征服王リリィ撃破から始まる人理修復RTAはぁじまぁるよー!
前回我等が過労死軍師殿の策により無事ホモくんが嵌められて征服王リリィことアレキサンダーと一騎打ちする事になりましたが、何とか撃破することが出来ました。
やっぱり聖杯ブーストは最高だぜ! 結局ゴリ押しが一番強いんだよなぁ……。
さて、前回の戦闘で皆さんも理解出来たと思いますが、ホモくんは何故耐魔ビルドなのかと言いますとそのうちの一つが聖杯ブーストを行う為でした。
結局のところ現代魔術師がサーヴァント相手にどうこうしようとなると聖杯で自己ブースト掛けまくった方が勝率も高いし、効率がいいんですよね。
ただ聖杯ブーストは高倍率な分、肉体に掛かる負荷が滅茶苦茶にデカいです。それこそ際限なく自己ブーストし続けるとパワーに耐えきれずに肉体がぶっ壊れていきます(27敗)
やっぱ人間の体って脆いんやなって……。
なのでここで活きるのが耐魔ビルドなんですよね。ホモくんの耐久性を上げることによって聖杯の自己ブーストに耐えられるようにし、魔術師なので魔力ステを上げることによって更に高倍率にして行く事ができます。
強化魔術で耐久性も多少は補えますけどやっぱり素の耐久は少しでも欲しいですからねー。やりすぎたら自滅することには変わりはありませんが。
ちなみに別のビルドの話になりますが、例のYAMA育ち型筋敏ビルドを作成したことがあるんですけど、凄く面白かったですよ。
強化魔術を専門とした魔術家系かつYAMA育ちというかなり珍しい生い立ちが発生したのでその子で色々と動かしたんですけど、最終的にサーヴァントどころか魔神柱を殴り殺せる狂気のゴリラ幼女が爆誕しましたね。
その時はケイローンだったり、ディオスクロイのポルクスだったり、李書文などに色々と格闘術を教わってステゴロ殺法をフル強化した上で聖杯ブーストと強化魔術を掛けて超高倍率の筋力から放たれるステゴロ殺法で敵を全員殴り殺して突き進みましたからね。
やはり暴力……暴力は全てを解決する。
当時のホモくん──じゃなくてレズちゃんは年齢は立香ちゃんと同い年でしたけど見た目幼女な上に喋り方もぽやぽやしてた子だったのでギャップが凄まじかったですね。
信じられるか? その幼女ゲーティアの顔面殴り飛ばしたんだぜ。
ま、最終的に耐久力が足りなさ過ぎて自分の火力に負けて死んじゃったんですけどね。耐久力不足には気をつけよう! (ゆうさくのテーマ)
さて、話はここまでにして話を進めていきましょう。
>あなたが戦闘が終わり一息ついていると慌てた様子のロマニが通信してきた。
『望幸くん大丈夫だったかい!?』
はい、別に大した怪我はないですよ。
>あなたはロマニの質問に対して小さく頷いた。
『そっか、それは良く──ないねぇ!? 凄い怪我してるじゃないか!』
怪我……?
確かにHPは減ってますけど7割くらいは回復してるので大した怪我は無いと思いますが……。
>あなたはロマニの言っている意味が分からず首を傾げていた。
『いや、あるからね!? 肩から腰にかけてばっさり斬られてるじゃないか! 服破けてるよ!?』
あっ、そういえばそうだった。怪我は治せても服は治せませんからね。しかも致命傷だっただけにそこの傷だけはまだ治りきってないんですよね。
いや、言い訳をさせてください。ホモくんってプレイヤーキャラなだけにHP1でも通常時と全く変わらない動きをすることが出来るのと置換呪術のせいでそこそこHP減ってる状態がデフォルトなので忘れてたんです。
>あなたはこれくらい大した怪我ではないとロマニに言った。
『よぅし、分かったぞ。僕と望幸くんの認識の齟齬が酷いことがね! 望幸くん、それは普通に大怪我の部類だからね? 帰ってきたらちょっと色々とお話しようか』
『あっ、それはちょっと賛成かな。私も望幸くんには言いたいことがあってね』
>騒ぎ立てるロマニの横からダヴィンチが入ってきた。
『望幸くん、君また聖杯の力を使っただろう?』
あー、これ……パターン的に特異点解決後にお説教というの名の注意事項説明かな。
>あなたはダウィンチの質問に対して素直に頷いた。
『素直でよろしい。聖杯の力を使うな、とはこの状況下だと言えないけれど、それでも出来ることならあんまり使わないことだ。聖杯の力は人の身にはあまりにも強大だ。使い過ぎると聖杯の力に肉体が耐えきれなくなって壊れてしまうよ』
おっ、そうだな(実証済み)
『だから帰ってきたら少し検診をしようか。君の体にあった礼装も作成したいからね。ロマニと一緒に君の帰りを待ってるよ。……ちゃんと無事に帰ってくるんだよ』
おう、考えてやるよ(考えるとは言ってない)。
礼装作成は嬉しいんですけど、説教という名の注意事項説明がゲロマズ展開なので出来る限り圧縮したい……したくない?
