ガチャを回して最強ステータスを目指せ! カードで作る異世界ハーレム!! 作:ブランチ
「ニングさん、そろそろ転職を考えた方がいいんじゃないですか?」
ある日のこと。
冒険者ギルドの受付嬢から、そんな話をされた。
「冒険者になって5年も経つのに、
F級とは、生物の『力量』を格付けしたランク。
アルファベットでA~Gに分けられている。
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力量: 人の強さ / 魔物の脅威
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A級: 複数の州・中堅国で最上位 / 複数の州・中堅国の危機
B級: 州・小国で最上位 / 州・小国の危機
C級: 街で最上位 / 街の危機
D級: 村で最上位 / 村の危機
E級: いっぱしの戦士 / 多数の一般人が死傷する脅威
F級: 一般的な成人 / 一般人が死傷する脅威
G級: 一般的な子供 / 一般人でも対処できる脅威
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オレのランクは
つまり一般人なみの力しかない。
冒険者の業界では、ド底辺の扱いだ。
「そして、あなたは『成長限界』を迎えてます。その意味、分かってますよねぇ?」
受付嬢の指摘。
分かってるに……決まってんだろ。
オレの
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名前: ニング★
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★がついた冒険者は成長が止まる。
あとはいくら努力しても、ステータスが伸びないのだ。
「で、でもさ、『限界突破』できるかもしれないし……」
ごくまれに起きる奇跡の現象がある。
ステータスから★が外れ、成長の限界が解除されるのだ。
それを限界突破という。
「はぁ、呆れました。
「それは……」
受付嬢の言ったことは正しい。
『限界突破』を起こすには、ある条件を満たすのが必須と言われている。
――社会的に名を知られる功績。
ボス級の魔物討伐、怪事件の解決、伝説級のアイテム入手……などなど。
そのような難題を達成しなければ、★が外れることはまずない。
「もう夢を見るのはやめなさい。このままでは一生、貧乏な生活をする羽目になりますよ?」
F級冒険者の日収は、5400cp(キャピー)ほど。
低賃金の労働者と同じくらいなのだ。
「時間を無駄に使ったら、苦労するのはあなた自身ですからね」
「……ぐう」
オレは何も言い返せない。
そのまま冒険者ギルドを後にするしかなかった。
夕方の街、歩く足取りは重い。
無駄だったのか……この5年間?
5年前――15歳だった頃。
オレには大きな夢があった。
いつか頂点のA級になってやる。
そして稼いだ大金で御殿をつくろう。
さらに美人の女奴隷たちを買って。
ハーレム御殿でウハウハだ。
でも、それは夢のまた夢。
現実は20歳になっても、底辺のF級どまりだ。
『あれニング? まだ冒険者やってたのかよ』
同期の冒険者と顔を合わせるたび、そう言われる始末。
連中はとっくにE級、D級に上がっている。
そして金を稼ぎ、生活を安定させていた。
――もう夢を見るのはやめなさい。
これが無能の末路ってことかよ、くそッ!
道端の石を蹴り飛ばす。
石はコロコロと転がっていき、ガタンと何かにぶつかった。
「……ゴミ捨て場か」
通りの一角に、ゴミを置く場所があった。
明日は粗大ゴミの日らしく、大型の家具がいろいろ置かれている。
オレもこのゴミたちと似たようなもんか。
役に立たないとみなされ、捨てられかけている。
「んん?」
ふとゴミ山の中に目が留まった。
妙な物を見つけたのだ。
「なんだこれ? ガチャ台だよな」
ガチャ台――景品を排出する販売機。
数十年前、ある錬金術師によって発明された。
今は駄菓子屋などに置かれ、子供たちの射幸心を煽る娯楽となっている。
この台はカードを排出するタイプのようだ。
いわゆるカードガチャってやつ。
「しかし懐かしいなぁ」
オレは子供の頃、ガチャにハマっていた。
子供たちの間で、カードでメンコバトルする遊びが流行っていたのだ。
小遣いすべてをつぎ込んで、ガチャを狂ったように回したっけ。
あの頃は幸せだったな……。
「このガチャ台、まだ使えそうだぞ」
台を点検してみたが、特に壊れている感じではない。
どこかの店が、新台と入れ替えて捨てたのか?
……なら、拾っちまうか。
オレにとって『ガチャ台』は、思い出の詰まった宝箱だ。
掃除して、部屋に置くインテリアにしたかった。
ゴミ捨て場に置かれてたんだ、誰も文句は言わんだろう。
というわけでガチャ台を抱え、お持ち帰りした。
持ち帰っちゃったのである。
主人公のステータス。
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名前: ニング★
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力量: F級
MP: 9/9
心力: 3
技力: 3
体力: 3
-…-…-…
スキル:
【解体】
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