FGO主要キャラ全員生存縛りRTA(1部)   作:でち公

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ゴールデンウィーク初の投稿なので初投稿です



託される想い

 泣いても笑っても最後のオルレアンバトルから始まる人理修復RTAはぁじまぁるよー! 

 

 えー今回漸く邪ンヌの本拠地にカチコミしにきました。後は邪ンヌの首と聖杯を取れば特異点の工事完了です。

 

 カルデアの支援物資から弾薬も多少補給できたのでこれから起きるサーヴァント戦、もといボスラッシュを一気に切り抜けていきますよ、いくいく。

 

 とはいっても味方サーヴァントに押し付けてホモくん達はさっさと邪ンヌが待ち構える最奥に行くんですけどね。ここは任せたぜ! 

 

 さてここでカルデア陣営とはぐれ陣営、邪ンヌの陣営のサーヴァントのうち誰が残っているかの再確認をしましょう。

 

 カルデア陣営はマシュ、ケイローン、エミヤ、クーフーリン、カーマ、キアラ、アルトリア・オルタ、玉藻の計8名。

 

 はぐれ陣営はアマデウス、マリー、ジークフリート、ゲオルギウス、清姫、エリザベート、ジャンヌの計7名。

 

 よって味方陣営は併せて15名となります。

 

 邪ンヌ陣営は邪ンヌ、マルタ、アタランテ、デオン、カーミラ、ヴラド三世、後は確認出来ていませんがいると仮定してジル・ド・レェとサンソンの計8名となります。

 

 こちらの数の方が圧倒的に有利ですね。ただ、邪ンヌ戦には多くのサーヴァントを分配したいんですよね。というのも要はこの特異点、邪ンヌをぶっ殺してしまえば残るはジル・ド・レェだけなので一瞬でカタが付きます。なので味方陣営には邪ンヌを除いた敵サーヴァントを倒してもらう必要は無いんです。要はこちらに来させないように時間稼ぎさえして貰えればいいんです。全員で敵サーヴァント圧殺してもいいんですけど、それすると終局でろくに縁を結べず詰む罠がありますからね。

 

 そこらへんを加味して出来うる限りいい感じになるようにしていきたいですね。まあ、ただ一部のサーヴァントはほぼ確定で戦う相手が決まりますけども。

 

 例えばエリザベートは敵にカーミラがいると必ずカーミラと戦います。サンソンやデオンはマリーやアマデウスなどといった感じですね。なのでそこら辺はもうどうしようもありませんので最初からそのつもりで行きましょう。

 

 >あなた達は聳え立つ城の正門前に着いた。

 >この城には素人目でも分かるほどの膨大な魔力が渦巻いている。

 

「ほお……随分とまあおっかねえ魔力が渦巻いてるもんだ」

 

「おや、まさか君ともあろう者が臆しているのかね」

 

「抜かせアーチャー。この程度で俺が臆するかよ」

 

 これは間違いなく聖杯がありますね。いやー良かった良かった。これで邪ンヌとすれ違いになったとかあったら笑いどころじゃなかったですからね。

 

「う……」

 

 >魔術の素人である立香でさえも感じることが出来る膨大な魔力反応につい立香はほんの少し後ろに後退りしてしまう。

 

 む、これは露骨なフラグですね。これを見逃すと立香ちゃんが聖杯を持った邪ンヌと相対した時にその威圧感からストレス値が上昇します。そして運が悪ければ恐慌デバフが発生する可能性があるのでここはしっかりケアしてあげましょう。

 

 >あなたは立香の頭を乱雑に撫でた。

 

「わわっ!」

 

 >急に撫でられた事に立香は驚きつつもあなたからの励ましを聞いた立香は落ち着きを取り戻した。

 

「うん……。そうだよね、私と望幸ならきっと大丈夫だよね」

 

「私も微力ながら先輩と望幸さんの助けになれるように頑張ります!」

 

「フォウフォーウ!」

 

「ふふ、ありがとうねマシュ、フォウ。よーし! 気合い入れていこう!」

 

 これで立香ちゃんは大丈夫そうですね。

 

「あの、戦う前に一つだけ宜しいでしょうか?」

 

 >気合いを入れ直したあなた達に清姫が話しかけてきた。

 

「あなた達の名前を改めて私に教えてくれませんか?」

 

