白兎は【フレイヤ・ファミリア】へ!? 作:dsvfjkl
早朝、僕は装備を整えて玄関前に行くと既にヘグニさんが待っていた。
「おはようございます!!すみません、ヘグニさんお待たせしてしまって」
「おはようベル。気にしないでいいよ、俺も来たばかりだったし」
挨拶を済ませて僕とヘグニさんは
「あの、今回の
「うん、最初から説明するとフレイヤ様からベルを鍛えてほしいってことなんだ」
「えっ?」
ヘグニさんから聞いたフレイヤ様の言葉に戸惑っているとその詳細が聞かされる。
「俺達【フレイヤ・ファミリア】は都市最大派閥であるけどその分敵も多いんだ。それで奇襲とか闇討ちに対して対処できるようにベルを鍛えろってことね」
「なるほど・・・、でも第一級冒険者のヘグニさんじゃなくても良かったんじゃないですか?」
付き添いに第一級冒険者は贅沢がすぎるのではという考えから問いかけるとこう返答が来た。
「これにも理由があって【フレイヤ・ファミリア】とくにフレイヤ様を目の敵にしている女神がいてね。女神の名前は神イシュタル【イシュタル・ファミリア】の主神で歓楽街の女王と呼ばれている」
「歓楽街・・・」
「まぁ、俺達には関係ない話だけどね」
「そうですね」
そう、僕達【フレイヤ・ファミリア】はフレイヤ様に全てを捧げるために居る。
だから、歓楽街に行くことはない。
「で、その女神の【ファミリア】がベルを狙ってくるかもって話になって」
「なんでですか!?」
僕は自分が派閥単位で狙われていることに驚愕する。
「だって、ベルはフレイヤ様に気に入られているし。神イシュタルからしてもフレイヤ様の弱みに漬け込めると思ってるだろうし」
「なるほど、浅はかですね」
「はっきり言うね」
「でも、実際そうですよね」
「まぁね」
そう会話しながらダンジョンへとたどり着いた僕達はすぐに潜った。
「ヴモォオオオオオオオオオオオオオオッ!!」
「ふっ!!」
順調に進んで十七階層、ミノタウロスを一刀で切り捨て魔石と
「{凄いな}」
ここまでベルの戦闘を見てきたけど、一般的なLv.2を抜きん出ている。
「{俺は君が羨ましいよベル}」
眼の前で眩く白い光となりモンスターを屠るベルにヘグニはその様に嫉妬する。
そうして、僕とヘグニさんは十七階層の終点「嘆きの大壁」へと到着した。
「さて、ベルここからが修行開始だ」
「あっはい」
ヘグニさんの言葉に僕は同意する、その意味は・・・。
そう言ってヘグニさんが
その瞬間、壁に亀裂が入りモンスターが溢れ出した。
「この乱戦の中で俺の奇襲に対応してね」
「は、はい!」
そうして、僕の奇襲に対する訓練が始まった。