そんな皆様の為に〜!
気絶ショートカットがありますねぇ! ありますあります。
気絶というのは瀕死状態、或いは頭に強い衝撃を受けた際に発生する状態異常の事なんですけど、それを利用して長い注意事項をある程度圧縮することが出来るんですよね。
流石に注意事項を飛ばすことは出来ないので最低限の説明だけで済むように気絶という状態異常を悪用します。
気絶状態でカルデアに帰還するとカルデア帰還後のイベントがホモくんが目を覚ますまでストックされるんですよ。それで目を覚ました直後に一気に始まるのでそういった面倒な会話を圧縮して一気に進められるんですよね。
代償として一部キャラのストレスゲージが増加しますけど、まあコラテラルダメージというやつです。RTAの為だから仕方ないね。
>あなたはダウィンチと約束を交わすとふぅ、と息を吐いた。
>どうやら思っていた以上にスタミナを消費していたらしい。
>そんなあなたの下にサーヴァント達が集まってきた。
「マスター怪我の様子を見せてくださらない?」
えっ、やだ。この程度の傷なら放置してればリジェネで治りますし、魔力を使ってまで回復するのは無駄が多いので……。
>あなたは断ろうとしたが、蒼く輝く瞳を向けて凄む式に何も言えなかった。
>あなたは渋々といった様子で上着を脱いだ。
あ、駄目? そう……(諦め)
「……酷い怪我」
>服を脱いだことで顕になった傷に式は顔を悲しげに歪めた。
>一番酷いのは肩から腰まで袈裟斬りでバッサリと斬られた傷だが、他にもよく見ればかなりの量の傷があった。
「おい待て、何だこの傷は」
>アルトリア・オルタは苦々しい顔をしていた。
>傷の量もそうだが、付けられた傷がかなり酷いのだ。
>内側から破裂したように外側に向けて弾けた傷が元からそこにあったであろう傷跡を吹き飛ばしていた。
>雷撃模様のケロイド状になった傷が至る所に走っていた。
あー、まあアレキサンダーと戦ってればこうなりますよねぇ。物理攻撃も痛いけど雷撃が痛すぎるんだわ。
「……早く治すわよ」
>沈痛な面持ちでジャンヌ・オルタはあなたの体を治療する。
>些か拙い所は見受けられるが、治癒魔術を用いてあなたの体を治していく。
下手に抵抗したら余計タイムロスになるか。ならここは任せましょうかね。それに新しい礼装に着替えておかないとなぁ。流石にこの姿を立香ちゃんに見せるのは気が引ける。
恐らく……というか、絶対ストレスゲージが増える。ただでさえ、割とストレスゲージがカツカツなのにこれ以上増えるのは溜まったものじゃありませんからね。
それにしてもジャンヌ・オルタって応急処置使えました? いや、まあジャンヌ・オルタは勤勉なところがありますから練習してるなら使えてもおかしくありませんけど。
『……望幸くん、準備はしておくから帰ってきたらすぐに治療しよう』
>あなたの怪我の応急処置をしているサーヴァントたちの姿を見たロマニが通信越しに提案してきた。
おっ、そうだな。どうせホモくん瀕死の状態で担ぎ込まれるだろうからその時はロマニにはその腕を存分に奮ってもらいましょう(ド畜生)
帰還後の回復手段が確立したので今回は無茶していいってお達しも来たことですからね!
>あなたはロマニに分かったと伝え、応急処置を施してある程度の治療が終わると新しい礼装に腕を通して着込んだ。
さて、後はさっさと立香ちゃん達と合流しましょう。
>あなたはロマニに立香達の居場所を尋ねた。
『えっと、立香ちゃん達の位置はここだよ。そっちに情報を送っておくね』
>あなたはロマニから送られてきた情報を元に立香達に合流する。
>だが、その道中は非常に重苦しい雰囲気に包まれていた。
なんでこんなに空気が重いんですかね……(困惑)
誰一人欠けずに勝てたんだから普通に喜ぶべき場面では……? 勝利したのにストレスゲージが増えるとかおフ〇ックですわ! おクソですわ!