 おや、なんですかねこのフラグ。名前の方は教えてたはずなんですけどまた教えて欲しいとは一体……。初めて見るフラグですね。うーん、ここで変な縁ができるのは嫌ですし、けどここで答えないのは清姫のストレス値に関わりそうですし答える一択なんですよね。

 

 まあ、なので先に立香ちゃんからしてもらいましょう。こういうのは先に言った方が縁が結ばれるっておばあちゃんが言っていた……(天道総司)

 

「えと、私の名前は立香。藤丸立香だよ」

 

 名前確認ヨシ! (現場猫)

 

 >あなたは清姫に自分の名を改めて教えた。

 

「はい、はい……。藤丸立香様に星崎望幸様ですね。この清姫、その名前を確かにこの魂に刻ませてもらいました」

 

 なんか重いんですけど……。まあ重いのは清姫のデフォだし考えていても仕方がありませんね。それでは邪ンヌにカチコミ仕掛けましょうか。

 

 おーい磯野! 野球しようぜ! 

 

 >あなた達は城の正門を開いた。

 >そこには数えるのも億劫な程のワイバーンの群れが待ち受けており、ワイバーンで城内を埋めつくしていた。

 

 ファッ!? なんやこの数多すぎやろ。取り敢えずカーマとキアラの魅了で一箇所に集中させてジークフリートと玉藻の攻撃で数を減らしましょう。

 

 >あなたは味方のサーヴァントに対して指示を下した。

 

「では私からイきましょうか。カーマ──」

 

「いちいち言われなくてももうやっていますよ」

 

 >キアラの生みだした白濁色の魔力弾とカーマの蒼く燃え盛る炎がワイバーン達の中で最も多いところに目掛けてとんでいく。

 >そして着弾と同時に弾け、それに向かってワイバーン達が殺到し始める。

 

「ジークフリート! お願い!」

 

「ああ、任せてくれ」

 

 >ジークフリートは立香の言葉を受け、その魔剣に魔力を装填する。

 >圧縮された魔力は魔剣を蒼く輝かせる。

 

「──幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)!」

 

 >真名解放とともに、柄の真ん中にある宝玉がせり出し、剣から膨大な魔力が火柱のように立ち昇る。

 >大上段で振りかぶられた魔剣は、蒼の極光となって眼前の敵陣を焼き尽くす。

 

 ビュ-ティフォ-……。さすが竜殺し。ワイバーンがゴミのようだァ。そしてここで欠かさず追撃です。玉藻よろしくぅ! 

 

「うむ、ちと加減が面倒じゃが任せよ」

 

 >あなたからの指示を受けた玉藻は背後に巨大な計8つの火球を作り出す。

 >その一つ一つにとんでもない魔力が込められてるのが分かる。

 

「──呪相・炎天」

 

 >放たれた8つの焔はジークフリートの宝具を受けてもなお生き延びていたワイバーンの下へ行き、ドーム状の火炎となり範囲内にいた全てのワイバーンを呑み込んだ。

 >爆風も熱波すらも此方には届かず、されどその炎の中にいるワイバーンのみを的確に焼き尽くす。

 

「こんなものか──む? これは……」

 

 >しかし炎が消えた場所には焼き尽くされたはずのワイバーン達が無傷で存在していた。

 

「これは──なるほど倒した傍から湧いてきてるのですね」

 

「面倒くさいったらありゃしませんねぇ」

 

 あ ほ く さ

 

 無限湧きとかまともに相手するだけ無駄じゃないですか。こういうのは多分どこかに術式の核になる物があるはずなのでそれを壊さないと延々と湧き続けるんでしょうね。

 

「──皆さんここは私に任せて先に行ってください。幸いにも相手は竜種。ならば竜殺しの聖剣アスカロンを持つ私ならば食い止めることは出来るでしょう」

 

「いや、私も残ろう。こういった多数を殲滅する戦いは得意なのでね」

 

「それはありがたい」

 

 お、流石ゲオルギウスとエミヤ。この二人がここは任せて先に行けをしてくれるそうなので甘えさせていただきましょう。

 

 >あなたは2人に任せたと言った。

 

「ああ、任せてくれ。さて、道を開ける。一気に駆け抜けてくれよ?」

 

 >エミヤはそう言うと弓を投影し、捩じれた剣を矢に変換して弓を引き絞る。

 

「──我が骨子は捻れ狂う(I am the bone of my sword)

 

 >限界まで引き絞られた矢はその場に存在するだけでも周囲の空間を削り取る。

 

「──偽・螺旋剣(カラドボルグ)!」

 

