瀬笈葉を愛しすぎてる人が鬼滅の世界に転生して植物のような特異体質を得て日輪刀を食った話   作:カラー・ロザリオ

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衝撃の事実?


上手くいかない世界

「取り消さない! 俺の言ったことは間違ってない! おかしいのはお前だ!」

 

間に合った! まだ始まったばかりだ。

十二鬼月の累、炭治郎と二人ならきっとやれる!

 

「水の呼吸 壱の型 水面斬り!」

「炭治郎! そいつの糸は硬い! 斬るな!」

 

間に合わなかった。炭治郎は勢いよく刀を振るも糸を斬れず刀は折れる。

 

「炭治郎!」

「然葉よせ! この糸は」

 

糸の迫る炭治郎の前にでる。そして光輪刀で糸を斬る。

累も炭治郎も驚いていた。

 

「なにそれ」

 

累は表情を変えずに聞く。さっきの鬼も、毒の鬼もそうだったが、どうやら光輪刀の日の光じゃ鬼は本能的に恐れることはないらしい。

だがそれがわかった所でなんだ。おいとけ、いる思考だけを巡らせろ。

 

「光輪刀の誤法、お前の糸なんて斬るのは容易いぞ」

「……へえ、刀が光るんだ」

「然葉の日輪刀から日の光の匂いがする!」

「日の光、僕の糸が斬られるのはわかった」

 

日の光がある。だから累は俺を警戒する筈だ。集中すれば糸の速度に追い付ける。追い付けさえすれば糸は斬れる!

 

「?!」

 

糸の数も、速度も、炭治郎より上?! 俺には手加減されないんだ。

 

「葉の呼吸 二枚目 虫食い黄葉!」

「へえ、刀に頼るかと思ったら、動きもいいね」

「くっ! 」

 

俺に攻撃が向いているおかげで炭治郎への攻撃は避けれるレベルだ。だが、俺の方が結構きつい! 糸を一本でも斬り損ねたらそこから一気に崩れる。

 

「然葉! 後ろだ!」

「三枚目 悲しき落葉!」

 

危なかった! 炭治郎が言ってくれなかったら確実にやられてた! だがこのままだと頸を取りにいけない! 近づいたら炭治郎にやっている糸も全て俺に来る。そうなれば対処できない! いや、ある!

折れた刃を拾う。

 

「全集中・葉の呼吸 双葉 緑暴風!」

「そんなことしたら然葉の手が!」

 

炭治郎の言うとおりだ、刃しかないからその部分を持つしかない。血が出る! だがより多くの糸を斬れる。二本分の日の光を使うが。

 

「うおおおおおおお!」

 

やれ! やれ! 糸を斬れ! さらに近づけ! 全てぶったぎれ!

 

「?!」

「終わりだぁぁぁ! 風揺られの扇!」

 

目の前にこれた! 糸で防ぐことは不可能! 頸を取った!

 

「え?」

 

……しまった? 一歩下がられた。まずい! 両腕とも振りきった! 新しい糸が! いや、捻りを入れろ!

 

「六枚目 魅惑の花吹雪! あ!」

 

足がもつれた?! 切られる? 死ぬ……なんで、こう上手く行かないんだ。

 

「然葉!」

 

炭治郎に引っ張られた。後ろに跳んでくれた。おかげで距離もとれた。でも、()()()()()()()()()()()()()。糸が迫る。俺が上手くやらなかったから、二人とも死ぬ? 今二人でじゃなくて、いけると思って一人で言ったからだ。炭治郎の呼吸が深く整うのを待てばよかったんだ。炭治郎の生生流転は糸を斬れる。もっと確実にいけた筈なのに、焦ったから……もう、蓄えた日の光が殆ど残ってない。

 

「禰豆子!!」

「?!」

 

俺達は切られてなかった。死んだと思った。禰豆子が守ってくれた。でも、血だらけになった。俺のせいで……

 

「禰豆子……禰豆子! 俺達をかばって……ごめんな……」

「……すまない……俺のせいで、妹が……」

 

左手首が千切れかけている。いや、右手首も、右足首……原作より糸の数が多かったから、さらに深い傷……

 

「兄弟か?」

「だったらなんだ!」

「妹は鬼になってるな……それでも一緒にいる……妹は兄を庇った……身を挺して」

 

考え込む累……わかってる。次のセリフも

 

「本物の"絆"だ!! 欲しい……!!」

「ちょっちょっと待って! 待ってよ!お願い私が姉さんよ! 姉さんを見捨てないで!」

 

