FGO主要キャラ全員生存縛りRTA(1部)   作:でち公

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オルレアンを見返してたら遅くなったので初投稿です。


認識

 ベースキャンプ設置から始まる人理修復RTAはぁじまぁるよー! 

 

 早速ですが今回はベースキャンプの設置に行きます。ベースキャンプの設置が早ければ早いほど特異点攻略も楽になりますので。

 

 最初の数日くらいは野宿をやっても構いませんが、それが続くと立香ちゃんとナスビちゃんのストレス値が上がります。

 

 立香ちゃんは元よりナスビちゃんも一応は生身の人間ですのでちゃんとした場所で休めないことにより、疲労が蓄積します。それによってストレス値も上昇する上に戦闘でもミスする確率が増えます。なのでベースキャンプ設置が遅れると大変まずあじです。

 

 取り敢えずは数日以内には良さげな霊脈がある土地を見つけたいですね。とはいえある程度の場所はピックアップしているので、今いる座標さえ分かればその座標から最も近い霊脈に向かいます。

 

 霊脈に向かわないと令呪も回復しませんしね。

 

 それから霊脈探しと並行して情報収集もします。情報収集する主な目的としては現地で召喚されたサーヴァントである冤罪先生やすまないさん、その他清姫やエリちゃんなどをかき集めるためです。

 

 サーヴァントはこのフランス全土に散らばってるので集めるのにそこそこ時間がかかります。まあ、立香ちゃんの運命力があれば最低でも半月で全員揃います。ですが、それ頼みに動くとフランスのあっちこっちを移動するはめになるのでRTA的にまずあじです。

 

 なので序盤は聞き込みをしつつ全サーヴァントの位置を把握できたらルートを定めます。その後は全員回収し、邪ンヌとの決戦となります。

 

 聞き込みの途中などでサーヴァントが見つかれば見つかるほどうまあじですね。こちらの戦力が増えるということなので雑魚エネミーも楽に処理できるようになりますし、バーサーク状態を付与された敵サーヴァントとも安定して戦えます。

 

 とりあえずは早めに冤罪先生とすまないさんを見つけたいですね。その2人を見つけ出せば敵に冤罪コンボ決めれるので。汝は竜! おまんも竜! 

 

 また姉を名乗る不審者に関していえばわざわざ探さなくてもあちらから寄ってきます。どこにリスポしても必ずと言っていいほど最初のワイバーン戦で現れます。運命感じるんでしたよね? 

 

 ま、そんなわけなのでまずは座標を知るために情報収集にイクゾ-! デッデッデデデデ! (カーン)

 

 ■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪

 

 えー、近くにいたフランス兵の後について砦に着きました。本来ならフランス兵が恐慌状態なので戦闘に入ることになるんですが、なんとキアラが落ち着かせてしまいました。さすが元セラピスト兼聖人候補。それなのに魔性菩薩になるとか極端すぎるのでは……? 

 

 それから信用を得ることが出来たので今回の事情について聞かせてもらいました。話を聞いたところ、死者自体はいないが街への被害や怪我を負ったものの数が酷いとのことでした。また、その破壊を振り撒いているのは『ジャンヌ・オルタ』と名乗っているのだとか。

 

 んにゃぴ……なんでそう名乗ってるのか訳わかんないっすね。いつもであればジャンヌと名乗っているはずなんですが……。

 

「出会った当初はいきなり斬り掛かろうとして本当にすまなかった。こっちも色々なことがあったとはいえ、見慣れない格好をしていたというだけで判断するべきではないな」

 

「ええ、構いませんよ。何せ竜に襲われているのでしょう? そんな時に見慣れない装いをした人が現れれば警戒してしまうのも致し方ありません」

 

「そう言って貰えると助かるよ。それじゃあ俺はここで──」

 

 >あなた達と兵士が別れようとした途端、低い唸り声が砦中に鳴り響いた。

 

 来ましたね。ワイバーン戦もとい、竜の牙採取戦です。お前の牙全部へし折ってやるから見とけよ見とけよ〜! 