 >放たれた矢は音速を遥かに超え、周囲の空間ごとワイバーン達を削り殺した。

 

「行け、マスター!そして勝ってこい!」

 

「みなさん行きなさい! ここは私達が抑えきってみせます!」

 

「頼んだよ、エミヤ! ゲオルギウス!」

 

 >あなた達はエミヤが作り出した道を突き進み、次の階へと移動した。

 

「さて、背中は任せるが宜しいかねゲオルギウス殿」

 

「無論です。私の背中も任せましたよ」

 

 >階段を駆け上がった先にはコートを纏った男が剣を構えて佇んでいた。

 

 うお、やっぱりいたんですねサンソン。という事はジル・ド・レェもやっぱいるんですかね。ジル・ド・レェ所か海魔の一匹も見当たらないですけど。

 

「やあ、そろそろ来る頃合いだと思っていたよ」

 

「サンソン! あなたサンソンじゃない!」

 

「君とはやはり宿業で結ばれているようだね、マリー。さて、僕にもやらなければいけない仕事はある。だからさ、戦おうかマリー。僕は処刑人として君の首を刎ねる」

 

 >そう言ってシャルル=アンリ・サンソンは剣を構える。

 >その顔は氷を思わせるほどの冷酷さで、それでもどこか温かみを感じる笑みを浮かべていた。

 

 お、漸くここでサンソンが登場ですか。どうやら相変わらずマリーにご執心みたいですし、ここはマリーとアマデウスに任せましょうかね。

 

「なら僕もここに残ろう。マリー1人だと心配だからね。卑怯とは言うなよ、サンソン?」

 

「言わないさ。君ならそうするだろうとも思っていたからね」

 

「うわ、妙に素直だ。気持ち悪い。……というわけでだ。ここは僕とマリーに任せて先に行くといい」

 

「そうね、少しの間だけどあなた達と過ごした日々は悪くなかったわ。先に行って頂戴なマスターさん達。そしてあの黒いジャンヌをお願いするわね」

 

「うん、マリーちゃん達も必ず勝ってね」

 

「ええ、もちろんよ」

 

 >あなた達はマリーとアマデウスにサンソンの相手を任せて先に進んだ。

 

「それじゃあ始めようか。マリー、アマデウス。サーヴァントとして処刑人として君たちの首を落とす」

 

「ははっ、逆にはっ倒してやるぜサンソン」

 

「んもう、アマデウスったら! でもこの戦いが終わったらいつか皆でお茶会をしましょうね。ね、サンソン」

 

「──ああ、そうだねマリー。いつかそんな夢みたいな日を彼等と過ごしてみたいものだ」

 

 >扉を開けるとそこにはアタランテが弓を持って佇んでいた。

 

 ここはアタランテですか。ならまあ、十中八九相手になるのはケイローンでしょう。同じギリシャ鯖で何かと縁がある2人ですからね。

 

「来たな、カルデアの者達よ。もはや加減はせん。決着をつけるとしよう」

 

「マスター、ここは私にお任せ下さい。そしてこの特異点に終止符を打ってきてください」

 

「ケイローン先生……うん、お願いします!」

 

 >そう言って前に出たのはケイローンであった。

 >彼は剣呑な光を灯してアタランテを睨み付ける。

 

 ケイローンVSアタランテですか。どちらも弓の扱いは超絶技巧の持ち主ですからね。どっちが勝つんでしょうか。

 

 ま、邪ンヌ戦にさえ乱入されなければどちらでも構いませんけど。

 

 それじゃあ次の場所にイクゾ-! 

 

 >あなた達は扉を開いて奥の部屋へと進んだ。

 

「アタランテ、あの時の続きを話してもらいましょう」

 

「……いいだろう。但し私に勝つことが出来たのならと条件は付くがな」

 

 >扉を開いた先にはこの特異点で最初に相見えたサーヴァントの一人であるカーミラが佇んでいた。

 

 お、カーミラですか。となるとここはエリザベートですね。

 

「……来たわね。ならもう話すことはないわ。潰して差し上げます」

 

「子犬達、ここは私に任せなさい」

 

 うむ、読み通りですね。やはりエリザベートが立候補しました。というわけでエリザベートに押し付けてホモくん達は次の場所へと進みましょう。

 

「分かった……。けど負けないでねエリちゃん!」

 

「当たり前じゃない。あの辛気臭い顔殴り飛ばしてやるんだから! 子犬達も負けるんじゃないわよ!」

 

