ガチャを回して最強ステータスを目指せ! カードで作る異世界ハーレム!! 作:ブランチ
下町にある集合住宅。
そこがオレの住まいである。
自宅の一室にガチャ台を運び込んだ。
さて確認したいことがある。
台の中に景品が残ってたりしないか?
蓋を開けて中身を見ればすぐ分かる。
……が、それは野暮ってもんだろ。
やはりガチャは回さないと意味ないでしょ。
ガチャ好きとして断固そうする。
というわけでコイン投入口。
そこへ手持ちの小銭を投入!
ガチャのハンドルを回す。
ガチャ、ガチャ、ガチャリ。
排出口から1枚のカードが出てきたではないか。
おお、中身が残ってた!
カードを抜き出して確認する。
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【メッセージ】
-…-…-…
これは『終わらないガチャ』です。
景品を出すには、100cp(キャピー)を入れて下さい。
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文章の書かれたカード。
読んだ感じ、このガチャ台のことを説明してるのか?
――終わらないガチャ。
『終わらない』って何だよ、意味がよく分からん。
――景品を出すには、100cpを入れて下さい。
なんだ小銭じゃ駄目なのか?
オレは2枚目の小銭を、投入口に入れるが――。
カチャっと落ちて、返却口に戻されてしまう。
受け付けてくれるのは最初の1回のみらしい。
100入れるしかないのかぁ……。
貧乏人からしたら、かなりの出費だ。
140cpもあれば、大衆食堂で3食とれるからな。
いや待てよ。
よく考えたら悩む必要なくね?
台を分解して、金を取り出せばいいだけじゃん(爆)。
しょせんゴミ捨て場で拾ったガチャだ。
よし……100cp投入!
ガチャリ、今度はちゃんと入った。
ガチャのハンドルを回す。
ガチャ、ガチャ、ガチャリ。
排出口から、2枚目のカードが出た。
さて『景品』とやらはどんなものか?
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【限界突破:1】
-…-…-…
限界値+1
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その文字を見て、オレは気分が悪くなった。
『限界突破』……ッ!?
いま見るのが最もきつい言葉だ。
――でもさ、『限界突破』できるかもしれないし……。
――呆れました。
――もう夢を見るのはやめなさい。
受付嬢の説教を思い出しちまった。
何だこれ、『限界突破』できねえオレへの当てつけか!?
「くそッ!」
腹が立って、メンコカードを床に叩きつけてしまう。
そのとき、
『――カード認証』
近くで誰かの声がした。
気のせいでも、幻聴でもない。
声の出元は分かっている。
オレはポケットからある物を取り出す。
それは携帯用の手鏡だった。
『限界値が+1されました』
声は鏡の中から聞こえてくる。
「『
携帯魔鏡――冒険者が持ち歩く、鏡の
音声アナウンス、ステータス表示など、便利な機能がついている。
「ステータスオープン」
オレは合言葉を唱える。
すると魔鏡の表面に、
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名前: ニング
-…-…-…
力量: F級
MP: 9/9(限界10)※
心力: 3
技力: 3
体力: 3
-…-…-…
スキル:
【解体】
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んん? 何か違和感がある。
――名前: ニング★
「おい、★はどこいった!?」
『成長限界』を示すマークが消えた。
つまりそれは、
「オレのステータスは……まだ成長するってことか!」
あり得ない、なんでそんなことがいきなり起きる!?
異変の理由を考えた。
何か変わったことはなかったか?
――カード認証。
――限界値が+1されました。
「ああああ、ガチャから出たあのカード!」
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【限界突破:1】
-…-…-…
限界値+1
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思いっきり『成長限界』って書いてるじゃん!
ステータスの限界突破、それは『カード』の仕業だったのだ。
いや、まさかそんな……。
でも他の原因なんて、思い当たらんよな。
あぁ~考えても埒が明かん。
検証してみるしかない。
このガチャに不思議な力があるかどうか――。
さらにカードを引いてみれば分かるはずだ。