あれからガングさん達と色々話して別れた後、特訓していたアイレと合流してポケモンセンターに向かう。
「はい、グレイ様のポケモンは元気になりましたよ」
「ありがとうございます」
ジョーイさんにスカイを預けて回復して貰った。
「グレイ、私のポケモンも回復したから昼ごはんを食べに行こう」
「そうだな」
俺とアイレは食堂に行って、スカイ達を出してみんなでご飯を食べていると
「少しいいかい?」
バトルクラブで少し話していた深緑色の髪をした青年が声をかけて来る。
「えっと、僕達に何か用があるのですか?」
怪しそうなので警戒していると
「そんな警戒しなくてもいいよ。さっき君と話していて思った事があって聞きたいんだ」
そう言って喋って来るが
「グレイに何か興味があるのか?」
「そうだね。僕はこれでもエリートトレーナーでだけどガングさんには歯が立たなかったから、君のバトルに興味が湧いたよ」
「あの、この町には他にも強い人はいると思いますよ。あと、僕は普通のトレーナーですよ」
ガングさんと引き分けたのはたまたまだからな。
そう思っていると
「グレイはガングさんと引き分けたのか!?」
「そうだが」
アイレはかなり驚いているみたいで、早口で話して来る。
「ガングさんはこの町のトップクラスのトレーナーで、ジムリーダーのプリマさんの師匠だぞ」
「それは聞いた」
俺はお茶を飲みながら話す。
「グレイはなんでそんなに落ち着いているだ?」
「それは、名前も知らないお兄さんやお前から言われても実感がないからな」
コップを置いてから、アイレとお兄さんを見る。
「確かに、自己紹介していなかったね。僕の名前はススト、15歳のエリートトレーナーだ」
さっきも聞いたが、エリートトレーナーなのか。
そう考えていると、スストさんは俺の隣の席に座って
「それじゃあ、次は君達の事を聞いていいかい?」
と言われたので、こちらも答える。
「グレイ君の名前はモニターに写っていて知っていたけど、そっちの女の子は新人トレーナーのアイレちゃんか」
「そうだ。あと、私の事をちゃん付けしないでくれ」
アイレが不服そうだが
「これは悪かったね。それよりも、グレイ君達はこれからどうするの?」
「僕は大会とか出て、賞金を稼ぎたいと思っています」
「私はジム戦を突破してしてリーグに出たい」
「なら、1つ提案なんだけど僕も君達の旅について行っていいかな?」
……はっ?
「いやいや、今日いきなり会った人と旅する事は出来ないですよ」
「グレイ君。確かにそうかもしれないが、僕は色々情報を知っているから旅には役に立つと思うよ」
なんか、ありそうなんだよな。
「グレイ、私はスストに賛成だ。旅は2人より3人の方が面白いからな」
このバカはそう言うと思った。
ただ、2対1になったのでこちらが不利だ。
「これからよろしく。あと、僕には敬語はいらないよ」
「それならこちらも君付けはいらない。それと、なんで俺達を選んだんだ? 他の新人トレーナーは結構いるだろ」
「グレイ、君も見ただろ。新人トレーナーのマナーの悪さを」
確かに、こっちは正々堂々と戦っているのにブーイングを飛ばして来たからな。
「だから、あんな新人トレーナーと一緒に旅はしたくないと思ったんだ。後、個人的にグレイに興味がある事だね」
それを言われたら終わりのような気がするが、納得は出来た。
そして、ポケモンセンターを出て手持ちの、ガブリアス〈スカイ〉、アイレはオンバットとストライク、スストはロズレイドをボールから出す。
「やはり、グレイのガブリアスは見た目通り強いんだね。アイレも新人トレーナーとしてはそこそこいいと思うよ」
「本当か! なら、今からジム戦に行って来る」
アイレはオンバットとストライクをボールに戻して、ポケモンジムに走って行った。
「彼女は豪快だね……」
「そうだな……」
俺とスストは少し固まっていた後、アルセジムに向かう。