ガチャを回して最強ステータスを目指せ! カードで作る異世界ハーレム!! 作:ブランチ
「ニングさん、アンナの腕はどうですか?」
朝食会のテーブル。
そこで青年村長から、話を振られた。
「
2日ほど、彼女と行動した上での所見。
まあ冒険者で食ってくのには苦労しないだろう。
「ニングさん、お願いがあります。アンナをこのまま鍛えて貰えないでしょうか?」
村長からの提案。
アンナが冒険者志望なのを、家族は知ってるらしい。
「むろん報酬は追加でお支払いしますよ」
「……なら、断る理由はないな」
オレは頼みを受けることにする。
村長とは仲良くしておきたい。
恋人の家族との付き合いも、大事にしないとね。
「ちょっとあなた、何を勝手に決めてるんです!」
そのとき異議を唱えた者がいる。
妙齢のエルフの女性。
村長の妻であり、アンナの姉さんでもある。
「私はアンナを冒険者にするのは反対ですから」
むぅ、エルフ妻は不承知なのか。
家族が一枚岩というわけではないらしい。
「お姉ちゃん口出ししないで!」
アンナが遮ろうとする。
「あんたは子供だから何も分かってないの! 冒険者は危険なのよ」
それは、否定できない。
冒険者になった新人が、身の丈に合わない敵に挑んで――死亡。
業界ではよく聞く話だ。
「だから死なないように、修業するんでしょ!」
「凡人が修業したってタカが知れてるわ。あんたみたいな無謀な子が、真っ先に死ぬのよ?」
姉妹喧嘩が始まってしまった。
どうにかしてくれよ、村長(汗)。
「たしかに君の言う通りだ。私としては、アンナを冒険者にするのは……気が進まない」
は……?
さっきまでと言ってること違わねえか、村長さん!
「でもね村としては、冒険者が出るのは歓迎なんだ」
んん、どういうことだ?
「新しい制度ができた。冒険者を出した村に、街の行政府が補助金を支給してくれるらしい」
なるほどな。
今は『魔物頻出期』と言われ、魔物らの動きが活発化している。
魔物退治屋として、冒険者の需要が高まっているのだ。
「まさかお金のために、アンナに危険な仕事をさせるの!」
エルフ妻が眉をひそめる。
「村は人手不足なんだ。補助金で施設を充実させて、移住者を呼び込まないとやってけない」
これで大勢は決まったな。
アンナと村長に賛同されては、反対するのは難しい。
「……私は反対しましたからね。そこまで言うなら、2人の責任でおやりなさいな」
エルフ妻は不満たらたらに言った。
ううむ、家庭内不和がちょっと心配だな。
「――ではニングさん。指導の報酬について話しましょう」
村長が話を切り替えた。
まあ交渉しようか。
結果、アンナの指導料は、1日につき500cpと決まった。
警備からさらに報酬が倍増じゃん!
村に来てから稼ぎまくりだわ、ほんと。
「――じゃあ、修業の目標を決めようか」
朝食会の後。
アンナと2人きりで打ち合わせをする。
「魔物をいっぱい倒して強くなりたいわ」
「それより、大事なことがあるだろ」
「え、なあに?」
「村長の奥さん、お前の姉さんを安心させることだ」
「お姉ちゃんを……?」
アンナは複雑そうな顔をする。
「他人に認めてもらうってのも、やりがいのある目標だぞ」
オレがアンナを恋人にしたようにな。
「ましてや、お前を心配してくれる家族なんだ。大事にしておけ」
――あんたは子供だから何も分かってないの! 冒険者は危険なのよ。
お姉さんの言うことにも一理あるのだ。
「だから強くなるのは、家族のためだ。そのことを忘れるなよ」
「……分かったわよ。努力します、
「し、師匠?]
今まで通りに接してくれ、恥ずかしいわ!
「ごほん。とりあえず、アンナのステータスを見せてくれ」
彼女に『
「いくよ、ステータスオープン」