瀬笈葉を愛しすぎてる人が鬼滅の世界に転生して植物のような特異体質を得て日輪刀を食った話   作:カラー・ロザリオ

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前回と前々回を少し修正しました。
東方自然愈を知らない人が多かったので近々東方自然愈がどんな作品か大雑把に書きます。


お姉ちゃん

「日の光を蓄える体質になったのはいつ?」

「三週間前だね」

「日輪刀が届いたのは?」

「三週間前」

「私の日輪刀はどこに言った!」

「君のような勘のいい人は嫌いだよ」

「やりやがったなこのやろう! 新しい日輪刀が届くと知って! 私の日輪刀を食ったかなにかしたな! 」

「そこに可能性があるならやりたくなるだろう! 虹霓も特異体質ならわかるだろう? 虹霓もどれぐらい毒の強さや量があれば力が上がるのか。同じだ! 虹霓も俺も! 」

 

この後全力で謝罪した。今は藤の家紋で休暇です。俺があのときの人だと教えたらびっくりされました。髪の色が違う時点で驚くわな。

 

「食事の用意が出来ました」

「「わかりました」」

 

二人で食べる。久し振りにこんなに旨いの食った気がする。浅草でうどん食ったか。ずっと自然育ちだったから、こういう食卓のご飯は旨い旨い。

 

「だいぶ治ってきたね」

「俺は明日には任務かな」

「完治するの早くない?!」

「いやぁ、体質のおかげで栄養のある土と水があれば怪我が早く治るんだ」

「ずるい! 私なんて毒があっても治りが遅くなるだけなんだけど! 」

 

なんやかんやで虹霓とは仲良くなった。敬語もいらない程度には。

 

「そう言えば私はお姉ちゃんだ! とか言っていたけど弟か妹がいるのか?」

「いや? いないよ? いるのは兄」

「は?」

 

え? どういうこと? いないって、じゃあ私はお姉ちゃんだ! てなに? 兄を負かしたとも言ってたけど、どゆこと?

 

「毒で強くなるって言っても、拒絶反応だからどうしても痛みや痺れとかが伴うから、最初は苦しくて耐えられなかったの。だから兄より強い私は耐えられる! と思ったんだけど無理で、どう考えれば良いのか迷ってたらもし私に弟か妹がいたらって考えたら私が守らなきゃって、兄より強い私は心強いお姉ちゃんだ! 頼りになるお姉ちゃんだ! て思ったら耐えられるようになったから、とても痛い時や苦しいときは声に出して意地を見せてる感じかな」

 

苦しみや痛みを伴うのか……戦ってる間、それも毒が強ければ強いほどに痛みや苦しみが伴う。平気になるには、どれほどの苦痛を味わったんだろう。剣技がダメになるのもわかる。

 

……ん?

 

「実は妹がいない? 仮にいたとしたらその人は血の繋がっていない他人。 紫髪? お姉ちゃん? 毒? 一週間世話をしてくれた? 虹霓?」

「どうしたの? ぶつぶつ言って」

「あーーーーーーーー!!」

「いきなりどうしたの?!」

 

俺は、俺は! とんでもない人が今目の前にいる! ここまで共通点が多いなんて! これは! 言うしかない!

 

「これからはお姉ちゃんと呼ばさせて頂きます!」

「ええ?!」

 

この人はまさに虹霓文花だ! 俺はまさに瀬笈葉だ! これは姉弟(きょうだい)になるしかない! いや、姉妹になるしかない!

 

「…………」

「あれ? おーい」

 

お姉ちゃんが固まった。表情が虚無感になってる。流石にまずかったかな。確かに、実際まだ三週間しか会ってないし。でももう俺の中で虹霓がお姉ちゃんにしか認識できなくなった。

 

「もう一度」

「?」

「もう一度、言ってくれない」

「お、お姉ちゃん」

「……」

 

なんだ、表情が虚無感で何もわからない。良いのか? 悪いのか?

