FGO主要キャラ全員生存縛りRTA(1部)   作:でち公

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書くこと書いてたら長くなりました。RTA小説にあるまじきTNPにしてしまった所で初投稿です。



邪竜百年戦争決戦前

 今度こそランスロット討伐から始まる人理修復RTAはぁじまぁるよー! 

 

 前回何とかランスロットを仕留められましたね。多少のガバはありましたが、ここでランスロットを仕留められたのはデカいです。何せこの特異点で最も技量が高いのはランスロットでしょうからね。その上サーヴァントとしても普通に強いし。

 

 ぶっちゃけこの特異点で邪竜ファヴニール除けば最強までありますからね。

 

 ……そう言えば、邪竜ファヴニールと言えば一体いつになったら出てくるんですかね。本来だったらジークフリートの呪いが解けた時点で出てきてもおかしくないはずなんですけど一切見てないですね。

 

 仮にこの特異点で邪竜ファヴニールが出てこないルートになっていたとしてもそれだとジークフリートがはぐれとして召喚されている理由が分からないんですよね。ジークフリートがはぐれとして召喚されている以上、必ずと言っていいほどファヴニールは存在しています。なのでこの特異点の何処かにファヴニールはいるはずなんですけどね? 

 

 今のところファヴニールのフの字すら見かけてませんし……。うーん、これは一体どういうことなんでしょうか。

 

 まあ、出てこないなら出てこないで時短になるんで有難いから構わないんですけど。

 

 >遠くから慌てた様子でこちらに駆け寄って来たジャンヌ達の姿が見えた。

 >その後ろにはどうにも見覚えのないボロボロになっている2人のサーヴァントらしき存在がいた。

 

 おっ、ドラ娘コンビ見つけてきたんすね。これは有能ですね。ワンチャン見つからなかったって可能性も無きにしも非ずだったんで。

 

「皆さんご無事ですか!?」

 

「ってあら? 望幸さんったら首の方から凄い血が出てるじゃない!」

 

 もう治ってるんでへーきへーき! ってこの会話さっきもしましたね。

 

 >あなたはマリー・アントワネットに怪我は完治していることを伝えた。

 

「あらあら、そうなの。けどそれ程血が出てるんだもの。さぞかし痛かったはずでしょう?」

 

 痛かったんじゃないっすかね? (他人事)

 

 まあ、それはどうでもいいのでさっさとドラ娘コンビを紹介してくれよな〜頼むよ〜。

 

 >あなたは後ろの何故かボロボロになっている二人のことについて尋ねた。

 

「ああこの2人は先程争ってるのを見かけてな。そこで声をかけさせて貰ったんだ」

 

「ジークフリート殿の言う通りです。ただ些か頭に血が昇っていたようでしたので少々灸を据えさせてもらいましたが」

 

「僕はもうあんな酷い雑音を二度と聞きたくないぞ……」

 

 あぁ〜いいっすね〜。これはいい時短です。と言うのもドラ娘コンビとの遭遇時には良く戦闘が起きるんですよ。なので今回みたいに二手に別れて片方が勝手にイベントを処理してくれるのはRTA的にウッーウッーウマウマです(Caramell dansen)

 

 それじゃあ立香ちゃんを清姫にさっさと安珍認定して貰いましょう。汝は安珍! 立香は犠牲になったのだ……。速度を求めるRTAの犠牲にな。

 

 >2人があなたを視界に捉えた瞬間、驚いたように目を見開いた。

 

「──安珍様……?」

 

 安珍だとふざけんじゃねぇよお前! ホモくんだろォ!? 

 

 と言うか何でこっちを安珍認定してんだオラ(鋼龍)安珍候補ならホモくんの真横にいるダルルォ!? 

