ポケットモンスター、蒼灰の物語   作:黒霧春也

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ジムリーダー・プリマ

 俺はジム戦はあまり興味が無いので、ポケモンセンターのバトルフィールドでこの町のジムリーダーであるプリマさんと対面している。

 

「貴方はトレーナーランクが決まってないと聞いたわよ」

 

「それがどうしたのですか? 正直、こんな事になっていなかったらバトルクラブに予約しに行っていましたよ」

 

 俺はフィールドにスカイを立たせながら話す。

 

「それはごめんなさいね。でも、相当強いと思ったから戦いたくなったのよ」

 

 そう言って、ハイパーボールを手に持っている。

 

「嘘でしょ。プリマさんは本気で戦うのかしら?」

 

 周りはかなり驚いているみたいだが

 

「今はプライベートよ。ジム戦みたいにトレーナーのレベルに合わせなくてもいいのよ」

 

 ハイパーボールを投げて、中からメガストーンをつけたポケモン、ミミロップが出て来た。

 

「相棒のミミロップを出して来るなんて……」

 

 もう突っ込み疲れたので俺は左腕につけているメガリンクをみる。

 

「貴方もメガ進化出来るのよね。それなら、このバトル思いっきり楽しみましょう! ミミロップ、メガ進化!」

 

 向こうはキーストンが付いているペンダントを触り、ミミロップをメガ進化させた。

 

〔ミミィィ!〕

 

 メガミミロップか……。ガルーラじゃなくて良かったと思う反面なにかあるなと思う。

 

「なら、こちらも行きますよ! スカイ、進化を超えろメガ進化!」

 

 俺もメガリンクを触ってスカイをメガ進化させる。

 

〔ガウゥゥ!〕

 

 やっぱ、メガガブリアスはカッコイイな。

 

 そう思いながら、審判をジムトレーナーに任せて

 

「それでは、ジムリーダー、プリマとポケモントレーナー、グレイのポケモンバトルを始めます。使用ポケモンは1体、どちらかが戦闘不能になるか降参するまでバトルは続きます」

 

 確か、ミミロップは〈れいとうビーム〉や〈ふぶき〉を覚えるから警戒しないとな。

 

「それでは、バトル開始!」

 

「スカイ、〈じしん〉!」

 

 俺は開幕と同時に〈じしん〉を指示するが

 

「ミミロップ、〈とびはねる〉」

 

 ミミロップは高く飛び跳ねて〈じしん〉を回避するが

 

「予想通りだ。スカイ、〈ドラゴンクロー〉」

 

〔ガウゥ〕

 

 スカイは飛んでミミロップに向かって青白い爪で攻撃しようとするが

 

「そのまま、〈とびはねる〉攻撃!」

 

 向こうは真っ向から攻撃して来るのて、〈ドラゴンクロー〉と〈とびはねる〉がぶつかって、ミミロップが吹っ飛ぶ。

 

「攻撃力では圧倒的にこちらが上だな」

 

 ミミロップが地面に落ちて来るが、なんとか耐え切ったみたいだ。

 

「まだいけるかしら、ミミロップ?」

 

〔ミミィ!〕

 

 ヤバイ、何か大技が来そうだな。

 

「なら、これはどうかしら? ミミロップ、〈ギガインパクト〉!」

 

〔ミミィィィ!〕

 

 ミミロップが白いオーラを纏って、浮いているスカイ目掛けて突進する。

 

「こちらも〈ドラゴンクロー〉だ!」

 

〔ガウゥゥ!〕

 

 スカイはもう一度、青白い爪を出現させてミミロップを向かいうつ。

 

〔ミミィィィ!〕

 

〔ガウゥゥゥ!〕

 

 ミミロップの〈ギガインパクト〉とスカイの〈ドラゴンクロー〉がぶつかり合って爆発が起こる。

 

「ミミロップ!」 「スカイ!」

 

 俺とプリマさんは相棒の名前を叫ぶと

 

〔ミミィ…〕 〔ガウゥ!〕

 

 ボロボロで戦闘不能になっているミミロップと、ダメージは負っているか立っているスカイが目に入る。

 

「ミミロップ戦闘不能。この勝負ポケモントレーナー、グレイの勝ち!」

 

 ふぅ、なんとか勝てたな。

 

 これでミミロップが氷技を持っていたら、相当キツかったかもな。

 

 そう思っていると

 

〔ガウゥゥ♪〕

 

 スカイが近づいて来たので頭を撫でる。

 

「ミミロップ、ありがとうね」

 

〔ミミィ……〕

 

 プリマさんはミミロップの状態を見てホッとしているみたいなのたが

 

「嘘だろ! プライベートのプリマさんが殆ど歯が立たなかったぞ」

 

「あのトレーナー何者なのかしら?」

 

 ヤバイ、かなり目立っている。

 

 俺は離れたい気持ちになっていると

 

「グレイ君、バトルありがとうね。あと、賞金の金一封ね」

 

 そう言って、お金がはいった封筒を渡された。

 

「こちらこそ、ありがとうございます」

 

「まさか、こんな腕利きがアルセタウンに来るとは思って無かったよ。あと、指示も上手かったから四天王を相手している気分になったわ」

 

 指示の方は、アニメを見てなんとかやっただけだけどな。

 

 そう考えたながら

 

「グレイ、遅くなったけど昼ごはん食べに行かないか?」

 

 いつのまにか復活していたアイレに言われる。

 

「アイレ、一緒にいた人が強かったと言って調子に乗っていないかしら?」

 

 さっきは意気消沈していたマーロが怒っているが

 

「悪いが、お前も人の事言えないと思うぞ」

 

 俺は睨みつけると

 

「うぐっ、覚えてなさい!」

 

 と言ってマーロが逃げて行く。

 

「彼女は能力はあるけど、性格に難があるわね……」

 

 ミミロップをボールに戻したプリマさんがそう答える。

 

「まぁ、こちらもやる事があるので失礼しますね。

 

「えぇ、分かったわ、こんなに強い貴方がジム戦に興味が無いのは不思議ね」

 

 ジムは、仕掛けや他の事が面倒だから行きたく無いんだよ。

 

 そう思いなから、スカイをボールに戻してポケモンセンターの中に戻る。

 

 

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