 

「お姉ちゃん……お姉ちゃんかぁ、えへへ、私はお姉ちゃん。もう一度お姉ちゃんって言ってほしいなぁ」

「お姉ちゃん」

「良く言えました」

 

緩んだ顔で俺の頭を撫でる。この瞬間、一人っ子でコミュ症前世、自然暮らし一人っ子の今世の俺に人生初めてのお姉ちゃんからよしよしされたことにより、俺の甘えたい欲望が爆発しようとした。しかし、それと同時に葉ーたんが脳内に現れる。葉ーたんは強くなったとき、誰かに甘えただろうか、いや違う。誰かに支えもらった。隣に立ってもらった。

欲望と葉ーたんが頭のなかでグルグルして、俺がたどり着いた結論は。

 

「……」

 

虚無。。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はっ?!」

 

いつの間にか布団で寝ている!

 

「あ、元に戻った」

「……?」

 

あれ? 何か布団近くね? 何で同じ部屋で寝ているんだ? 男女が一緒の部屋はまずいからって別室で寝てなかったっけ? 俺ら。

 

「いきなり表情が無になって、何の反応もしないし、びっくりしちゃった」

「人生初めての姉に、あまりにも感動して……感動を通り越して無に達した」

「え、お姉ちゃんと呼んでくれないの」

「そこまで悲しい顔する?!」

「呼んでくれないんだ」

「お姉ちゃん!」

 

一瞬にして満面の笑み。ヤバイ。今気づいたけどこの人美人だ。お姉ちゃんじゃなかったら性欲が爆発してた。お姉ちゃんだったから異性として見なかった。

 

その日は寝た。久し振りに東方自然愈の夢を見た。前世では何週もしたゲーム。だから鮮明に覚えている物語。主人公である葉が、お姉ちゃんである文花を退治する場面。文花が嘘をついて、妹である葉に退治されようとする場面。瀬笈葉と言う存在に近づいている今世の俺はたまに葉が隣にいてくれるような錯覚を起こす。俺の中では()()()()()として認識してしまっている。その為、悲しいと泣いていた物語が今では耐えられない物語に感じて、夜中に目を覚ました。

目を擦らなくてもわかる。泣いていた。

 

「大丈夫? うなされてたけど」

 

優しく、心配そうに声をかけてくれる。もしも、瀬笈葉と同じお姉ちゃんを倒すことになったら。お姉ちゃんが鬼になって、俺が頸を取りに行くことになったら、そう考えると、体が震える。絶対に足がすくむ。仮定の話で震えているのだから。止まらない。

俺は夜中に起きたらまた寝ても同じ夢かその続きの夢を見る。物語を知ってるから、それを見るのが怖い。

 

「大丈夫。大丈夫。安心して」

 

虹霓が俺を抱き締める。安心させるために。

 

暖かい。震えが止まった。

俺自身は弱いんだ。自分は瀬笈葉だと言い聞かせてたから強がれただけなんだ。弱いから、泣いてしまう。甘えてしまう。でも今は甘えたい。この温もりを感じていたい。

 

心から素直に甘えると、自然と眠りについた。心地よい夢を見た。

 

次の日。お姉ちゃんとは文通の約束をし、任務へ出掛けた。その先は、那田蜘蛛山。入る前に十人の鬼殺隊と合流した。

足がすくむ。このタイミングでこの山。つまり、十二鬼月の一人、累。この人達は、村田さんを除いて全員死ぬ。

助けられるだろうか。弱い俺に……いや、俺は瀬笈葉だ。強い瀬笈葉だ! やってやる! 全員助け出してやる!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




李慈露虹霓特異体質

毒を取り込むと体が拒絶反応を起こし痛みや痺れを伴うかりに異常な程の力が出る。毒が強く多いほど力は強くなる。その代わり発熱するので体温が41.0度を越えれば自身の命に関わる。
鬼の血も毒の対象になる。が、あまりにも多いと拒絶が間に合わず体が変化し始めてしまい、それを拒絶するので自身の体を破壊してしまい 死ぬ。
後で物凄い疲労感に襲われる。

読者の皆さんは東方自然愈、瀬笈葉を知っていますか?

  • 知らない。
  • ちょっと聞いたことがある程度
  • ゲームはやったことないけど動画とかで
  • ゲームやったことあるから物凄く知ってる。
  • 愛してる。好き。幸せになってほしい。
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