 

 >あなたは自分は安珍という者ではないと告げた。

 

「──そう、ですね。貴方は安珍様ではありませんね。申し訳ございません。ただ貴方の雰囲気が私の知る安珍様ととても似ていたものでして。その目を離せばいつか消えてしまいそうな雰囲気がとても」

 

 分かればヨシ!(現場猫) というわけで縁を結ぶのは立香ちゃんにしてくれよな〜頼むよ〜。いやマジで頼みますよ。それにしても目を離せば消えるとは一体なんのこったよ。

 

 で、エリザベートは何してるんですかね? なんか凄い百面相してるけどさ。にらめっこでもします? ホモくんの表情筋はほぼ動かねえけどなあ!? にらめっこは真顔最強ってそれ一番言われてるから。

 

「むー、まあ色々と言いたい事は山ほどあるわ。けど、そうね。これからよろしく頼むわよ子犬──ってちょっとぉ!」

 

 >あなたは突然背後に現れたカーマに引っ張られ、あなたにより掛かろうとしてきたエリザベートを綺麗に躱してしまった。

 >そのせいでエリザベートはバランスを崩してこけかけた。

 >その様子をカーマは意地の悪い笑みを浮かべていた。

 

「あら、すみません。何だかとてもイラッとしたので。ついうっかり」

 

「嘘つきなさい! あんた本当に──」

 

「はいはい、じゃれ合うのもそこまでにして下さいませんか?」

 

 >いがみ合う寸前だった二人の間にキアラが割って入った。

 >キアラはカーマに対して非難するような目を向けるとカーマはそれに対して肩を竦めた。

 

「仕方ありませんねぇ? もう少しおちょくりたかったんですが」

 

「あんた、本当に捻くれてるわね……。あんたのマスターもそんな捻くれ屋といるんじゃあ疲れるんじゃないの?」

 

「はっ、悪いですけど、この人は私のそういう所も知ってて受け入れてくれてますから」

 

 >カーマはエリザベートの言葉を鼻で笑うとあなたの背中側からまるで抱きしめるかのように手を首に回して顎をあなたの頭の上に置く。

 

 ホモくん挟んで喧嘩するのやめちくり〜。

 

 というかこういう会話は休息時間にやって欲しいんですよね。今時間割く暇あったらこの街で武器探ししたいんですよ。ほら、ホモくんの近接武器はこの特異点に来た時に邪ンヌにぶっ壊されたじゃないですか。なのでいざというとき用の保険の武器が欲しいんです。

 

 出来れば剣か若しくは槍ですね。刀はあれば尚良しですが改造手段のない現状じゃあ使いにくいですし、ここはフランスですからね。無い物ねだりしても意味はないのでそこそこ耐久値の高い剣か槍を探しましょうかね──ってそうだ。今回はエミヤがおるやんけぇ! 

 

 エミヤの投影は便利ですがこちらで改造出来ないのが痛手ですね。まあそこら辺はバランスが取れているのでいいと思いますが。エミヤの投影武器を改造出来たらエミヤは人権化しますからねえ……。

 

 ではエミヤに武器を投影してもらいましょう。

 

 いずれはゴリゴリに改造した武器を作るつもりなのでちゃんとした武器を見つける必要はありますが、今は必死になって探さなくてもいいのはうまあじですね。

 

 >あなたはエミヤに対して武器を作って欲しいと頼み込んだ。

 

「む? それは構わないが……。ただ一つ確認しておきたい。それは何のためにだ? 悪いが君が前線に出るようなら作るつもりは無い」

 

 そりゃ、自己防衛の為でしょう。流石に近接武器を手にしたからってサーヴァント相手に近接張れるほどホモくんはまだ強くないですからね。……まあ、一応やろうと思えばやれる手段はあるっちゃあるんですが、現段階のホモくんの耐久では耐えきれずに死ぬでしょう。対策はありますが、それでもリスキー過ぎて余程のことがない限り使わないでしょう。

 

 >あなたはいざという時のための保険として欲しいからと言った。

 

「ふむ……それならば良いだろう。ただ、君は残されたたった二人のマスターだということを忘れないでくれたまえよ。君の命は君が考えているよりも重い」

 

 おっ、そうだな(適当)

 

 それよりも早く武器をくれよな〜頼むよ〜。

 

「ではどのような武器がいいかね? ある程度の融通は利かせることは出来るが」

 