 

「クソッ! あのクソッタレ共がきやがった! 迎え撃て! ほらほら立て立て! ぼさっとしてんじゃねえ! 炭になったりあいつらの胃の中に行きたくないだろ!?」

 

 >彼の言葉に周囲にいた兵士たちが慌てて武器を構えだした。

 

『君たちの周囲に大型の生体反応! しかも、速い……!』

 

「目視しました! あれはまさか──」

 

「ワイバーン!?」

 

「はい。あれはワイバーンと呼ばれる竜の亜種体です。間違っても、絶対に、十五世紀のフランスに存在していい生物ではありません!」

 

『来るぞ!』

 

 はい、それでは早速戦闘開始です。と言ってもこちらにはエミヤニキと弱点取れるキアラがいるので高々ワイバーン如きにやられることはありません。マスターへのダイレクトアタックを除けばな! (2敗)

 

 一応ですがキアラには出来うる限り肉弾戦でやってもらうようにお願いします。流石に黒い穴から出てくる巨大な手とかをフランス兵が見ると邪ンヌと繋がっているのではと疑われる可能性があるので。疑われること自体別に構いはしないんですが、まだ情報を絞り切れていないので今不信感を抱かれるのは大変まずあじなのです。

 

 >あなたはキアラに出来うる限り肉弾戦で戦ってくれるようにお願いした。

 

「ええ、かしこまりました。万事私にお任せを」

 

 >その言葉とともにキアラはワイバーンの下へと一息で踏み込んだ。

 >キアラの拳がワイバーンを的確に捉えては粉砕していく。

 

「やれやれ、恐ろしいものだな彼女は。どれ、私も加勢しよう。マシュは討ち損ねたワイバーンの処理を頼む」

 

「まかせてください!」

 

 >エミヤの言葉とともに空に舞うワイバーンの眼球に的確に矢を打ち込み墜落させていく。

 >マシュはキアラやエミヤが討ち損ねたワイバーン達にトドメを刺していく。

 

「凄いなあいつら! おい、俺達もあのクソッタレ共をぶっ殺して全員で生きのびるぞ!」

 

 >彼らの活躍を見たフランス兵達の士気が向上! 

 

 あーいいっすね。大人数で戦う場合、味方がめぼしい活躍を上げると陣営の士気が上がります。士気が上がればその分攻撃性能が上がりますのでたいへんうまあじです。

 

 さてここではホモくんや立香ちゃんがやることはほとんどないです。やるにしてもガンドでワイバーンを打ち落とすかスタングレネード投げつけて叩き落とすくらいしかありません。

 

 一応ホモくんも倒そうと思えば倒せるんですが、ぶっちゃけ戦う人が足りないという訳でもないので安全策として味方の援護に回ればオッケーです。

 

 ということでホモくんは負傷者の手当や味方サーヴァントの援護に向かいます。立香ちゃんには基本的にマシュの近くでサーヴァントの援護をしてもらいましょう。こんなクソつまらんことで怪我されても困りますし。

 

 じゃあそういうことで立香ちゃんよろしくぅ! 

 

「うん、まかせて。望幸やケイローン先生達に教えてもらったことを今ここで発揮してみせるから!」

 

 >立香はその言葉ともに味方サーヴァントの援護を拙いながらもこなしていく。

 

 善き哉善き哉。この調子で立香ちゃんにはどんどん強くなってもらいましょう。

 

 それじゃあホモくんは負傷者の手当に向かいます。ちなみにフランス兵を助けると彼らからの好感度が上昇します。これにはメリットがあります。ざっくり分けますとフランス兵の信用が得られやすくなるというのと、物資をくれるという2つの利点があります。

 

 今回はどちらも時短のために必要なんで出来うる限り稼ぎます。

 

 さて、怪我をしているフランス兵は……そこそこいますね。これだけ数が多いと一人一人治していくのは効率が悪いので1度ホモくんに怪我を移しましょう。耐久が結構育っているので結構な人数の怪我を置換できることでしょう。

 

 はーい、怪我を見せてくださいねー。

 