 >あなた達はエリザベートに任せて次の階へと進んだ。

 

「……我ながら随分とムカつくこと。何も知らないくせに希望はあるのだと信じて疑わないその顔。ああ、ムカつくったらありゃしないわ。だから磨り潰してあげましょう。愚かな私よ」

 

「はっ、やれるものならやってみなさい!」

 

 >階段を上った先にはこの特異点で最初に相見えたサーヴァントの一人であるヴラド三世が待ち受けていた。

 

 おっと、ここはヴラド三世が相手ですか。

 

「ふむ、この時が漸く来たか。ならば始めよう。最早我らの間に言葉なぞ不要。さあ来るがいいカルデアの者達よ」

 

 ふむ、ヴラド三世ならばここはクーフーリンでしょうね。同じ槍使いとして、そして太陽神ルーの子であるためドラキュラであるヴラド三世には特攻が入りますし。

 

「おうよ、ここは俺に任せな! 嬢ちゃん達は次に進め。そんでちゃんと勝ってこいよ」

 

「勿論だよ。クーフーリンも絶対に勝ってね!」

 

「おう! きっちり勝ってやるさね!」

 

 >あなた達はクーフーリンに任せて奥の扉を開いて次の場所へと進んだ。

 

「さあ、始めようぜ。テメェとは同じ槍使いとして一度腕を競い合ってみたかったからよ」

 

「よかろう、余の護国がための槍。その身を以って味わうがいい」

 

 >扉を開いた先に待っていたのはデオンとマルタの2人だった。

 

 む、ここは二人なんすね。じゃあ誰にやってもらいましょうかね。マルタはアルトリア・オルタで確定してますけどもう一人は──

 

「来たわね、あんた達。この奥にはあんた達が倒すべき存在であるジャンヌ・オルタが待っているわ。だからとっとと行きなさいな。けど──」

 

「僕達は君達の道を塞ぐつもりは無い。だからこの扉を開いて進んでいくといい。けど──」

 

「「星崎望幸だけは通すつもりは無い」」

 

 なんでさ!? 

 

 ホモくんが何したって言うんだよオルルァン! 何か名指しされるとか思ってもないんですけどぉ!? かーっ! 今まで結構順調に進んで来れたと思ってたんですけどねぇ……。

 

 仕方ありません。名指しされてしまった以上はこの二人を倒さない限りホモくんは奥には進めないでしょうし、即効で潰す必要があります。

 

 という事でアルトリア・オルタと玉藻の二人を起用しましょう。高火力編成です。互いにソロ向けの性能ですが、玉藻は遠距離からの攻撃と支援ができる筈なのでアルトリア・オルタの動きをそこそこ邪魔しないで戦えるはずでしょう。

 

 そんで立香ちゃん達には先に進んでもらいます。運が良ければホモくん達が辿り着く前に邪ンヌをぶっ倒してくれる可能性もありますし。あとその確率を少しでも上げるためにもキアラとカーマの二人にも立香ちゃんと共に行ってもらいましょう。

 

 邪ンヌといるのであればですけどジル・ド・レェの二人に対して六人で戦う上に元ビーストが二騎もいますからね! ガハハ勝ったな! 風呂入ってくるわ! 

 

 というわけで立香ちゃん達には先に行ってもらいましょう。

 

 >あなたは立香に対して先に進むように言った。

 >そしてキアラとカーマの二人にも立香に付いて行くよう指示した。

 

「……うん、分かった」

 

「かしこまりました。ですがくれぐれも無茶はなさらぬようにお願いしますね、マスター」

 

「二人共マスターの事は任せましたからね」

 

 >立香達は扉の方へと進んで行く。

 >そして扉を開いて奥に進むその直前に立香はあなたの方へと振り向いた。

 

「望幸、必ず勝って。勝って皆でカルデアに帰ろう」

 

 >あなたはその言葉に力強く頷いた。

 >それを見た立香は今度こそ扉を潜り抜けて、ジャンヌ・オルタが待ち受ける奥の部屋へと進んで行った。

 

 さてと、それじゃあ戦いましょうかね。

 




俗に言うボスラッシュ。本当は一人一人に焦点当てて書きたかったけどそれやると滅茶苦茶長くなっちゃうから断念しました。悲しい。
マルタとデオンがホモくんを食い止めるのは訳があったり。
ホモくんは力をためている……。

なんやかんやで失踪します

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