俺とスストはアイレを追ってアルセジムに向かうと
「アイレさん、すみません。ジムリーダーは外出中ですので、ジムトレーナー戦しか出来ないのですが、大丈夫ですか?」
「大丈夫だ。ジムトレーナー戦お願いします」
アイレとジムトレーナーが話している光景を目にする。
「普通に話しているな。アイレなら無理矢理突破すると思っていたのだが……」
そう発言すると
「グレイ、やっと来たのか」
「アイレ、お前が走って行くのが早いだけだ」
俺はジト目で睨む。
「それは悪かったな。それよりもジムトレーナー戦をやるから見ていてくれ」
「あぁ、観客席て見てるよ」
俺とスストは観客席に移動して、フィールドを見る。
「ジムトレーナー戦で3回連続で勝たないとジムリーダーと戦えないから大変だよ」
「なる程、一回でも途中で負けたら最初からか」
それはかなり厳しいルールだな。
「まぁ、トレーナーのレベルに合わせて使って来るポケモンは違うから対処は出来ると思うよ」
アルセジムはノーマルタイプメインのジムだからかくとうタイプが有利か。
「それにアイレちゃんがフィールドに入って来たから、そろそろだね」
ガチガチなのだが大丈夫か?
そして、審判と今回アイレの相手をするジムトレーナーが前に出て来る。
「あれ、ナタルさんが出て来て無いか?」
俺は前にあった少女を見つける。
「グレイ、あの子は知り合いなの?」
「知り合いというより、アイレの姉だ」
「えぇ!? あんまり似てないよ」
まぁ、そうだな。
そう思いつつ、向こうを見ているとバトルが始まるみたいだ。
「1人目のポケモンはコラッタか。ノーマルなら普通だな」
アイレはストライク、相手のジムトレーナーはコラッタだからな相性的には有利不利はないな。
「さて、見ものだね」
スストもそう言って集中しているみたいだ。
そして、審判が開始の挨拶を言って、バトルがスタートした。
〈アイレ視点〉
私は前にボコボコにされたジムであるアルセジムのジムトレーナーとバトルを始める。
「コラッタ、〈ひっさつまえば〉!」
「ストライク、〈でんこうせっか〉でかわせ!」
コラッタの前歯がストライクに当たりそうだったが、なんとか躱す。
「ストライク、反撃の〈つばさでうつ〉」
〔ストッ!〕
ストライクはそこそこ強いけど、ジムトレーナーのポケモンも強い。
「前よりは腕が上がっているね。ただ、これはどうかな?」
向こうのジムトレーナーは余裕があるみたいだ。
「「〈でんこうせっか〉!」」
私とジムトレーナーは同じタイミングで同じ指示をして
〔ストッ!〕
〔コッ!〕
ストライクとコラッタがぶつかり合う。
〔ストー!〕
ストライクがコラッタを押し切った。
「よし、トドメの〈れんぞくぎり〉」
カマが緑色に光ったコラッタを切り裂く。
〔コッ……〕
コラッタは目を回して倒れた。
「コラッタ戦闘不能、ストライクの勝ち!」
私勝ったんだ! あれだけ落ちこぼれと言われたのに……
思わず泣きそうになっていると
「1回目は勝てたのはいいけど、後2回あるから終わりではないよ」
ジムトレーナーの人にそう言われて気を引き締める。
そして、2人目もストライクでギリギリ勝ったけど最後の1人はナタルお姉ちゃんだ。
「悪いけど、自分は妹には負ける気は無いですよ」
そう言って、ヨーテリーを出して来たので私は交代してオンバットを繰り出す。
「それでは、ジムトレーナー戦はじめ!」
審判の声が聞こえて始まる。
「ヨーテリー〈たいあたり〉!」
〔カウゥ!〕
ヨーテリーが浮いているオンバットに狙いを定めたが
「オンバット、〈かぜおこし〉!」
〔クゥ!〕
ヨーテリーは接近して来たが、オンバットは距離をとって攻撃する。
「なる程、グレイさんに何か言われたのですか?」
「グレイには世話になっているから、ダサい所は見せられないんだよ」
私よりも圧倒的に強いグレイを見て、色々見つかる事があった。
それを思い出して戦う。
「ヨーテリーに遠距離技がない事を知っていて攻撃しているのですか?」
「そんな事は知らない」
その言葉を聞いたグレイとスストは呆れているみたいだけど、バトルを進める。
〔クゥ〕
するとオンバットが疲れて来たみたいだ。
「チャンス、ヨーテリー〈かみつく〉!」
〔カウゥ!〕
「マズイ、オンバット躱せ!」
〔クゥ!?〕
なんとか飛ぼうとしたみたいだけど、ヨーテリーに噛みつかれた。
「オンバット、なんとか振り払え!」
〔クウゥ!〕
その言葉にヨーテリーを地面に叩きつけてフラフラにながら飛んでいるオンバットと、目を回しているヨーテリーが目に入る。
「ヨーテリー戦闘不能、この勝負はアイレの勝利!」
やった!? お姉ちゃんに勝てた。
「ハァ、ヤッパリ自分のポケモンを使いたい」
いやいや、それをされると私は勝てないぞ。
そう思いながらお姉ちゃん達と話す事にする。