私、救済手段がなければ作るタイプです。ドヤァ 作:母は歯はいい
「みんなぁー!この村とぉ、もうすぐ!お別れだッ!!」
『『『えっ!!!』』』
「だからぁ、一度ぉ、俺の前にぃ、集まってくれッ!!」」」
「君らが他人を差別しない『新たな人類たち』と見てもいい存在になった。もちろん俺たち二人は旧人類だ。死ぬまで働いて、さっさと死なないと君たちが活き活きできないだろ?」
「なぁ、そうだろ?蔑まれてきたオーク族、対等なゴブリン族、まだ族とは言えないが俺たちを信じてついてくる存在たちよ。今こそ、君らのやり方が一番正しいと他の種族に宣伝・アピールする時だ。この戦争は世界をベースから変えていける素晴らしいチャンスだろう……」
「君たちが決めたことは何だ!?一つ、」
「誰も傷つけない!」
「二つ、」
「傷ついた存在に手当てをする!」
「お題は?」
「結構です!!」
「三つ、」
「昔の憎しみよりも!未来の希望!!」
「よくできましたぁ、アハハハハ!!」
『『『アハハハハ!』』』
「……もう、何というか凄まじい人だね……」
「私からすれば、『この世界嫌』って人が出るはずなんだけど、ここまで足を引っ張ろうとする人がいないとは思わなかったわ……。確か全員の武器が自分好みの武器で神器、防具も自分好み。死ぬ寸前まで働くことが楽しい、腕を磨きたいなんて……。
みんなそれぞれ求道者になって?被ったら《最終的にどっちの方が強いか競争》。勝てば「やっぱいいよな俺の考え方」負けても「奴に勝つにはどうしよう」なのよ?」
「すごくいい環境ができたよね。ハハハ」
「笑い事じゃないわよ、ユージオ。あなたの神器解放、進化したじゃない?」
「うーん、それほどでもないけどなぁ。こうなりたいなぁって思ってやってみたらできちゃっただけなんだよ?驚くほどでもないと思うけど?」
「それを試行錯誤と言うのよ、ユージオ。
ここは大概おかしいのよ。全員が死ぬ寸前まで頑張るからパタパタ倒れちゃう。代わりに医者を目指す奴がより早く復帰させてあげたいって気持ちでさらに頑張る→3日で回復するはずが半々日とはもう魔法ね……」
「そっちの世界じゃ違うの?」
「もちろん。だから、予防という考えが生まれるんだけどここにはないわね。感染病も特効薬、遺伝病も身体改造。そろそろ死んでもザオリクできるようになるんじゃないかしら?」
「うーん、復活って意味?気づかなかったよ、師匠!それできたらすごく面白いね、医者部門に教えてあげないと」
「教えてもいいけど、医者部門が怒るわよ?「気付いてたけどどうしたらいいかわからないんだ。アイデアある?」って聞かれた時なんて答えるの?」
「……ごめんなさい。分からない、です」
「大丈夫。私にも分からない。それにここの人、その道の求道者じゃない人に怒らないから。むしろ、その手があるかも!って喜ぶから。村作成の段階で他種族OKって言ってたからそこら辺ゆるゆるよ。試したことがあれば『ここ教えるからもっとアイデア頂戴!』って言ってくるから」
「アイデア持って無ければ?」
「知らない。多分『ありがとう!取り敢えず一緒に働こうぜ!そしたらいつか思いつくよ!』だと思うわ」
「……もう病気だね」
「……大丈夫。それはあなたもだから」
「えっ?」
「……んー!ここの住民は宇宙に一番最初に行けるようになるかもね……。私は寝る。長く眠りたいから医者部隊は呼ばないで。瞬間安眠枕なんてどこのドラえもんか知らないけど、ショートスリーパーはあの神輿だから」
「はーい!分かりました!起こさないようにします!!」
○○○
「アダムさーん、いる?」
「うわっ!あなた見るだけで蕁麻疹が出るのよ!来ないで!!」
「……お主、本当にあの人間嫌いになったんじゃな……」
「嫌いよ!嫌い!もちろんですとも!!」
「……本を神聖術に変えるのはやめてくれ?まだ読んでいないのがだんだんと増えてきているのじゃ……」
「安心してくれ。俺の村にはもう活版印刷は存在している。そろそろプリンターできるんじゃなかったっけ?だから、燃えたらまた持ってくるよ。どこでもドア作ってくれたし」
「は?」
「どうしたら、この短期間で人界の半分くらいのサイズの巨大な村に広げられるんじゃ……?」
「人数比で多めな大工さんと土地ベース作り大好きっ子の彼らが作るります。出来上がった奴をターゲットにする土地売買をしたい人がさっさと売る準備をする。俺はサイズと質しか見ないからすぐ売りに出ます。で、どんどん買われて行きます。うちの土地は安いぞー。
それに新しく買いたい人は少しも減らない。土地がいる人って結構いるのね?作物を最大効率で育てたい人、自分の作った武器を見せたい鍛冶屋、自分らの遊び場が欲しい子どもたち。他にはぁー、だめだ今も知ってるメンバーでそれくらい」