 取り敢えずは耐久値を意識して西洋剣がいいでしょう。日本刀は耐久値がクッソ低いから改造前提の武器なんですよ。なので今回は無難にロングソードを頼んでおきましょう。槍も魅力的ではあるんですが、如何せん今回の相手は邪ンヌ。あちらも旗を槍のように扱ってくるので同武器では些か分が悪いんですよ。なので今回は剣が良さそうですね。

 

「了解した。出来るだけ耐久性の高いロングソードか。……こんなものでどうだろうか」

 

 >あなたは無骨なロングソードを手に入れた。

 

 ふむふむ、ホモくんの要望通りに相当耐久の高いロングソードを作ってくれましたね。流石エミヤ。こういう物が足りないって時ほど頼りになりますね。じゃけん今後もガンガン頼りましょうね〜。

 

「ところでマスター。聞いておきたいんですが短剣はどうしたんですかぁ? 此方に来てから1回も使われてないようですけど」

 

(もう短剣は)ないです。

 

 >あなたは短剣は壊されたことをカーマに伝えた。

 

「へ、へぇー? 壊されちゃったんですかぁ。そうですかぁ……」

 

 ふざけんじゃねぇよお前! 何ストレス値上げてんだオラ! 今の会話のどこにストレス値が上がる要素あんだよ!? 

 

 サーヴァントから直接貰ったものが壊れたならまだ分かりますよ。けどあれは武器商人から貰ったものダルルォ!? 何の因果でカーマのストレス値が上がってんだこの死にゲー! ほんとやめたくなりますよぉ〜。

 

「望幸って剣って使えるの? 確かクレー射撃部だったよね?」

 

 ヌッ! 

 

 はえ〜ホモくんクレー射撃部に所属してたんすね。今知ったわ。で、まあ剣が使えるか否かでいうと使えますね。剣術のスキル自体は獲得していませんが、扱うこと自体は何の問題もありません。

 

 そもそも剣術スキルなどは攻撃倍率やら命中倍率、武器使用時の防御倍率のその他諸々の補正に関わるぐらいですからね。無くても使えることは使えます。でもスキルの補正はマジで有能なんで取れる時には取っておきたいですね。

 

 >あなたは立香の問いに対して頷いた。

 

「そうなんだ。あっ、それじゃあカルデアに帰ったら私にも教えてくれないかな? 私も少しくらいは扱えるようになった方がいいと思うんだけど」

 

 うーん、この申し出自体はありがたいんですが、今下手に近接武器を扱えるようにしたら立香ちゃんが敵サーヴァントに突撃する可能性もあるんですよね。立香ちゃんは本当にいい子なので味方がピンチになると本当に武器片手に突っ込んでくる可能性があります。

 

 なので今回の申し出はありがたいんですが、ここは心を鬼にして断りましょう。申し訳ナス! 

 

 >あなたは立香に今は魔術と体術の方を集中した方がいいと伝えた。

 

「そっか……。まあ、そうだよね。今はその2つに集中した方がいいよね。少しでもいいから望幸の力になりたかったんだけどなあ……」

 

 うぐぅ……。いや、でも駄目です。下手に前に出て死なれたら元も子もありません。主要キャラの中では立香ちゃんがダントツで死亡率が高いんですから、それを上げるような真似は駄目です(ヤーマン)

 

 さてと、ぶっちゃけた話これでもう邪ンヌの討伐に必要な事は玉藻召喚を除いて揃いました。幸いにもこの街には霊脈が通ってるみたいなので玉藻を召喚すれば邪ンヌ戦に突入します──と、言いたい所ですが今はホモくんを除くほとんどの人の疲労がピークです。

 

 むりやり行っても敗北する可能性は高いので一度休息を取ってからコンディションをちゃんと整えてから行きましょう(3敗)

 

 強行軍は本当に不味いっていうのを散々味わいましたからね。そこら辺はちゃんと留意するつもりです。取り敢えずはホモくんは休息時間の間に玉藻召喚とアルトリア・オルタとカーマのご機嫌取り。ついでにこの街で使えそうなものがないか探索をしましょう。

 

 >あなたは一度休憩を取らないかと提案した。

 

「そうですね、その私も少し疲れちゃいましたし、休みを取れるなら取りたいです」

 

『うん、僕もマシュの意見に賛成だな。休みは取れるうちに取っておくべきだ。近くに休憩を取るに良い場所があるみたいだからそこまでの道を教えとくよ。そこについたらこちらからも支援物資を贈るね』

 

 それじゃあ休憩所にイクゾ-! 

