ポケットモンスター、蒼灰の物語   作:黒霧春也

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 今回から不定期更新になります。


ハイパーボールクラスのトレーナー、ガング

 あの後、モンスターボールクラスの俺とハイパーボールクラスのガングさんの差があると言われて断られそうになったが、新人の指導という事でなんとか通った。

 

 そして、空いているフィールドに移動して審判の人を呼んで来てバトルを始めるが

 

「あの、本当にいいのですか?」

 

「いいんだ。それよりもアイツはかなり強いぞ」

 

 ギャラリーも集まって来たが、ガングさんが余裕で勝つと思っているみたいだ。

 

 まぁ、俺もギャラリーならそう思う。

 

「貴方もいいんですね。このままだと、ワンサイドゲームになりますよ」

 

「確かにそうなりますが、せっかくハイパーボールクラスのトレーナーと戦えるなら戦いたいです」

 

 俺は、ゴージャスボールを手に持つ。

 

『アイツバカだろ』

 

『ボコボコにされて恥をかくだけよ』

 

『弱そうだな。でも、ガングさんのバトルを見れるならいいな』

 

 ヤバイ、この状況は悲し過ぎる。

 

「坊主、悪いが本気で行くぞ」

 

「よろしくお願いします」

 

 俺は頭を下げる。

 

「わかりました。それでは、ハイパーボールクラストレーナーガングとモンスターボールクラスのグレイのバトルを開始します。使用ポケモンは1体、どちらかが戦闘不能になるか降参するかで勝負が決まります」

 

 まぁ、ここは普通のルールだな。

 

「それでは、始め!」

 

「頼むぞ、スカイ!」 「ボスゴドラ、お前の出番だ!」

 

〔ガウゥゥ!〕〔ゴォォ!〕

 

「間に合った!」

 

 プリマさんの声が聞こえたような気がするが、バトルに集中しないとな。

 

「昨日見た通り、かなり強そうだな」

 

「そう簡単には負けるつもりは無いです」

 

 スカイとボスゴドラが睨み合っている。

 

『アイツ、モンスターボールクラスなのに、なんであんな強そうなポケモンを持っているんだ?」

 

『クラス詐欺じゃ無いかしら?』

 

 観客は好き勝手言ってくるな。

 

「すまない、アイツらがあんな性格が悪いとは思ってもなかった」

 

「別に大丈夫ですよ。あと、ガングさんは悪く無いですよ」

 

 そして、そうやって話していると

 

「お前ら! グレイ君は今日登録したばかりのトレーナーだ。もしかしたら他の地方の凄腕トレーナーの可能性が高いんだぞ」

 

 プロ・ファソルさんが観客席のトレーナーに対してキレた。

 

「それでは、ポケモンバトル開始!」

 

「進化を超えろメガ進化!」 「メガ進化!」

 

 〔ガウゥゥゥ!〕 〔ゴォォォ!〕

 

 俺とガングさんはポケモンをメガ進化をさせる。

 

「スカイ、〈ドラゴンクロー〉!」

 

「ボスゴドラ、〈アイアンヘッド〉!」

 

 〔ガウゥゥ!〕 〔ゴォォ!〕

 

 スカイは青白い爪を生やして、ボスゴドラは頭から銀色のエネルギーを放出して、どちらとも相手に突進して行く。

 

『ガキィィ!』

 

 技がぶつかる音がして見てみると、スカイが押していたがボスゴドラには効果が今ひとつなので、そこまで効いていないみたいだ。

 

「スカイ、少し離れて〈じしん〉!」

 

「ボスゴドラ、〈ストーンエッジ〉!」

 

〔ガウゥゥ〕 〔ゴォ〕

 

 スカイの〈じしん〉がボスゴドラに、ボスゴドラの〈ストーンエッジ〉がスカイに当たる。

 

〔ガウゥ〕  〔ゴォォッ〕

 

 スカイの方は、効果今ひとつの〈ストーンエッジ〉が当たってもダメージはあまり無いが、ボスゴドラは、特性の〈シェルター〉で軽減しているが〈じしん〉は効果抜群なので、結構ダメージが入った。

 

「なら、この技はどうだ。ボスゴドラ、〈冷凍パンチ〉!」

 

〔ゴォォォ!〕

 

「ヤバイ、スカイ空に逃げろ」

 

〔ガウゥゥ!〕

 

 スカイは空に逃げてなんとか躱すが、〈冷凍パンチ〉を持っているのは厄介だな。

 

「反応もいい、これは楽しめるぞ。ボスゴドラ、〈はかいこうせん〉」

 

 なんだと!? 

 

〔ゴォォド!〕

 

「スカイ、回避してくれ!」

 

〔ガウゥ!〕

 

 ボスゴドラが放った〔はかいこうせん〕はスカイの横を通り抜けるが

 

「ボスゴドラ、逃すな!」

 

 横に振り払ってスカイに命中して、煙が上がる。

 

「スカイ!」

 

〔ガウゥ……〕

 

 なんとかガードして耐え切ってくれた。

 

「スカイ、よく耐え切った!」

 

〔ガウゥゥ!〕

 

 結構ボロボロになっているが、まだ動けるみたいなので

 

「スカイ、全力の〈じしん〉!」

 

 ボスゴドラは〈はかいこうせん〉の反動で動けなくなっているので、〈じしん〉を使う。

 

〔ガァァ!〕

 

 スカイの〈じしん〉はボスゴドラに直接したが

 

「嘘だろ……。耐え切ったのか」

 

 そこには、かなりボロボロになっているが立っているボスゴドラを見る。

 

「よし、ナイスだボスゴドラ! この距離で〈冷凍パンチ〉」

 

「マズイ、スカイ〈ドラゴンクロー〉!」

 

〔ガウゥゥ!〕 〔ゴォォド!〕

 

 スカイの青白い爪とボスゴドラの冷気を纏った拳のクロスカウンターになって爆発する。

 

 そして、煙が晴れてフィールドをみると

 

〔ガウゥゥ……〕 〔ゴォォ……〕

 

 スカイとボスゴドラがどちらとも倒れていた。

 

「ガブリアス、ボスゴドラ、戦闘不能。この勝負引き分け!」

 

 なんとか引き分けに持ち込めたが、ハイパーボールクラスはかなり強いな。

 

 俺とガングさんは互いにポケモンをボールに戻した後

 

「まさか、オレのボスゴドラと引き分けるとは思ってもいなかったぞ」

 

「こちらも、引き分けに持ち込めたので良かったです」

 

 そう言って話していると

 

『クラス詐欺が何言っているんだ!』

 

『そうよ! ポケモンが強いだけで調子に乗らないで!』

 

 ヤバイ、めっちゃブーイングだな。

 

「貴様ら、文句があるならオレと戦って引き分け以上に持ち込め!」

 

 ガングさんがキレて観客席のトレーナーを睨んでいる。

 

「アルセタウンのトレーナーがここまで問題があるとはね。これは、再教育が必要かしら?」

 

 プリマさんが観客席から降りて俺達の方を見て頭を下げて来る。

 

「ガング師匠、グレイ君。こんな状況になって申し訳ありません」

 

「別にいいですよ。プリマさんはなにも悪く無いですよ。あと、ガング師匠?」

 

「プリマはオレの弟子だ」

 

 なる程、そういう事だったのか。

 

「ガング師匠はポケモンリーグのリーグトレーナーで超凄腕なのですよ。それと、弟子もかなり優秀でエリートトレーナーなジムトレーナーの指導をしているのです」

 

 この話は長くなりそうだな。

 

 そう感じながら話を聞く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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