とある高校生の吸血事件   作:ナナホシ

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暇ではないのですが、現実逃避したいためこの物語を書こうと思いました。
なので、途中で更新がストップすることがあります。そのことをご理解のうえこの作品をお読みください。

原作キャラの口調などが少し違う場合があります。

更新は不規則です。一応完結までは頑張って続けますので、応援のほどよろしくお願い致します。
それでは、楽しんでください。


転生とかあり得ない!

…転生

それは、多くの物語で使われている設定である。

ある日、ごく普通の高校生が気づいたら知らない場所(異世界)にいたというようなシチュエーションで物語が始まるのが一般的だ。

俺は、こんな事実際に起こりえないと思っている。あたり前だ、常識的に考えて、このようなことが起りえるはずはないのだから。もし、自分は転生者だとかいいだす奴がいたら、そいつは頭がいかれているか、思春期特有の病気「中二病」だろう。

 

なぜこのような話をしているかというと、俺は今あり得ない事に転生してしまったようなのだ。

…言っておくが、俺は頭がいかれたわけでも、中二病患者でもない。

 

ごく普通の高校生だった俺は、ある日トラックに引かれそうな子猫を見つけそれを助けたとき代わりに死んでしまったのだ。でも、気付いたら俺は生きているようで、しかも俺は転生していたのだ。何故俺が転生しているか分かったかというと、鏡に映っていた自分の顔が全くの別人だったからである。しかも、驚いたことに、鏡に映っていた顔は俺が前世で読んでいた漫画の主人公と全く同じ顔であった。

 

漫画のタイトルは「ロザリオとバンパイア」というタイトルで、主人公がひょんなことから、妖怪の通う陽海学園に入学してしまい、そこで美少女の赤夜萌香(アカシャモカ)とであう。しかし、彼女の正体は大妖のバンパイアだった。学園生活の中で様々な人と関わりあいながら、主人公は妖怪たちと死闘を繰り広げる。というような話だ。

 

ここまでダラダラと今俺のみに起きている現状を説明してきたが、結論を言おう。俺…死ぬんじゃね。

 

俺はごく普通の高校生だ。その俺が、妖怪たちとどう戦えってばいいのだろうか。

さっき俺(青野月音 アオノツクネ)の母親が見舞いに来た。因みに、言ってなかったが目覚めた時俺は病院のベットだった。母親曰はく、俺は受験勉強のし過ぎで過労で倒れたらしい。しかも試験中に…

つまり、俺の人生は終わったも同然なのだ。まだ、受験の前ならしっかり勉強して高校に受かれば陽海学園に行くことはないのだ。だから、志望フラグはたたないと思ったのだが、手遅れらしい。 はぁ

 

俺は、とりあえず寝ることにした。今はいろいろありすぎて頭がパンパンだ。目が覚めたらこれからの対策を考えよう。死なないためにもな。そう思いながら俺は深い眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…はぁ」

 

あれから数カ月がたった。いろいろ頭を働かせて考えてみたが、何もいい案が浮かばなかった。

そして今、俺は陽海学園行きのバスの中にいる。

 

「…こうなりゃ当たって砕けろだ!ぜってぇ生き抜いてやる」

 

「…あんた、陽海学園に入学する生徒さんかい?」

 

改めて、陽海学園で生き抜くことを決心していると、バスの運転手に声をかけられた。

 

「はい、そうですけど…なんですか?」

 

「…ヒヒ…だったら覚悟しておくことだ。陽海学園は恐ろしい学園だぞ~~~!!」

 

「…………」

 

メチャクチャ不気味な運転手だった。

 

 

 

 

 

「ヒヒ 少年ついたぞ。気負付けなよ」プシュー ゴゴゴゴゴゴ

 

そう言って、バスの運転手は行ってしまった。

バスに乗って数十分、やっと目的地に着いたようだ。

 

「それにしても……不気味な所だな」

 

バス停の回りを見渡すと、枯れ果てた木の上にはカラスが数羽止まっており、カァカァと鳴いている。地面には骸骨のような石?が落ちていた。

 

「まぁ、ここにいてもしょうがないし学園に行くか」

 

ここからかなり離れたところに、学園らしき大きな建物が見える。そこに向け俺は歩き出した。

 

 

…しばらく歩いていると後ろから女の子の声が聞こえてきた。

 

「キャーあぶない!  どいてーー」キキー

 

女の子の叫び声と、自転車のブレーキ音が聞こえた俺はすぐに後ろを向く、するとそこには、俺に向かって突っ込んでくる自転車に乗った女の子がいた。やばい、よけなくては、そう思って行動したがすでに遅く、俺は女の子に激突された。

 

ガシャーン!!