わかる。ここのやり取りも、姉が頸を切られて他の鬼殺隊を殺しに行く。全部知ってる。炭治郎に妹の禰豆子を頂戴と言って、炭治郎は拒否する。わかってる。でも、俺にはどうすることもできない。恐怖に打ち勝っても、どんなに考えても、勝てない。さっき証明された。俺にはどうすることもできない。

 

 

 

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

あ〜あ。炭治郎も追い詰めるも頸を切る前に自ら頸を斬られて倒せずに終わる。父さん鬼との戦いで義勇さんが来ないことはわかってる。炭治郎も、俺も、殺される。しのぶさんが来てくれるかも知れないが間に合わない。もしかしたら伊之助も死ぬかもな……終わった。

 

原作に介入してより悪い結果にして、無責任にも死にました。無惨も倒せずに未来が悪化しました。鬼滅の刃バッドエンドの出来上がり。

 

「ふざけるのも大概にしろ!!」

「?!」

 

ふざける? いや、違う。俺はふざけてない。頑張った。頑張ったさ。でもこれだ。俺は人を助ける強い器も度胸もない。存在しない人物を思い浮かべて、それを心の支えにして、ばかみたいだ。俺自身はなんもない。ヒーローになりたかったただの哀れな人だ。

 

『然葉さんは哀れな人じゃありません』

 

葉、か。いや違う。俺が作り出した俺にとって都合の良い葉に似た人格。励ますのは当たり前だ。けれどもういらない

 

『然葉さん! 』

 

いらないって言っているだろう。心のそこからもう諦めているんだから。いらない。

 

『なら……諦めても良いので聞いてください。確かに然葉さんは、恐怖に打ち勝っても、希望を持っても、同じ状況に、それ以上に悪い結果になりました。でもそれは然葉さんが優しかったからです』

 

俺が優しい? バカを言うな。俺は優しくない。優しいのは"瀬笈葉"だ。俺じゃない。

 

『然葉さんが優しくなかったら、誰も助けないですよ』

 

それは瀬笈葉だったら、そうやるだろうと。俺は瀬笈葉に限りなく近づいてる。髪も体質も。俺自身が瀬笈葉ならそうやると。でも俺自身は心のそこでは違う。

 

『もしも誰かの真似でしたら、もっと良い結果を見いだせたかも知れないです』

 

どういうことだよ。おい! どういうことた!

 

『誰かを助けられなかったとき、然葉さんは心から悔しがっていました。知っていた漫画よりも、目の前の植物達を信じてくれました。それは然葉さん自身が心から優しかったからです。もしも優しくなかったら、もっと冷静に考えて、もっと良い判断ができたと思います』

 

俺が優しくてもなんだよ。悪い結果には変わり無い。もう放っておいてくれ。

 

『私も冷徹でしたら、道中もっと良い判断ができたかもしれません。でも私は優しい性格にしてもらったから霊夢さんや魔理沙さん、皆に支えられました。皆がいたから道中心が折れそうになっえも前に進めました。目の前の事も全て、大変でも解決できました』

 

………………

『ヒーローは最後まで諦めません!』

 

?!

 

『前言撤回します! 諦めた然葉さんは哀れな人です! ヒーローになれなかった哀れな人! 女の私でも最後までやりきりました! 男ならもっと最後までやりきってください!』

 

瀬笈葉はそんな事言わない。瀬笈葉かそんな事を言うイメージは持っていない。

 

『私は然葉さんの作り出した人格ではないです!』

 

え?!

 

『よくわかりませんが、漫画の世界に転生するんですよ! ゲームの世界から転生してもおかしくないです!』

 

ええええええええええ?! てことは、瀬笈葉の魂が俺の体にあるってこと?!

 

『私は主人公です! 炭治郎さんも主人公です! ヒーローも主人公です! ここに三人も主人公がいるんですよ! 諦めなければ絶対に上手く行きます!』

 

はは、葉が俺の記憶にある漫画に影響されていやがる……そうだよな。世界に一人の転生者なんて、主人公要素バリバリじゃねえか。原作を知っている俺は皆を助けられる可能性があるヒーローだ!

 

ありがとう! 葉! 俺はもう折れない!

 

『はい!』

 

 

 

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

 

「葉の呼吸 八枚目 葉葉輪廻!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




累に言った「ふざけるのも大概にしろ!」が然葉は自分に言われたように感じました。

読者の皆さんは東方自然愈、瀬笈葉を知っていますか?

  • 知らない。
  • ちょっと聞いたことがある程度
  • ゲームはやったことないけど動画とかで
  • ゲームやったことあるから物凄く知ってる。
  • 愛してる。好き。幸せになってほしい。
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