 

 移動中の間にこれからのことでも話しますかね。今回のオルレアンは現状のタイム的に見るとかなりいいです。結構な所を短縮できたので、この調子で終局の果てまで突っ走ることが出来れば最高ですね。なんなら最速記録たたき出せるかもしれません。

 

 ただ、今回のオルレアンは少し不可思議なことが多いんですよね。ジークフリートやゲオルギウスが同時に現れたこと然り、ジル・ド・レェが未だに現れてないこと然り、未だにサンソンがホモくん達の目の前に現れてないこと然り。そして何よりも邪ンヌがファヴニールを引き連れてかかってこない事が不思議で仕方ないんですよ。

 

 何故なら今のフランスでは噂話を積極的に広めたので邪ンヌはジャンヌ・ダルクの姿をした偽物という話が出回ってます。この状態なら邪ンヌがキレて襲いかかってきてもおかしくはないんですけど、現状襲ってきたのは最初の一回だけですし……。まあおかげで組んでいたチャートの至る所を短縮できているので文句は無いですが。

 

 どういったフラグが関係してこの状況を作り出してるのか結構興味があるので再走するはめになったら一度検証してみますかね。

 

 >あなた達は休憩を取るのに適した場所を見つけた。

 

 おっと、話をしているうちにロマニが教えてくれた休憩所に着きましたね。それじゃあまずは今の血濡れの服を着替えてからアルトリア・オルタとカーマのご機嫌取りにいきましょう。

 

 カーマは手持ちの食料の甘味をいくつか渡せばいいとして、アルトリア・オルタはどうしますかね。ジャンクフードは流石に支援物資の中にはないでしょうし……。仕方ない、こういう時は直接本人に欲しいものややって欲しい事がないか聞いてみますか。

 

 そういう訳なんだけど、お前どう? 

 

 >あなたはアルトリア・オルタに何か欲しいものややって欲しい事はないか聞いた。

 

「む……。そうさな、ならばカルデアに帰ったら頼むとしよう」

 

 うっす、了解です。それじゃあカーマは甘味な。

 

 >あなたはカーマに甘味を渡した。

 

「いや、ちょっと待ってくれませんかね!? 黒い王様と私の対応の差が激しくないですか!?」

 

「はっ、お前と私では信頼の差が違うのだポンコツ」

 

「はーあー? 誰がポンコツですか!? マスターさん、私にもカルデアに帰ったら言うこと聞いてもらいますからね!」

 

 えぇ……? まあいいか。変なことでなければある程度のお願いは聞きましょう。

 

「あら、でしたら私のお願いも聞いてもらいましょうかマスター?」

 

 キアラはちょっと……。変な事じゃなければいいですけど、キアラだしなあ……。取り敢えず釘だけは刺しておきましょう。

 

 >変なことでなければとあなたは条件付きで承諾した。

 

「言質は取りましたからね? うふふ……」

 

 いや本当に頼みますからね? お願い聞いた結果再走になるとか嫌ですよ。せめて再走するなら特異点で再走したいっす! 

 

 さてと、一応はサーヴァントのご機嫌取りは終わったのでこれから玉藻を召喚しましょう。色々と不確定要素はありますが、オルレアンでの最終決戦に向けての戦力は多いほどいいんで。

 

 というわけで玉藻を召喚してターンエンドだ! (決闘者並感)

 

 >あなたは召喚サークルを用いて玉藻の前を召喚した。

 

「漸く妾の出番かの。長らく会えんで寂しかったぞご主人様よ」

 

 そうですね。来て早々ですけど玉藻には探索の護衛ついでに性能確認も行います。というわけで玉藻さんや探索に付いてきてくれます? 

