DOG DAYS ~龍の力を持つ土地神~   作:終わり無き夜空

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3話

そこに現れたのは数百年前と数年前に知り合った剣士【ヒナ・マキシマ】と【ユキカゼ・パネトーネ】がいた

 

「久しぶりですね。ヒナ、ユキカゼ」

 

「「っ!?」」

 

「まぁ驚きますよね…」

 

「ナハト…お主は姫さまとレオ様を魔物から守り死んだはずでござる」

 

「ござる……ござるね…フフ」「わ、笑うな!」

 

「ふふ、ごめんなさい。ヒナ でも今の私は時間がないんです」

 

そうして、私の体は徐々に消え始めるするとその時レオとミヒルがヒナとユキカゼの元に現れたこれにはさすがの私も驚いた二人も驚いた顔をして目には涙を浮かべていた

 

「……ナハトお兄様」「……兄上」

 

「やぁレオ、ミヒル数年ぶりですかね?」

 

「ナハトお兄様……わ、私はお兄様を……」

 

私はミヒルとレオに近づき中指と人差し指の二本でミヒルのおでこにトンっと当てた

 

「ミヒルとレオのせいではないですよ。あれは私がしたことですよ」

 

「「……」」

 

「フフ、後一年……一年待ってください。そうすれば私は帰ってこれますから」

 

そういい、私はレオとミヒルの頭を優しく撫でて安心させたそうすると二人は泣いてしまったが私はあの日と同じように尻尾で二人を包み抱き寄せ再び頭を撫でた

 

「ヒナもユキカゼもね」

 

「「…////」」ナデナデ

 

「それでじゃ、また一年後に会いましょう」

 

そうして私は完全に消えた。そしてレオはガレットへミヒルはビスコッティに戻り魔物のことを国民に包み隠さず話したレオはその時のこれまでのことを詫び謝罪した国民たちはレオを許した。そうして一段落したと思う気や【発明王】である【リコッタ・エルマール】が見つけた、【召喚勇者】を“元の世界へ帰還させる儀式”であるただしこれには4つの条件があるそれは【儀式は召喚主が行う】【儀式は勇者を召喚後16日以内に行う】【勇者は品物だけでなく経験・記憶なども含めフロニャルドで得たものを元の世界に持ち帰ることはできない】【“送還した勇者を再びフロニャルドに召喚することはできない”】とゆうものだった。そしてビスコッティとガレットのみんなが集まりシンクを見送りに来ていた

 

「シンク…本当にありがとうございましたシンクのお陰でビスコッティは救われました」

 

「ううん!僕がやりたくてやったことだしそれに楽しかった!こちらこそありがとうね姫様!」

 

「……はい…」「……また……またこのフロニャルドに来てもいいかな?今度は僕の友達も連れて!!」

 

「はい!ぜひ!」

 

そうして勇者シンクを地球に送還後、この儀式が勇者とフロニャルドとの関係を断ち切る方法であり、次の条件を満たすことで再召喚可能な【“一時帰還”】に変更できることがリコの頑張りにより判明する。その条件とは、【1、送還から再召喚までは91日以上空ける】【2、召喚主以外の3名以上に、“また来る”という誓約とともに勇者が身につけていた物(内容は問わないが、勇者が自身の居た世界から持ち込んだ物の方が良い)を預けておく】【3、召喚主に対しては、勇者と召喚主の名前が書かれた約束の書と誓約の品を渡しておく】という3つで、フロニャルドでの記憶を甦らせることも可能となる。

 

「ふふ、よかったですねミヒル さて、私もそろそろ準備しましょうか“ここから出るために”」

 

ナハトが居る所は死ぬ気の炎で作られた虹色の結晶でかなりの力を使わないとこの結晶からは出れないでもまだ時じゃない……

 

「約束はちゃんと守りますよ。それまで……おやすみなさい」


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