなたは治癒魔術を使ってキアラの傷を治した。
>キアラのHPが回復した。
「ふふ、ありがとうございます。このお礼はいずれ……」
(いら)ないです。いや本当にしなくていいから(懇願)こんな序盤でホモくんがゼパルことになるのは避けたいので。
ま、ハプニングはありましたがしっかりリカバリー出来たので無問題です。後は霊脈を見つけてベースキャンプを設置すればオッケーですね。
という訳で今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。
堕ちた聖女と快楽天ビースト……。
閃いたので失踪します。