「あ゙あ゙っ! くそ、いてえ、いてえよ!」

 

「すまねえ……こいつあのクソッタレ共の炎を食らっちまって酷い火傷を負っちまってるんだ」

 

 かまへんかまへん、治したるわ。

 

 ヒール! ヒール! (置換呪術)

 

 >あなたはケロイド状に焼け爛れたフランス兵の火傷部分を触り、置換呪術を発動した。

 

「あ……? 痛くねえ……?」

 

「おいおい、嘘だろ? 触っただけで怪我が治っちまった! おい、あんた……いや、貴方様! 他にも怪我をしちまってる奴らがいるんです! どうかそいつらも治してやってください!」

 

 いいよ! こいよ! 

 

「ありがとうございます! おい、手が空いてるやつは怪我を負った奴らをこっちに連れてきてくれ!」

 

 >フランス兵はそう言うと怪我を負った者を掻き集めはじめた。

 

 おおう、一気に負傷者が集まりましたね。こいつは僥倖。いちいち動く手間が省けました。それにしても黒いスポーツインナーを着ていて良かったですねー。傍目からじゃホモくんが怪我をしているなんて分かりませんし。

 

 もちろん顔なんかを怪我している人は治癒魔術で治します。ホモくんに置換したら1発でバレますからね。

 

 と、怪我を移しているうちにホモくんのHPバーがやばくなってきたので1度ホモくんの体を治しましょう。

 

 オッス、癒えてるか〜? 

 

 >あなたは治癒魔術を使った。

 >HPが回復した。

 

 バッチェ癒えてますよ! 

 

 はい、じゃあまたフランス兵の怪我を置換していきましょう。後はワイバーンが殲滅されるまで繰り返しとなります。この際ですしフランス兵の好感度を荒稼ぎしておきましょう。運が良ければワイバーン戦で途中乱入してくるジャンヌに対する負の感情を上手くコントロール出来るかもしれません。

 

「兵たちよ、水を被りなさい! 彼らの炎を一瞬ですが防げます!」

 

 >何処からか凛とした声が聞こえる。

 

 とかなんとか言ってたら来ましたね。さてどの道最速攻略のためにはある噂も流す必要もありますし、時短のためにガンガンやりましょう。ホモくんゴーゴー! 

 

 ■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪

 

 はい、ワイバーン戦終了です。フランス兵の怪我をほとんど治したお陰でこの砦のフランス兵からの好感度がかなり高い状態になっているはずです。

 

 さて、本来であれば姿を現した姉を名乗る不審者にフランス兵達が恐慌を起こします。そのため姉を名乗る不審者から情報を手に入れるためには彼女が近くの森に誘導してくれるので、一緒に付いていく必要があるのです。

 

 それについて行くと野宿をすることが確定になります。別にいいっちゃいいんですが、ここで好感度を稼いだので利用しない手はありません。というわけで姉を名乗る不審者の下に行きましょう。……まあ、HPが完全回復してないけどええやろ。恐慌が起こると面倒ですし、時間優先です。

 

「そんな、貴女は──いや、お前は! 逃げろ! 魔女が──」

 

 >あなたはその声に待ったをかけた。

 

 はい、逆転裁判始まりでーす。これから何をするのかと言うとフランス兵の認識をひっくり返します。そもそもの話、彼等が恐慌を起こす理由はジャンヌをジャンヌ・オルタだと認識しているからです。故にその誤った認識を叩き直します。

 

 >あなたは彼女は竜の魔女ではないということを彼等に告げた。

 

「な、何を言って──だって、あのお姿は俺達を導いてくれた聖女様なんだぞ! 俺たちがその姿を忘れるはずがない!」

 

 はい、そうですね。この時代で尚且つフランスにおいてはジャンヌは何よりも有名でしょう。なので姿は知っている人も多い。

 

 そう、姿()()()()()()()()()()

 

 ジャンヌとジャンヌ・オルタは肌の色、髪の色、目の色と姿形は似ていれど確かな差異があります。故にそこを攻めます。

 

