帰宅部女子高生、ゲームで遊ぶ。   作:ジョン5

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ミリオンミニゲーム2

「……へぇ……ふぅん」

美子はミニゲーム選択画面のページをめくりながら呟いた。

「……おい」

江奈が言った。

「ん、何よ?」

「かれこれ10分ぐらいページ移動繰り返してるんですけど」

「マジかよ! すまん、つい夢中になっちまった。いかんせん種類が多くてな」

「まあ、無理もないけど。なんか、ジャンルで絞ったりできないのかしら?」

「確かにそうだな……ん、この右上のやつなんだろ?」

「え? ……「ジャ」って書いてあるけど」

「選択してみよう」

美子は「ジャ」と書かれた箇所にカーソルを合わせて、ボタンを押した。

「あ、ジャンル選択画面になった」

「分かりづら! 不親切にも程があるわ!」

「まあ、落ち着けよ。何か見たいジャンルあるか?」

「ええ? ……じゃあこのコマンド入力って奴で」

「……また地味な奴を」

「わ、悪かったわね」

「まあ、いいけど」

そう言うと美子はコマンド入力ゲームの中から、ひとつのゲームを選んだ。

「そこは即決なのかよ! 何、選んだの?」

「早打ちガンマン2ってやつだけど?」

「何でミニゲームにナンバリングあるんだよ!」

ミニゲームが開始した。

 

「おっ、何かサボテンだらけの背景が出てきたな。いわゆる、あれだなあれ……何だっけ?」

美子が言った。

「……西部劇?」

江奈が尋ねた。

「そうそれ」

「そんぐらい、パッと出てきなさいよ、もう」

「ドンマイドンマイ。ん? 何か変なオッサン達が出てきたぞ」

「オッサンって……敵のガンマンに決まっているでしょ」

「そうなのか? ……おっ?」

 

『ゲーム説明! 画面に表示されたコマンドを素早く入力して、変なオッサン達を倒そう!』

 

「何で変なオッサン達呼びがオフィシャルなんだよ!」

「何だ、ウチあってたんじゃん」

「……相変わらずのイレギュラーっぷりね。あんたのおばさんの世代のセンスどうなってんのよ」

「まあ、それは本人の服のセンスが物語っているよ」

「……やっぱ服のセンスないのね。あっ、始まるわよ」

「よし」

 

『早打ち勝負……スタート!』

 

「おっ、コマンドが出たな。えーと……ああああ」

「え? どうしたの急に?」

「ん? コマンド入力しただけだけど」

「コマンド?」

江奈は画面に目をやった

「いや、AAAAだろ! 何でアルファベット読みすんだよ!」

「ああ、そっちか」

「いや、普通そっちでしょ。びっくりした急に適当につけた主人公の名前みたいなこと言い出すんだもの」

「すまんすまん。おっ、ガンマン……じゃなかった。変なオッサン達を倒したぞ」

「いや、そこ訂正しなくていいから」

二人はしばらく、ミニゲームで日頃の疲れを癒した。

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