いや、無駄にイベントが起きないからタイムロスしにくいと考えればこれもいいかも……しれなくもないかもしれない。
>そうしてあなた達は立香達との合流地点に到達するとそこには沈んだ様子のネロがいた。
おっと、これは……。
>あなたは立香に近寄ると一体どうしたのかと理由を聞いた。
「あ、望幸……。えっとね、ブーディカを救出した所までは良かったんだけどそこに連合軍の首魁──ロムルスってサーヴァントが現れて……それでネロがショックを受けたみたいで急いで撤退したの」
ふむ……? ちょっと珍しい展開ですね。いつもなら連合帝国の首都でロムルスと会うんですけどまさかロムルス自らネロに会いに来るなんて。
まあ、今回の巨神ルートは恐らく既にレフがレ//フされてるのでレフの支配下にないロムルスが自由に動いた結果なんですかね。
どちらにせよ、タイム的に見れば大分デカイです。セプテムRTAの鬼門の一つはロムルス出現によるネロのやる気の強制低下、それによって起きる撤退ですから。
最終的には立ち直って再突撃するとは言え、些か無駄が多すぎるんですよね。場合によっては撤退しないようにその場で鼓舞するか、或いは退けない状況をつくるかのどちらかにしようかと思っていたのでそれをしなくてもいいのは本当にありがたいです。
いやあ、こういうのはあれですが、レフがいないと本当に上手く回りますね。やっぱレフはタイムの敵なんやなって……。
さて、このままネロを意気消沈させ続けるのもあれですし、さっさと立ち直って貰いましょう。ついでに立香ちゃんも連れてね。こっちはコミュ力お化けがおるんやぞ!
意気消沈した皇帝がなんぼのもんじゃい!
>あなたが立香と共にネロの下へ向かうとそれに気がついたネロが明るく振舞ってどうかしたのかと聞いてきた。
>けれどやはり何処か無理をしていると感じられるネロにあなたは直球に話を聞きに来たと言った。
>それに対してネロは驚いたような表情を浮かべて──仕方ないかと近くに座るように指示した。
>そうしてポツリポツリと己の内心を吐露し始めた。
「……お前達には情けない姿を見せてしまったな。これまでにも、伯父上やカエサル殿が現れた際にもそれなりに情けない姿を見せてしまった気もするが、今回ばかりは少し堪えた。神祖が現れたのを見て余の今までの歩みはもしや誤りではとほんの一瞬思ってしまったのだ」
「それは……」
「──だが、だがな。余は思うのだ。神祖はきっと間違えている。あの化け物達を従え、民を心酔させる姿は正しく偉大なるローマそのものだ。
けれど、誰も笑みを浮かべてはおらんのだ。心酔する兵も民も誰一人として笑みを浮かべてはおらん。常に気を張りつめておる。
笑い声さえない国があってたまるものか! ならば……余が……余がすべきことは……」
「ネロは間違ってないよ。ううん、むしろ私は正しいと思う。だから、突き進むべきだよ。皇帝らしく何処までも傲岸に後悔のないように突き進むんだ」
「私も先輩と同意見です。このローマに来て私は色んな人と出会ってきました。皆さんはどんなに苦しい状況下でも笑顔でいらっしゃいました。だから、笑顔のない国なんてあっていいはずがありません」
おっ、ホモくんも励ませと?
しょうがねぇなあ〜(悟空)
>あなたは今自分が思っていること全てをネロに伝えた。
>その言葉を聞いてネロは驚いたように何度も瞬きをして──そして最後に大きく笑った。
「ふ、ふふ、ふはははは! そうか、ああそうさな! 望幸、それはお前の言う通りだ。ああ、余とした事が大事なことを忘れていた──決めたぞ、立香、マシュ、望幸」
>一頻り笑ったネロは立ち上がるとあなた達に先程までの何処か覇気のない瞳ではなく、ネロ本来の力強い瞳であなた達を見た。
「余は最早何が相手であろうとも迷うことはない。余は、余のなすべきことを果たそう! それを果たしてこそ余は伯父上にも、カエサル殿にも……そして神祖にも胸を張れるのだからな」
>立ち上がったネロはあなた達に手を差し伸ばした。
「最後の決戦の時まで余と共に来てくれるか。立香、マシュ、望幸」
「勿論!」
>あなた達はネロの手を掴むと威勢よく応えた。
「うむ。では、行くとしよう!」
ネロが立ち直ったということでキリがいいので今回はここまでです。
ご視聴ありがとうございました。