「なんで生かす奴を選ばなかったの?その方が力として役立つじゃない?」
「フハハ!文明のベースは多種多様なマンパワーなのさァ。時系列的に教えてやろう。
スタートしたとき目標のサンプルを与えることができたのは一人。教えはやり方はこんな人昔いたの!?みたいな興味関心だけの質問に知識オタクがそうねーって一番似ているんじゃないかって説明していくことしかしてない。それが今でも入村者が増加し続けエックスのエックス乗みたいな状態。いつの間にか俺はただの神輿だった。オモシロ!」
「あなた、バカなんじゃない?」
「バカであることが何の否定材料になると?俺自身、好きな分野以外最低レベル。針レベルのパラメーターだァ、きちんと認めよう!だが、それで構わんだろう?神輿が喋らなくても足が動くように発奮材料注げば前に動く。寧ろできないことはミリ単位もできなくても問題にならない。その分野の人ができることを知っとくだけでいい。真ん中に立ってプロに仕事を任せられる。そしたらいつかは知らんがいつの日か新しいシステムが完成だ。
うちの奴は間に誰もいなくても勝手にいつの間にか始めるけど」
「考え無しというか、人任せというか……」
「俺は坂本龍馬を参考にしてるだけだ。喧嘩していた両者を繋げた彼がすごかったんだ。こっちの村の奴は考えてることが基本『何が作れるかな?楽しみだ』しかないから繋がるの早いよー?三時間寝てただけで新しいことを5個も始めようとしていた時は本当に驚いた」
「あの村での結論は簡単だ。物事の中に俺が存在する必要は微塵もない。働く奴の意欲を削らないこと、作業開始時刻を待たせないこと、そんな所だろうなというわけで動きたい所の準備が必要なの。無理に頑張らせる必要はない。サボりたけりゃサボっていいよ?あっという間に他は進むよって言う自分で自分の尻に火をつけるスタイル。それに乗れない奴は『他に考えることの質が分からんレベルで高い』か『あり得ないほどに多い』か『まさかどちらも?』パターンもありだから。
さて、戦争するんだよね?いつ?どこで?」
「3日後。あなたの村の近く」
「アハハハハ!そりゃ、面白いな!守り甲斐がある。あ、そうだメインのお使い忘れてた……。カディ!」
「いきなり呼ばないで欲しい気はするけれど、何なの?」
「はい!本!代わりにこっちの面白い奴いる?」
「新作!新作できたのね!あなたが誘拐していったから自殺志願者もルールにがんじがらめな存在もいないわね。けれど、少し離れた所にこっちの国の拠点できてるわね、見る?」
「いや、知ってる。誘拐前に視察したらアリスとニアミスした。怪しい存在筆頭な俺にすぐ切りつけちゃって。『うち来る?』って聞いたら怒られた」
「やっぱりバカなのね、こいつ」
「知りはしてたが……まさかここまでとは思わなんだ」
「俺の村ではこれデフォルトだぜ?呼んで飯食って片付けた瞬間に議論が始まる。一回混ざったが途中離脱した。ずっと話し続けて3日後くらいにそれぞれ家に帰る。何ともヤリ切ったような清々しい朝を迎えてるね!」
「……何日保てたの?」
「あの時は三時間保たなかった。神聖術について三日間かけて教えてもらってやっと『どんな話したんだ』で7日間家に帰らず仕事と議論のエンドレス7。結果缶詰になった」
「それはまた……お気の毒ね」
「いや、いい議論だったよ。マジでテンション上がった。これがこの世界かっていう快楽物質は間違いなく出てた」
「因みに何が出てたの?」
「間違いない。テストステロンっつう奴だわ」
「絶対S○Xやったわね。男性ホルモンでしょ?」
「あったりー!んじゃ、俺帰るわ。今から君らの言う悪の国に侵入して将来有望な奴を誘拐してくる」
「行ってらっしゃーい」「どう見ても犯罪者よね、もう会いたくないわ」
皆さん、自分たちが住んでいるところの頭領がどっかから来た人だったらきちんとした理由がないと許しませんよね?という訳で、村作りました。(手伝ったけど)自分で作らず、(誘拐して集めた)けど住民が作ったのでユナイタルリングではないというやり方で。
カディ=カーディナル、アダム=アドミニストレータ
意外とこのあだ名好みです。
書いている最中、アダムさんが邪ンヌに見えてきてこれも声優のおかげかという理由で前話のタイトルアレになりました。後悔はしてないがもう少し何かなかったのかと懺悔中です。
というわけでカーディナルも死なず、アドミニストレータも死なない。なら、揃えておくべきかとあの隠れ場に2人とも入れ込みました。ここなら目一杯議論を楽しんでくれ?
オーディナルスケール編、見たい?
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YES
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NO