瀬笈葉を愛しすぎてる人が鬼滅の世界に転生して植物のような特異体質を得て日輪刀を食った話 作:カラー・ロザリオ
十二鬼月である累を倒した。二人でとは言え、癸の剣士が倒したんだ。だがまだ終わっていない。義勇さんは来てないがしのぶさんが来ている。植物が言っている。ここから一刻でも離れないと。
禰豆子の箱を持って炭治郎に呼び掛ける。
「炭治郎、柱が来ている。義勇さんじゃないから見つかれば禰豆子の頸をとられる可能性がある。逃げるぞ」
「わかったありがとう。禰豆子」
禰豆子が炭治郎の所へ来る。
「禰豆子、ちょっといいか」
俺は逃げる。箱を背負って。炭治郎はいくら癒しの匂いで動けるとはいえ箱を背負う体力はない。箱は累の衣服を結んで一時的だが背負えるようにした。
「ちょっと良いですか?」
上から不意に声をかけられる。植物の伝達速度よりもしのぶさんの方が早い。
「貴方は、蟲柱の胡蝶しのぶさん。俺は階級癸、翡翠島然葉です」
「私の事を知ってくれているんですね。では伺います。背中に背負っている箱は何ですか?」
「ただの箱です。それ以上でもそれ以下でもない」
「ではどうして箱から鬼の気配がするんですか?」
「さあ、この箱は空っぽですよ。紐が千切れてしまって暫く置いていたんです。この山には鬼が複数いたので、興味を持って遊んでたら気配がくっついたんじゃないかと思いますね」
「では中身を見せてください」
「嫌です」
互いに笑顔で進む会話。
「この箱は(炭治郎の)宝物でして、誰にも手をつけられたくないですし他人の我儘で開けたくも無いです」
「我儘ではありません。鬼殺隊として、中身を見せて欲しいんですよ?」
「だから空っぽといっているじゃないですか。ほら、何か入っていたらただでさえ大きい箱、こんなには動けないですよ」
俺はその場でジャンプをする。正直いってきつい。呼吸で無理矢理動かしているのだから。葉の呼吸だから動ける。葉の呼吸じゃなかったら動けなかった!
「俺に構わず鬼を狩りに行ったらどうですか? まだ白い髪の鬼が残ってます」
「それなら先ほど殺しました。ですがそうですね、貴方の言うとおり構わず鬼を殺しましょう」
しのぶさんが刀を抜いた瞬間、俺も刀を抜く。しかし、既に横から箱に刺されていた。
「?!」
速すぎる?! いくらなんでも、これが柱の実力。見えなかった。
しのぶさんが箱から抜くと血がついていた。すまん! 炭治郎!
「鬼殺隊同士で刀を抜くのは御法度ですよ? 知らなかったのですか?」
押さえ付けられる。しのぶさん。は柱の中で力がないって設定だけど嘘だろ! 力負けしてるんだけど!
「俺は箱を守ろうとした。ただの正当防衛だ。鬼殺隊としてではない。それに先に抜いたのは箱を壊そうとしたしのぶさんの方です」
「私は貴方に構ってませんよ? 鬼に刺そうとしただけです……」
しのぶさんが箱を開けると、内側に血がついているだけで何も入っていなかった。
俺は禰豆子と炭治郎に頼んで禰豆子の血を内側につけた。嫌な顔をされたが柱が近づいている以上、時間稼ぎをする何かが必要だ。長時間禰豆子が入っていた箱だ。血があるだけでも充分に鬼の気配はする。
すまん。箱に穴が開いた。
「だから言ったじゃないですか。空っぽだって」
「どこにいるんですか?」
「何の話で」
「鬼はどこにいるのですか?」
殺気を感じる。俺に向けられている。刀を横に突き立てられている。今度は正直に喋ろう。
「…………鬼は俺と同じく鬼殺隊階級癸、竈門炭治郎がつれています。どこにいるからわかりません。ですが、あの鬼は炭治郎の妹です」
「まあ、妹が」
「ですがその鬼は二年間人を食べていません」
「鬼が二年間も食べないなんてことはあり得ません。ですが貴方は炭治郎さんの兄弟ではないのに庇っています。何か自身で確信している理由があるんですか?」
確信している理由か、原作を知っている。植物の情報網、言えることはある。だけど、
「禰豆子は血を流しても目の前にいた俺と炭治郎を食うどころか鬼から守ろうとしてくれた。実際禰豆子がいなかったら死んでいた。それに、炭治郎は嘘をつくような奴じゃない!! 優しい人なんだ! 俺は炭治郎の言うことを信じる!」
しのぶさんの顔色が変わった瞬間、鎹鴉が飛び回る。
「デンレイ! デンレイ! タンジロウ! ネズコ! リョウホウヲコウソクシ! ホンブヘツレカエルベシ!」
俺の時間稼ぎは終わった。俺の名前も上がるかと思ったが俺はあくまでも箱を背負っているだけの別行動の人間だからか。
「ふう、特殊な鬼だから殺さずに何らかの対処をすると思ってたから時間稼ぎして正解だった。だが、まだ終わっていない。しのぶさん、俺と取引しませんか?」
「取引ですか?」
「はい。要求は、柱として鬼の禰豆子を認める事と鬼を連れていた炭治郎の無罪を主張する事です」
「では貴方は何をくれるのですか?」
のったのか? それとも話を聞くだけなのか?
「俺の血です。俺は日の光を吸収し、蓄えられる体質です。そんな俺の血は日の光が含まれていて鬼にとってはどうしようもできない猛毒です」
「嘘をついている、訳ではなさそうですね」
調べられればすぐにわかること。俺はしのぶさんを知っているしそれもしのぶさんはわかっている。だから嘘をついても意味がないことは相手にも伝わっている。問題は承諾してくれるかどうか。
「わかりました。しかしまだ承諾してません。今回の件はおそらく柱合会議で話すことになるでしょう。そこで禰豆子さんが人を襲わないことを確信できたらの話です」
俺は安堵する。これで良い。少なくともしのぶさんは義勇さんの影響を受けていると思う。義勇さんが"守ろうとする"程の鬼。だから炭治郎達を自分の屋敷で治療させたと思う。だけど今回はそれがない。柱合会議で知ると思うが念のためだ。だがこれで確実に炭治郎達は助かる。
ああ、呼吸が出来なくなってきた。ずっとしてたから流石に限界か。でもまあ、休めるしいっか。
呼吸をやめた瞬間、お父さん鬼との戦いの怪我、長い間呼吸を止めなかったこと、さらには深緑の呼吸をしたことによる反動や疲労が全て一気にきた為に気絶した。
然葉の体質は柱の中でも特にしのぶさんに影響を与えるのでタグにつけました。
読者の皆さんは東方自然愈、瀬笈葉を知っていますか?
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知らない。
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ちょっと聞いたことがある程度
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ゲームはやったことないけど動画とかで
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ゲームやったことあるから物凄く知ってる。
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愛してる。好き。幸せになってほしい。