 

 >あなたは玉藻の前に来て早々に悪いがこの辺りの探索をしたい為、護衛として付いてきてくれないかと尋ねた。

 

「それがご主人様の願いならば構わんぞ? ああ、だが後で妾にも報酬としてカルデアに帰ったらお願いを聞いてもらおうかの」

 

 しょうがねぇなあ〜(悟空)

 

 玉藻からも承諾を得たので探索に行きます。それじゃあ皆はしっかり休息を取って英気を養っておいてくれよな! 

 

 ほらいくどー。

 

 さてさて、取り敢えずは何かいいものは無いですかね? 改造用の武器とかでもいいんですけど、あんまり耐久の高い武器はないでしょうね。なので武器探しや素材探しは軽くに留めて玉藻の性能検証を主にしていきましょうかね。

 

 というわけで雑魚モブが湧いてるであろう場所にGOです。具体的には少し離れた場所にある平原ですけど。

 

「む、ご主人様よ。街の外に出るのか?」

 

 そっすね。ちょっと気になる事があるんですよぉ。お前の性能がなぁ!? 

 

 >あなたは少し気になる事があると言った。

 

「ふむ、気になる事か。ご主人様の事だ。何かあるのであろう。であればこの玉藻、ご主人様とならば何処へなりともお供させていただこうかの」

 

 ふーむ、尾が9本あるとは言え玉藻は玉藻ですね。割とほいほい言うことを聞いてくれるのは有難いことこの上ないです。これで監禁とかしなければベネなんですがねえ……。まあ、そこら辺はストレス値をしっかり見ていきましょうかね。

 

 というわけで平原に到着です。うーん、思った通りウェアウルフやらワイバーンが湧いてますね。というか思ったより多い上に殺しあってますけど。

 

 じゃあ本格参戦ということで玉藻に殺ってもらいましょう。

 

 >あなたはあそこにいる奴らを倒せるかと聞いた。

 

「む? あれを消せばいいのだな? よし、任せるといいぞご主人様よ」

 

 お、これは頼もしい発言ですね。それじゃあ適当にいくつかのモブの気を引いて──

 

「燃え尽きよ」

 

 >玉藻の前が指を鳴らすとウェアウルフとワイバーンの群れの中心に極大の火柱が立ち上がった。

 >突然の出来事に戸惑いながらも本能的に死を感じたウェアウルフとワイバーンは急いでその場から逃げようとする。

 >だが、彼らが逃げ切るよりも速く火柱はその範囲を広げて何もかもを呑み込んでいく。

 >火柱が収まった頃にはそこにいたはずの群れは全て消滅していた。

 

 えぇ……? なんだこの、何この火力? 宝具ならまだしもあれ宝具じゃないよね? 一撃で群れを消し飛ばすとかどういう火力してんだこの狐。普通じゃないぞこいつ。というかこいつもアルトリア・オルタと同じで仲間と一緒に戦える性能じゃなさそうなんですけど? でも宝具は多分あれですよね。味方にバフを撒くやつだよね? 

 

 矛盾してんぞこの狐。

 

「こんなものかの。どうじゃ、褒めても構わんぞ? 具体的には妾の頭を労わるように撫でるとかのう!」

 

 あ、うん。そうっすね凄いっすね。

 

 >あなたは玉藻の前の言う通りに彼女の頭を撫でて褒める。

 

「んぅ……やはりご主人様の手は温かいのう」

 

 うーむ、これはちょっと予想外です。いや、嬉しい誤算ではあるのですが、ここまで玉藻の性能がやばいとは思っていませんでした。ウェアウルフが混ざってる以上、三騎士のクラスもいたはずなのにそれでも雑に薙ぎ払える火力はやばいですね。序盤なので敵のレベルが低い事を加味してもそれでもあの量を指パッチンで壊滅させられるのはやばいです。

 

 この攻撃範囲だと味方諸共焼き殺しそうですよね。範囲を絞ることは出来るんですかね? 

