ポケモンセンターに戻って、スカイとアイレのポケモンを回復して貰っている間に
「まさか、グレイのガブリアスがあそこまで強いとは思わなかったぞ」
「まぁ、そこは言わなかったからな。それよりも買い物リストを出しとこ」
俺はフレンドリーショップに売っているアイテム表を貰って、買う物を選別する。
「まずは食料だな。俺の飯と、スカイのポケモンフーズはどれにしようかな」
正直、バトルの話はしたく無いのでなんとか話を逸らす。
「グレイが、話その話はしたく無いのがわかった」
「悪いな。あと、ボールも何個か買わないとな」
アイレと喋っていると
『グレイ様、ポケモンが元気になりました。至急、3番窓口まで来てください』
館内放送が流れて来た。
「それじゃあ、スカイを迎えに行って来る」
「分かった。私もオンバットとストライクが元気になったら行くぞ」
俺は3番窓口に向かうとジョーイさんが
「はい、ポケモンは元気になりましたよ」
「ありがとうございます」
俺はお礼を言って、ゴージャスボールを回収する。
そして、アイレもオンバットとストライクの回復が終わったみたいで、他の窓口で受け取っていた。
「お前もポケモンの回復が終わったのか」
「そういえば、1つ言いたい事があった。いつ私の事を名前で呼んでくれるんだ?」
「さあな? それじゃあ行くぞアイレ」
俺は初めてアイレと名前で呼ぶ。
「あぁ、わかった」
俺達はフレンドリーショップに向かう為に歩き始めた。
そして、ポケモンセンターの横にあるフレンドリーショップでアイテムを購入する。
「まずは、ハイパーボール十個とポケモンフーズと俺の食料だな。回復系アイテムは揃っているから他の物を買うか」
プリマさんから貰った賞金の五万円を使って色々購入する。
「グレイ、結構色々買うな。私はそんなにお金が無いから買えないぞ」
まぁ、俺も転生時にお金が無かったら詰んでいたけどな。
そう考えながら、買い物カゴの中に入れた後、レジに向かう。
「合計は2万2800円になります」
結構高いが払えない額では無いので現金で払う。
「ありがとうございました!」
アイテムや食料をリュックの中に入れると
「それじゃあ、昼ごはん食べれなかったけど、私の実家に来てくれるか?」
アイレはそう言って来るので
「いいけど、本当にお邪魔してもいいのか?」
流石にアポ無しで行くのはマズイと思うが
「なら、今から連絡して聞いてみるな」
いや、それを最初にやれよ!
そう突っ込みたくなったが、なんとか堪える。
そんなこんなで、アイレは実家に許可を取ったみたいなので
「許可も取れたし向かうぞ」
どう見ても実家に帰る雰囲気では無いよな。
そう感じてしまうが、仕方ないので行く事にする。〈やはり、昨日いきなり会った人物に家に招かれる事にビックリする〉
そして、ポケモンセンターから歩く事20分。
そこそこ大きな一軒家の家に到着する。
「ここが私の実家だ」
「結構大きいな」
そう思っていると、アイレが鍵を取り出して扉を開ける。
「帰って来たぞ!」
なんか、入れない雰囲気だなと感じてしまう。
「お姉ちゃんお帰り、後ろにいるのは彼氏さん?」
アイレより少し小さい少女が出迎え来るが
「彼氏では無いぞ。私の旅の仲間の腕利きのトレーナーだ」
とアイレは真面目に答える。
「なんだ面白くない。お兄さんもこっちに来たら?」
「あぁ、わかった」
なんか納得いかないが家の中に入る。
そして、リビングに連れてこられて
「あら、アイレの新しい友達かしら?」
「お母さん、私の旅の仲間のだよ」
「始めまして、グレイと言います」
とりあえず、挨拶をすると
「こちらこそ、始めまして。ワタシはカルサと言います」
「わたしはペルです。お兄さん、アイレお姉ちゃんはかなり男っぽいよ」
ペルがそう言ってニシシと笑っていると
「なんだと、私はこれでもファッションとかに興味もあるぞ」
「それ、女の子だったら普通だと思うわよ……」
アイレはやはり残念少女だな。
「まぁ、ここに来る前に色々あったので男っぽいのは否定出来ないですね……」
「グレイまで、その事を言うのか」
「最初にお前と会った時にキテルグマに追われている所に巻き込まれたんだぞ!」
その事を喋ると
「アイレ、一体グレイ君にどんな迷惑をかけたのかしら?」
カルサさんがニッコリした笑顔だが、かなり怒っているみたいだ。
「実はその……」
アイレはガタガタ震えているので
「それじゃあ、他の部屋でお話しようかしら?」
「お姉ちゃん、ドンマイ」
「い、嫌だ〜」
半泣きになりながらアイレはカルサさんに連れて行かれる。
「グレイお兄さんは、アイレお姉ちゃんに振り回されて苦労したみたいだね」
幼女にそれを言われたら終わりなような気がする。