白兎は【フレイヤ・ファミリア】へ!?   作:dsvfjkl

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衝撃

オラリオに衝撃が走る、それは器の昇華(ランクアップ)の報告。

 

しかし、ただの報告ではなかった。

 

【フレイヤ・ファミリア】ベル・クラネル ランクアップ所要期間二十日。

 

それは今まで最速とされた最速記録(レコード)【ロキ・ファミリア】アイズ・ヴァレンシュタインの一年を大きく上回ったのだ。

 

規格外の成長速度に人類、神々共に驚愕し新たな英雄候補の誕生と喜びの声を上げるのだった。

 

しかし、その中には心中穏やかではない者達もいる。

 

「馬鹿な・・・」

 

それは同じ派閥(フレイヤ・ファミリア)ないでも同じ事である。

 

昨日までLv.1の下級冒険者が翌日になってみれば上級冒険者(Lv.2)になっていたのだから。

 

「ベルめ・・・」

 

昨日まで同じLv.1だった者達、Lv.2に追い付かれた者達、Lv.3まで一歩迫られた者達、Lv.4ではいられない者達がベル・クラネルという火種によって更に激しく強く炎を燃え滾らせるのだった。

 

この日の『洗礼』はより一層の苛烈さを孕んでいた。

 

「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」

 

僕は刀を振り、蹴りを放ち、拳を叩き込み『洗礼』に立ち向かう。

 

勝ちたい、勝ちたい、目の前に居る人達に勝ちたい、もっと強くなりたい!!

 

その意思の元『洗礼』へと挑むのだった。

 

そして、夕刻になれば満たす煤者達(アンドフリームニル)のヘイズさん達治療師(ヒーラー)達に治癒されてから館に戻り身を清めてから食事にありつく。

 

しかし、入団当初から思ったけど猪肉料理が毎回出てくるのは何故だろう?

 

ヘイズさんに聞いてみようかな、もしかしたらこの猪肉のようにオッタルさんを喰らって超えろって意味なのかな?

 

そんなことを考えているとヘグニさんがやって来る。

 

「ベル、器の昇華(ランクアップ)したんだね。おめでとう」

 

「はい、ありがとうございます!!」

 

「ならば、その祝いだ。兎のお前に好物のにんじんをやろう」

 

「そうだな、喜べ」

 

「感謝しろ」

 

「いや、お前らが嫌いなだけだろ」

 

「「「お前が言うなよ、アルフリッグ」」」

 

ヘグニさんの次に現れたのは長男のアルフリッグさん、次男のドヴァリンさん、三男のベーリングさん、四男のグレールさん。

 

ヘグニさんと同じ【フレイヤ・ファミリア】が誇る第一級冒険者(Lv.5)で二つ名は【炎金の四戦士(ブリンガル)

 

昨日もトマトの押し付け合いしてたなぁと現実逃避気味に食事の手を進めていく。

 

すると、ヘグニさんがこう言ってくる。

 

「ベル、新たなる夜明け(あした)から我と共に(おれといっしょ)動くよう女神の唇(フレイヤ様)より賜った(から言われた)

 

「解りました、早朝に玄関に集合で良いですか?」

 

「うん、俺はそれでいいよ!!」

 

言葉が通じたことにより気持ちが高揚したヘグニさんは喰い気味に答える。

 

「気持ち悪いぞお前」

 

「あぁ、キモかった」

 

「というか、お前の意味不明な言葉で通じたことくらいではしゃぐな雑魚精神(ザコメンタル)

 

糞雑魚精神(クソザコメンタル)

 

「貴様ら、我が漆黒の剣(ヴィクティム・アビス)にてその命潰えるか(斬り殺すぞ)?」

 

「「「「上等だ、雑魚精神妖精(ザコメンタルエルフ)!!」」」」

 

「皆さん落ち着いて下さい!!」

 

この後、不機嫌な師匠(マスター)の雷魔法で鎮圧されたのだった。

 

僕も巻き込んで・・・。

 

 

 

 

 

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