 

「うっ…痛たたた。大丈夫君?」フニッ

 

ぶつかった時凄い音がしたので、女の子が怪我をしてないか心配になりそう声をかけた時、右手に何やら柔らかい感触があった。だが、それよりも女の子の方が大切だと考えた俺は、右手の柔らかい感触よりも彼女を優先した。

彼女を見た俺は口を開け唖然としていた。

 

「か…かわいい…」

 

天使だ。天使が目の前にいる。それほど彼女はかわいかった。ピンク色のロングヘアにスタイル抜群の体。胸元には何故かロザリオを着けていたが、町中ですれ違ったら10中12人が振り返るほどの美少女だ。

え?数が遇わないって?いいのいいの、それほど彼女がかわいいってことだから。

 

「…う…ごめんなさい…貧血で目まいがしちゃって…」

 

「…大丈夫?」

 

あまりにもかわいすぎて彼女に見とれていた俺だが、彼女の目まいという言葉を聞いて、何かの病気なのかと思い心配になり彼女を見つめる。すると、彼女と目が遇った。

かっ…かわいい ありえない、あり得ない事だが、彼女の回りが輝いているようなまぶしさを発している。

 

「あっ 大変血が…」

 

俺が彼女に見とれていると、彼女は俺の手首の擦り傷から血が出ているのに気づいた。

 

「だ 大丈夫ですよこのくらい。何ともないです」

 

「で でも」

 

本当に大したことない擦り傷だが、彼女はとても心根の優しい人なのだろう。ハンカチを取り出し、俺の血を拭こうとしてくる。

 

「だから大丈夫ですって。こんくらいの傷なら唾でもつけておけば治りますよ。だから、ハンカチを汚す必要はありません」

 

そう言ったら、彼女は納得したのかハンカチをしまってくれた。そして俺の方に体を近づける。

何をするのだろうかと不思議に思いながらも黙って見守っていると、彼女は擦り傷があるところにかを御近づけ、そのままペロッと舐めた。

 

「なっっっっ」

 

とっさの事に反応ができなかった。彼女は俺の傷を舐めた後、満足そうな顔をした。

 

「これで大丈夫ですね。…それにしても、貴方の血は美味しいですね」ニコッ

 

最後に変な言葉を聞いた気がするが、彼女の笑顔がまぶしすぎてわからなかった。

 

「…ところで…その…あの…この手をどけてもらえますか?」

 

そう言って彼女は自分の太ももを見る。俺も彼女につられて彼女の太ももを見ると、彼女の太ももを俺の右手が掴んでいた。最初のフニッとした右手の感触は彼女の太ももだったのだ。カーと全身が熱くなるのを感じながら慌てて彼女の太ももから右手を離す。

 

「ごっ ごめん」

 

「い、いえ」

 

あたりに、何とも言えない甘ったるい雰囲気が漂う。

 

「あっ…」

 

突然、彼女がバランスを崩し倒れそうになり、とっさに俺は彼女を抱きとめる。

 

「血の…香り い…けない。私―――この香りをかぐとおかしくなちゃうの」

 

そう言って抱き留めている俺にしなだれかかってきた。

 

「(何だ!? これは一体ッ)」

 

美少女に抱き付かれ、心拍数が跳ね上がる。

 

「ご…ごめんね。だ…って、だって私――――バンパイアなんだもん♡」かぷり

 

彼女は俺の首筋にかみつき、血を吸い始めた。

 

「(えぇぇぇぇぇ!?バンパイア―――!!)」

 

 

「イテテテテ」

 

「ごっ ごめんなさい。私は赤夜萌香です。こう見えて私バンパイアなんです」

 

はっ!?そうだ思い出した。どこかで見たことあると思っていたんだよ。そうだよ赤夜萌香だ。なぜ気づかなかったんだ。俺のバカ!

 

「へーバンパイアなんだ」

 

「はい、そうなんです。それより、ごちそうさまでした。貴方の血ってすごーく美味しいんですね」キャッキャッ

 

キャッキャッしているところが可愛かったのでどうでもよくなった。俺って単純?

 

「あ…あの…やっぱり嫌いですかバンパイアなんて」

 

「え? うーん。別に嫌いじゃないけど…君は好きだよ。かわいいし」

 

「えっ かわいい?/// で でもよかった。こんな私でよければ友達になってください」

 

「うんいいよ。よろしくね萌香。俺の名前は青野月音っていうんだ」

 

「こちらこそよろしくね。入学式が終わったらまたお話してくださいね♡」

 

そういって俺達は分かれた。

 




一応月音のヒロインは原作通りですが、紫(ゆかり)は芳芳(ファンファン)とくっつくよていです。因みに、私は原作の漫画をseasonⅡの11巻までしか読んだことがありません。









…つぎいつ更新するだろう。
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