 >あなたは竜の魔女と呼ばれる者の姿を見たことがあるか聞いた。

 

「……俺は見た事がある。確か銀の髪に、金色の目、そして死人のように青白い肌をしていた」

 

「俺もだ、見たことはある!」

 

「俺も!」

 

 いいゾ〜これ。ジャンヌ・オルタを見たことがある奴らがそこそこいるのはかなりのアドバンテージです。より簡単に認識をひっくり返すことが出来ます。

 

 >あなたはそんな彼らに問いかけた。

 >そこに立っている聖女の姿と一致しているのかと。

 

「た、確かに言われてみれば……」

 

「俺が見た竜の魔女と見た目は似ていても髪の色とかが全然違え」

 

 >あなたの発言により周りのフランス兵達にざわめきが起こった。

 

「だ、だが! 竜の魔女と呼ばれる女なんだからそのくらい変えることができるかもしれないだろ! 俺はそこにいる聖女様の皮を被った悪魔に騙されねえぞ!」

 

 はい、いい言葉がとんできました。特に悪魔と言う言葉が有難いですね。この宗教に対して活発であったご時世では悪魔についての話がそこそこあります。なのでそれを使いましょう。

 

 >あなたはそれこそが竜の魔女の狙いだと告げた。

 

「ど、どういうことだ……?」

 

 >聖女の姿を取ることで本当の聖女がもう一度あなた達のために立ち上がったとしてもそれの邪魔をすることが出来ると言った。

 

「だが、死者の蘇生なんて──」

 

 いいや、した事実はあるはずでしょう? ()()()()()()()()()()()()()()()

 

 >あなたはイエス・キリストが復活したという事実があるということ、そしてそこから察するにこの事態を憂いた神により遣わされたのだと言った。

 

「だが、聖女様は確かに火刑に処された! そうなってしまえば肉体はおろか魂も燃え尽きる!」

 

 そう言えばこのご時世の火刑ってそう言う理論がありましたね。最後の審判までに肉体がなくちゃいけないだとか。

 

 ふむ、じゃあ彼らの信仰心を煽りますか。

 

 >あなたはあなた方の信仰する全能の神様はそれすらもひっくり返すことができるのではないのかと彼ら自身に尋ねた。

 

 意地の悪い質問だとは思います。それを否定してしまえば彼ら自身が己が信仰する神を全能に非ずと否定することに繋がるんですから。

 

「そ、そうか……。あの悪魔は俺達の聖女様を陥れるために……! そして聖女は神様からの遣い……!」

 

「俺はあの聖女様を見た時に最初からそうじゃないかと思ってたぜ!」

 

「うおおおおお!! 俺達の聖女、ジャンヌ! 虫のいい事だと分かっているが、もう一度、どうかもう一度俺達を導いてくれ!」

 

 はい、工事完了です。見事に認識をひっくり返すことが出来ました。後はこの噂をフランス全土に広げることでスムーズな移動ができます。

 

 ぶっちゃけかなり無茶苦茶なこと言っていますが、彼等からの好感度を稼いでいたということと今は藁にもすがる思いであるはずの彼等にとってはそれが真実だと思い込むに足りえたようです。

 

 そして民衆は多数の意見によって簡単に認識をひっくり返します。故に放っておいても多くの人達がジャンヌ=竜の魔女ではないことに気がつくでしょう。

 

 この噂を撒いて姉を名乗る不審者に聖女としての振る舞いを徹底してもらえば簡単にフランス兵からの好感度を稼ぐことができます。まあ、唯一の問題点としては邪ンヌが凄まじくキレ散らかす事くらいですが、どうせハッ倒すので構いません。

 

 また、情報がある程度集まるまではこの砦をベースキャンプとします。

 

 というわけで今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。




珍しくちゃんとRTAしてますねこいつ(ガバしていないとは言っていない)
ジャンヌ≠竜の魔女論について方々からツッコミがとんできそうですがこんな理由しか思いつかなかったんです。すまない、本当にすまない(ジークフリート並感)

責任取って失踪します。

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