 

 >あなたは攻撃範囲を狭めることは出来るのかと尋ねた。

 

「む? 勿論できるぞ。特定の者のみ焼くことも出来るし、呪うことも出来る。纏めてやった方が楽ではあるがのぅ」

 

 強い(小並感)。何だこの狐どうなってんだ。いやでもこの死にゲーが何の罠もなくこんなクソ強いサーヴァントを存在させるはずがありません。めちゃくちゃ強いサーヴァントなんて奴らは大多数が扱いに困るヤツらばかりなんです。特にギルガメッシュやらオジマンディアスなんかの特級のサーヴァントなどがいい例です。

 

 なのでこの玉藻にも何か必ずと言っていいほどのド級の地雷があるはずです。それを踏まないように気をつけないといけませんね。特にこの玉藻がストレス値MAXからの発狂デバフ貰ったらどう足掻いてもリセットしかありませんよ。これは少し玉藻の扱いを考える必要がありますね……。

 

 まあそれはさておき、取り敢えず落ちてる素材を集めましょうか。色々と焼き焦げてますけど、使えそうなものは拾っておきましょう──ってんん? 

 

 >焼き焦げた平原の中央にこの場には似合わない一つも焦げがない美しい刀が鞘ごと突き刺さっている。

 

 なんだアレ。何か如何にもな武器があるんですけど。というか何で刀がこのフランスにあるんだよ。流石の私でも怪しみますよ。でも気になるのは事実です。少し見てみますか。どれどれ? 

 

「なんじゃこの刀は……」

 

 >刀を見た玉藻の前が驚いたように目を開いた。

 

 うわ何だこのステ。クッソ強いですねこれ。でもさあ、こんな如何にも訳ありですよみたいな武器とかちょっと手に取るの躊躇うんですけど……。

 

 あと個人的にこの刀はなんと言うか何処ぞの「 」の体現者を思い出しますね。彼女は……うんまあ、色々と手のかかる面倒くさい子ですよ。サーヴァントになったらなったで自由に動かせる器を得たせいか現世を楽しんでますし。ああ、でもアルトリ──謎のヒロインXの強制的なブレーキ役になるくらいには強いんですよね。まあ、そこは「 」の体現者ですからね。それくらいは出来なくちゃって感じですけど。

 

「 」といえばあの子もか。生まれながらに「 」と繋がり、そして獣に堕とされた子ですね。「 」に繋がってる奴らはどうにも面倒な子達が多いんですよねー。まあその分上手く扱えば強力なんですけど。

 

 ま、余談はこのくらいにしておいてこの刀をどうするかですね。んーまあ、拾っておいても構わないでしょう。ステだけ見ればつよつよ武器ですし、改造しておいて人理修復の終盤辺りに立香ちゃんにあげましょう。きっと役に立つでしょうし。

 

 まあそれに「 」の体現者が召喚に応じる事は、あちらから望まない限りないでしょう。特にあの子はその生まれから何かに執着することはありませんし……。他に刀を扱う和鯖の中で地雷なのは頼光くらいなものでしょうし。全体で見れば地雷触媒になる確率は低いでしょう。なので拾っておいても問題は無いと思います。

 

「ご主人様よ、その刀を持っていくのかの?」

 

 >あなたは玉藻の前の問いに対して首を縦に振ることで肯定の意を示した。

 >あなたが刀を握ると刀の纏っていた雰囲気が少しだけ柔らかくなったのを感じた。

 

 さてとやることはやりましたし、立香ちゃん達の疲労が抜けたらいよいよ邪ンヌの本拠地を叩きに行きましょう。

 

 というわけで今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。

 




アンケートを見た感じ小説パートと言うよりも他視点パートは増やしても良さそうですね。とは言え、増やしすぎるとRTA詐欺になっちゃうので特異点修復の時はRTAパート多めに修復後の幕間を他視点多めにしようかと考えてます。

そこら辺は実際にやってみながら調整しようと思います。あと一応アンケートは暫く置いておくのでそれの経過も見ながら決めますね。

沢山書いたので失踪します。

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