白兎は【フレイヤ・ファミリア】へ!? 作:dsvfjkl
ここは【ヘファイストス・ファミリア】の鍛冶師ヴェルフ・クロッゾの工房。
鍛冶師は鎚を振るい鉄を打つ、それは自分にとって初めての専属契約を結んだ少年・ベル・クラネルに今の自分が打てる最高の武器を創るために。
素材には
そうして、ベルとの探索日にそれは完成した。
「よし、これならあいつも・・・」
そうして、作り上げた二振りの刀を持ってダンジョン前の広場にへと向かうのだった。
今日も僕は洗礼には参加せずにダンジョンに潜ることにした。
理由は特にないけど、ただただモンスターとの戦闘経験を積んでおきたいと思ったからだ。
そう考えながらダンジョンに向かっていると装備を調えたヴェルフがいた。
「おはようヴェルフ」
「おう、おはようベル」
互いに挨拶をして本題に入る。
「ここで会うなんて珍しいね、どうしたの?」
「あぁ、実は今朝ベルの装備が完成してから渡したくて来たんだ。それと前から言ってただろ、
「そうなんだ」
「見てくれ、これがお前の新しい武器だ」
そう言われてヴェルフから受け取って鞘から抜くと、其処には刀身の厚さが増している処女雪を思わせる白い刀身の刀と赤い刀身の刀だった。
「どうだ、前回の損傷具合を見て刀身を厚くして強度を強めたんだ。その分重くはなっちまったけどこれならお前の言っていた「洗礼」にも耐えれると思うんだ」
「うん、これなら洗礼にも耐えれると思う。それに重さも問題ないよ」
「そうか、それなら良かったぜ。じゃあ行くか」
「「ダンジョンへ」」
そうして、新装備を受け取った僕はヴェルフと共にダンジョンへと向かうのだった。
「はぁあああああっ!!」
僕達はあの後十一階層へと降り、モンスターとの戦闘を繰り返している。
新しい二振りの刀でモンスターを両断する。
ヴェルフも大刀でモンスターを倒していく。
「ふぅ、周囲にいたモンスターは全部倒したね。少し一息入れよう」
「あぁ、そうだな」
魔石も回収した後、補給食と水分を摂取する。
「しっかし、ベルの動きまるで着いていけねぇな」
「うーん、そうなのかな?いつも捕まってたからよく解んないや」
「いや、それ格上だろ全員」
僕がそう言うとヴェルフがそう突っ込んでくるので思い返してみることにした。
えっと、ヴァンさんにラスクさんに・・・あっ、本当だ。
「捕まえられたときの相手大体がLv.4だった」
「いや、第二級冒険者時点でおかしいだろ」
そうなのかな、ヴェルフの言葉に首を傾げていると前方から冒険者が走ってくる。
「逃げろぉ、インファントドラゴンだぁっ!!」
「グォオオオオオオオッ!!」
現れたのは橙色の皮膚の首長竜、インファントドラゴン。
「まずいぞ」
「いや、あれは斬ろう」
慌てるヴェルフの横で僕は抜刀しインファントドラゴンに斬り掛かる。
「吠えるな」
その言葉と共に僕は長い首を断ち切り灰と魔石に変えた。
「すげぇ」
ヴェルフは棒立ちで見ていたからこう言った。
「ヴェルフ、もう少し稼いでいこうか」
そうして、もう二時間ほど探索を続けてこの日のダンジョン探索は終了した。
地上に戻ると、ヴェルフに刀を整備して貰ってから
「今日からはフレイヤ様は
そう口から溢しながら入浴と食事を済ませて部屋へと戻ろうとした時、黒衣の
「ヘグニさんこんばんは」
「わひゃあっ!?」
挨拶しただけなのに驚かせてしまった。
「あっ、なんだベルか。こんばんは」
ヘグニさんは【フレイヤ・ファミリア】の幹部の中でも話しやすい分類の人だ、それに剣士でもあるから僕も参考しさせて貰っている。
僕にはそうは見えないけどなぁ・・・。{それは貴様の目が節穴だからだ}
何故だろう、今
「それでベル、今日もダンジョンに潜ってたんだよね」
「はい、先日一人の鍛治師の方と専属契約したので「鍛冶」の発展アビリティを獲得するまで
「そうなんだ・・・、ベルは凄いなぁ」
「それを言うならヘグニさんだって第一級冒険者じゃないですか」
「そうなんだけどね・・・」
ヘグニさんは何故か自分に自信が持てない節がある、それに関して深くは踏み込めないから難しいな。
「それじゃあ、俺はもう行くね」
「あっはい、おやすみさない」
「おやすみ」
そうして、ヘグニさんと別れた後眠りについた。