白兎は【フレイヤ・ファミリア】へ!?   作:dsvfjkl

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日常

ヴェルフに装備一式を注文した日の翌日、僕はフレイヤ様から念の為の療養を命じられてしまい手持ち無沙汰となっていて暇を持て余していた。

 

コンコンッ

 

「! はい、今開けます」

 

扉をノックする音が聞こえ、扉を開けるとそこには片眼鏡を掛けている美形(イケメン)白妖精(ホワイト・エルフ)の男性が立っていた。

 

「返事から扉を開けるまでの一連の流れが遅いぞ、愚兎(うさぎ)

 

初対面の妖精(エルフ)からの最初の一言は罵倒であった。

 

あの後、僕と白妖精(ホワイト・エルフ)の男性もといヘディン・セルランドさんは【フレイヤ・ファミリア】本拠にある一室にて顔を突き合わせている。

 

「これより、フレイヤ様の眷族である貴様に礼儀作法を叩き込む。これに関しては理由は解るな、愚兎」

 

「はい、フレイヤ様のご尊顔に泥を塗る真似などさせないためですね」

 

「そう、その通りだ」

 

ヘディンさんはそう言いながらメガネをクイッと上げ、たった一言…。

 

「始めるぞ」

 

そこから僕の地獄の訓練(トレーニング)が始まった。

 

最初は品定めからの酷評が始まった。

 

「品性が足りん、所作も稚拙だ。洗練とは全くの対極の青二才そのものだな」

 

「ぐっ!!」

 

「言葉遣いですら聞くに堪えん、教養の無さが透けて見える」

 

「ぐはっ!!」

 

「何より、その間抜け面。こうして相対しているだけで苛立ちの種になるとはな」

 

「がふぅっ!!」

 

ダメ出しの嵐に僕はもう心が折れそうになっていた。

 

その後、一週間僕の姿を見た者は誰もいない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

襤褸屑になりながらもなんとか師匠(マスター)ヘディンから合格をもぎ取った僕は疲弊しながらも食堂に趣き食事を摂るのだった。

 

香草焼きを食べながら僕は師匠(マスター)に叩き込まれたことを頭の中で反芻している。

 

その度に酷烈訓練(スパルタトレーニング)の記憶が蘇り、身体を震わせながらだが…。

 

食事を終えて身体の汚れを取った後、僕は一週間ぶりに自室にへと戻ると、そこにはフレイヤ様がいた。

 

「あら、お帰りなさいベル。この一週間、何処に行っていたのかしら?」

 

フレイヤ様の顔は笑っていても目は笑ってはいなかった、完全にお怒りになられている!!!

 

「申し訳ありません、フレイヤ様。敬愛する女神に心労をかけてしまった事いくら謝罪しようとも足しません!!」

 

土下座と共に謝罪の言葉を

 

そう言って頭を下げると、フレイヤ様はこう言ってくる。、

 

「うふふ、冗談よ。貴方の事はヘディンから聞いているわ、怒ってないから」

 

そう言って笑みを浮かべているフレイヤ様を見て僕は少しばかり安堵した。

 

「それじゃあ、【ステイタス】の更新をしましょうか」

 

「はい」

 

フレイヤ様の言葉に僕は素直に応じ上着を脱ぎ、丸椅子に座り【ステイタス】更新を始める。

 

その結果は…。

 

ベル・クラネル

 

Lv. 1

 

力SSS4124 耐久SSS5000 器用SSS4946 敏捷魔SSS5124 魔力I0

 

■■■■

 

■■■■

 

この結果を見て僕はまだまだ足りないという感情を思った。

 

すると、フレイヤ様が声を掛けてくれる。

 

「ベル、昇華(ランクアップ)する?」

 

「いえ、まだ控えておきます。今よりももっと【ステイタス】を上げておこうと思いますので」

 

「そう、解ったわ」

 

「それでは失礼します、フレイヤ様」

 

「えぇ、頑張ってねベル」

 

「はい!!」

 

フレイヤ様の私室を出た後、僕は鍛える為に「洗礼」へと挑んでいくのだった。

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