雪ノ下家て朝食をいただき、昼前には出発した。
雪ノ下の会社で働くことを考えて、陽乃さんと電話番号を交換しようとしたら、雪乃に止められた。
『あら、もう浮気かしら』って、なんで義姉と浮気しなきゃならん。しかも魔王・はるのんですよ!【逃げる】一択ですよ!
陽乃さんとは、雪乃経由で連絡をとる形で収まった。
そして、俺たちはある人に合う為に待ち合わせ場所の喫茶店に向かっている。
なんて挨拶しようかなぁ…。『お久しぶりです』硬い。『ご無沙汰』まだ硬い。『やっはろー』論外。『よう』うん、俺っぽい。
雪乃「八幡?着いたわよ」
八幡「おう」
雪乃「何を考えていたのかしら?マヌケな顔してたわよ」
八幡「一言余計だわ。なんて挨拶しようかなって」
雪乃「ふふっ。大丈夫よ、自然に出てくるから」
店に入り当該の人物を発見した。
雪乃「こんにちは、由比ヶ浜さん」
結衣「やっはろー!ゆきの…、ヒッキー!!」
八幡「お、おう」
結衣「えっ?ゆきのん、ヒッキーと一緒に来たってことは…」
雪乃「ええ。由比ヶ浜さん、その、私達結婚するの」
結衣「ゆきのん!!」
雪乃「由比ヶ浜さん、ありがとう。貴方のおかげよ」
二人とも感極まって抱き合って泣いている。実にいい光景だ。
だが、ここは喫茶店の中…。
八幡「あ~、水を差して申し訳ないんだが、ここは喫茶店の中なので。一旦ちゃんと座ろうか」
席に着き飲み物を注文。
雪乃「由比ヶ浜さん、暑いわ」
結衣「ダメ?」
由比ヶ浜が雪乃に抱きつき上目遣い…。俺の眼前には百合の園。
あれ?座り方おかしくない?雪乃の隣は俺のはず…。
うらやましい…、雪乃が…。だって由比ヶ浜の双丘が押し付けられて…。雪乃にはないにとは言わないがボリュームがダンチで…。
雪乃「今、失礼なこと考えてなかったかしら、エロ谷君?」
八幡「そ、そんなことないでしゅ」
結衣「あはは、なんか懐かしいな」
八幡「俺と雪ノ下は、いつもこんな感じだよ」
雪乃「そんなことないわよ。昨日の夜なんか耳元で『愛してるよ』って」
結衣「ふぇ~」
八幡「やめてくれ」
って、雪乃が悶絶してる…。
八幡「恥ずかしいなら言うなよ」
雪乃「だって、自慢したかったんですもの…」
可愛い理由だな。これだから雪乃は最高だぜ。
雪乃「ごめんなさい、由比ヶ浜さん」
結衣「ふぇ?どうしたの、ゆきのん」
雪乃「本当はアナタに一番に報告したかったのだけど、この暴走谷君が、いきなり私の実家に行ったから…」
結衣「ううん!気にしないで。ちゃんとゆきのんがヒッキーを掴まえられたんだから」
雪乃「でも、それは彼女のおかげかしらね。あの由比ヶ浜さんに似た娘」
八幡「たしかに、あそこで美浜に発破かけられたからな」
結衣「ふえ?私に似てるの?」
八幡「ふっ。そうだな、アホなところとか」
結衣「アホとか言うなし!」
向こうでの数日間の話を由比ヶ浜に報告し終わった頃…。
雪乃「由比ヶ浜さん、今日は旦那さんはいいの?」
結衣「うん、今日は編集さんと打ち合わせだって」
ほう、由比ヶ浜の旦那は物書きか。
結衣「あとね、次の挿し絵は姫菜に頼むんだって」
雪乃「そうなのね」
海老名さんも元気なんだな。
結衣「義輝君もヒッキーが来るって知ったら来たかっただろうな」
どこぞの『剣豪将軍』みたいな名前だな。
雪乃「そうね、材木座君も比企谷君と仲が良かったから」
へっ?
八幡「ちょっとまて」
結衣「何?話の腰を折らないでよ」
八幡「いやいやいや。大事なことだ。確認するぞ由比ヶ浜」
結衣「うん」
八幡「お前の旦那は『剣豪将軍・材木座義輝』なのか?」
結衣「『元剣豪将軍』だけどね」
ん?何故だ?why?
雪乃「知らなかったのね。大学入学くらいから猛アピールだったのよ」
結衣「中二病も完治したからね。今は駆け出しのラノベ作家」
衝撃の事実!