遠く離れて   作:おたふみ

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2話

前言撤回。

 

この世界も嫌。てか、何これ?

 

ひふみ「すいませ~ん。カルビとタン塩」

結愛「私、ビール追加」

雪菜「青リンゴサワーと豚トロ」

 

…何これ?

 

ひふみ「先輩、食べないんですか?」

結愛「ハチ君飲もうよ」

雪菜「比企谷さん、美味しいですよ」

八幡「何なんだよ、お前ら」

ひふみ「私というものがありながら、雪菜さんと二人で食事なんて」

八幡「お前は俺の彼女じゃねぇだろ」

ひふみ「てへっ♪」

八幡「あざとい…」

結愛「私を置いてきぼりにするなんて、許せない!ハチ君のオゴリね」

雪菜「比企谷さん、モテモテですね」

八幡「笑顔が怖い…」

 

 

ひふみ「先輩、ごちそうさまでした」

結愛「ハチ君、ゴチ!」

雪菜「比企谷さん、ごちそうさまでした」

八幡「へいへい…」

 

この世界も俺をそっとしておいてはくれない。こんなレプリカだらけの世界も…。

きっと、あの娘達も関係を進めようとしても拒まないだろう。

だが…怖い。その想いには裏がある、いつか裏切られる、彼女達には自分より相応しい相手が居る。

 

ちっとも変わっちゃいない。

 

それに…。どうしても、アイツらが重なっちまう。彼女達はアイツらの代わりじゃない。

 

いかんいかん。気分転換に風俗でも行くか…。

 

~~~~~~~~~~

 

prrrrrr

 

小町『もしもし、お兄ちゃん?』

八幡「おう、愛しのお兄ちゃんだよ」

小町『うぇ~、気持ち悪い』

八幡「気持ち悪いのがデフォなんだよ。どうした?」

小町『今年のお盆休みは帰ってくるの?』

八幡「まだ未定。小町が遊びに来いよ」

小町『嫌だよ。大志君と遊ぶんだ』

八幡「あの小僧めぇ」

小町『お兄ちゃんが遠くへ行っちゃったのがいけないんだよ』

八幡「くっ!反論出来ん」

小町『帰ってきたら、小町は嬉しいな。あっ!今の小町的にポイント高い♪』

八幡「高い高い」

小町『もう、適当だな。まぁ、お兄ちゃんの顔見たいっていうのは本当だよ』

八幡「ありがとな、小町」

小町『じゃあ、また電話するね』

八幡「おう、またな」

小町『あっ!大事なこと言い忘れた!』

八幡「ん?なんだ?」

小町『少し早いけど、誕生日おめでとう、お兄ちゃん♪』

八幡「ありがとう小町」

 

p

 

誕生日…か。意識しないようにしてきた。ただの365分の1日。こっちに来てから聞かれたこともあったが、適当にはぐらかして誰にも言ってない。結愛に聞かれた時に『4月31日』って答えて、しばらくして『騙したな』って、怒られた。若干、アホの娘なんだよなぁ…。

一条はしつこく聞いてきたかど、最近は諦めて、自分の誕生日をアピールするようになった。まぁ、一条は美味しい飯を食わせておけば大丈夫だったしな。

 

今年も何事もなく過ぎていくであろう365分の1日…。

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