一通り挨拶も出来たし、そろそろ裏で糸を引いてたひとに登場してもらいましょうかね。
八幡「さてと、これで満足ですか?雪ノ下さん」
雪乃「え?姉さんは…」
雪ノ下母「陽乃、出てきなさい」
陽乃「さっすが比企谷君」
雪乃「姉さん…」
陽乃「いつから気がついてたの?」
八幡「いつから…と、いうよりはなんとなくですよ。雪ノ下さん的にこんな面白いことに居ない訳がないと思っただけです」
陽乃「ちゃんと、『義姉ちゃん』って呼んでよ。あ、『陽乃さん』でもいいよ」
八幡「それはそのうちに。俺の情報を流していたのは、大塚さんですか?」
陽乃「正解」
八幡「さっきの話の途中で、雪ノ下さんと大塚さんが同じ大学だったのを思い出しましたよ」
陽乃「いやぁ、大塚君が『面白い後輩が居る』って言ってたから、聞いてみたら比企谷君でお姉さんビックリだったよ」
八幡「はぁ、俺は斉天大聖の気分ですよ」
陽乃「それだと、私はお釈迦様かな」
雪乃「比企谷君、どういうことなの?」
八幡「雪ノ下さんに発破かけられたりしただろ?」
雪乃「ええ」
八幡「たぶん、うちの会社の先輩から俺の情報が流れてたんだよ。んで、由比ヶ浜が結婚したタイミングで雪ノ下にGOを出したんだよ」
陽乃「正解!正解者にはお姉さんがバグをしてあげます」
八幡「やめてください」
陽乃「ブ~」
八幡「ついでに、ベッドハンティングの話もそうですか?」
陽乃「半分は正解」
雪ノ下母「実際に、私も調べさせていただきました。雪ノ下のネットワークで」
やっぱり雪ノ下家怖い。少し仕返ししてみますかね。
八幡「これで雪ノ下さんも雪ノ下にかまわなくなりますね」
陽乃「そうかもね」
八幡「じゃあ、雪ノ下さんも大塚さんと、どうですか?性格もいいし仕事も出来るし。親しいようですから」
雪ノ下母「陽乃、そうなんですか?」
陽乃「いやぁ、私はまだ…」
雪ノ下母「何を言っているんですか!貴方は雪乃より年上なんですよ!比企谷さん、その方のことを詳しくお聞きしても?」
八幡「俺からでもいいですか、雪ノ下さんの方がよく知ってると思いますよ」
陽乃「比企谷く~ん」
雪乃「姉さん、早く結婚しないと平塚先生みたいになるわよ」
陽乃「うぐっ!」
八幡「えっ?平塚先生って、まだ…」
雪乃「えぇ。由比ヶ浜さんの次は私なんて…。報告に行くのが心苦しいわ」
誰か貰ってあげて!俺は雪ノ下を貰うから!
雪ノ下母「比企谷さん、この後の予定は?」
八幡「うちの実家に行くつもりです」
雪ノ下母「それは明日でも大丈夫ですか?」
八幡「えぇ、まあ」
雪ノ下母か「では、今夜は泊まっていってください」
八幡「そ、それは…」
雪乃「い、いいじゃない。は、は、はち、八幡…」
顔を赤くしながら、名前呼び。 すげぇ可愛い。
八幡「わかったよ、ゆ、ゆ、雪乃…下」
雪乃「ヘタレ」
八幡「うるせぇ」
雪ノ下母「では、夕食の準備を。陽乃、雪乃、手伝って」
陽乃「は~い」
雪乃「はい」
雪ノ下母「アナタは書棚の裏のお酒を出してきて。高いお酒をなんでしょ?」
雪ノ下父「何故、その秘密を…」
雪ノ下母「それくらいお見通しです。お祝いなんですから、かまいませんよね?」
雪ノ下父「…わかった」
八幡「む、無理なさらなくても…」
雪ノ下父「比企谷君、雪乃をとられると思うと癪なのだがな、息子が出来ると思うと、そうでもないんだ。付き合ってもらえるかな?」
八幡「そういうことでしたら、是非!」
雪ノ下母娘の料理は最高でした。義父さんのお酒も美味しかった。
義父さんと千葉談義に花が咲き、雪ノ下…、雪乃がちょっとむくれてた。可愛い…。
そして今は朝。目を覚まして『知らない天井だ』を呟いたあと、隣の雪乃を見る。寝息をたて、よく寝ている。
…目を覚ましたら『さすが屑谷君ね、通報しなければ』とか言われたら。
雪乃「ううん…」
ん?起きたか?
八幡「おはよう、雪乃」
!!!雪ノ下さん、なにしてるんですか?い、いきなりキスとか!
雪乃「おはよう、八幡」
八幡「お、おう」
雪乃「やってみたかったの、おはようのキス…」
可愛い!すげぇ可愛い!俺の嫁ですよ!
雪乃「比企谷君、顔が気持ち悪いわよ」
あっ、デフォルトになった。
雪乃「ふふっ冗談よ。私の旦那様は、世界で一番格好いいわ」
八幡「何を言ってるんだ。俺の嫁は世界一可愛いくて美人だぞ」
雪乃「バカ」